- 看護知識
Ⅰ.はじめに がんの緩和ケア期における家族ケアは、患者さんの死後の家族の状態にも影響を与える可能性があるため、患者さんの様子だけでなく同時に並行して家族へのケアも重要になります。 患者さんの存命中からの家族への介入(喪失への介入)が、患者さんを喪った後の家族の悲嘆を軽減する可能性は大いに考えられます。Ⅱ.患者さんの概要A氏:41歳 子宮が...
- 看護知識
医療者が患者の治療・ケアを行ううえで、患者の考えを理解することは不可欠です。そこで、患者の病いの語りをデータベースとして提供しているDIPEx-Japanのウェブサイトから、普段はなかなか耳にすることができない患者の気持ち・思い・考えを紹介しながら、よりよい看護のあり方について、読者の皆さんとともに考えてみたいと思います。家族介護者の抑え...
- 看護知識
セルフマネジメント能力向上へのアプローチ自己効力感理論でセルフマネジメントを実現 セルフマネジメントとは「疾病を抱えた人が指示された行動を守ること」で、セルフケアは「日常生活行動の全般」のことです。指示された行動を守るとは、即ち生活における行動を変える必要が生じます。そして、患者自身が「自己管理を行おう」と心に決め、行動変容をすることが重...
- 看護知識
医療者が患者の治療・ケアを行ううえで、患者の考えを理解することは不可欠です。そこで、患者の病いの語りをデータベースとして提供しているDIPEx-Japanのウェブサイトから、普段はなかなか耳にすることができない患者の気持ち・思い・考えを紹介しながら、よりよい看護のあり方について、読者の皆さんとともに考えてみたいと思います。 医療者の一番の...
- 読み物
「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。 今回のトピック 5年目、看護師です。外来にて今日患者の採血時に、付き添い家族から、「あなたは新人?」と聞かれました。「私は5年目です、新人にみえますか?」と笑顔で返したところ、「もう少し手前から針を刺入すればよ...
- 看護知識
家族へのグリーフサポートが必要な3つの場面について解説します。▼エンゼルケアについて、まとめて読むならコチラエンゼルケア(逝去時ケア)とは?目的・手順など場面1 臨死期 臨死期には、予期悲嘆を理解して関わることが必要です。患者さんの予期悲嘆に対しては、精神的サポートや配慮が行われますが、家族の予期悲嘆についても、同様の配慮が求められます。...
- 掲示板
現在入院している患者の家族で、とても癖が強い方がいます。娘で、看護師です。私たち病院の看護師が勤務状況の繁忙などでやっていないこと(口腔ケアなど)をオーバーテーブルに紙を置いて、あれがやってない、これはこうしてといちいち細かくメモを書いていく家族なんです。嫌味っぽいような印象です。ティッシュの位置でさえ細かく指摘してメモを残していくような...
- 看護知識
認知症本人やその家族介護者の思いを知って、看護に役立てようこの本は、ディペックス・ジャパンが運営するウェブサイト「健康と病いの語りデータベース」に収録されている中から厳選された200の語りを紹介しています。ディペックス・ジャパン(DIPEx-Japan)とは、英国オックスフォード大学で作られているDIPExをモデルに、日本版の「健康と病い...
- 看護知識
日々の看護のなかに意外に多く潜んでいる倫理的問題。それらの解決のためには、倫理的問題に気づくセンスが欠かせません。今回は、家族が患者本人に告知を希望しないケースを通して問題を掘り起こしてみましょう。▼看護師のコミュニケーションとマナーについて、まとめて読むならコチラ看護師のコミュニケーションとマナー病名も病状も知らないままで本当によかった...
- 読み物
「ラウンジ☆セレクト」は「ラウンジ」で盛り上がった話題と、そこに寄せられたみなさんのご意見を紹介しています。 今回のトピック すべての行動が過剰な患者家族が病棟にいます。ボイスレコーダーを病室に仕込んだり、使用している薬や患者の状況をデジカメでとる、それを病室で自前のパソコンにまとめるという行動を毎日取っています。この...