まなび
  • 公開日: 2018/3/30
  • 更新日: 2019/2/7

「脳腫瘍」の看護事例を見てみよう

臨床看護シミュレーションアプリの「ほすぴぃ」では、様々な疾患を持つ患者さんの臨床看護を体験できます。
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ここでは脳腫瘍の患者さん、べに華さんの入院前看護を少し覗き見してみましょう。
こんにちは!
わたしの名前は「こなす」、ほすぴぃで看護師さんに寄りそうプリセプターのような妖精のような存在。
これからよろしくね!
まず、基本的なことを確認しよう。
看護過程で大切な「SOAP」。何か分かる?

【S】主観的情報。患者さんの話など。
【O】客観的情報。観察・検査など。
【A】アセスメント。分析・評価。
【P】看護計画。

それではこの患者さんの入院前の様子を見ていこう!

脳腫瘍の患者さん「べに華さん(58歳)」

2ヶ月前くらいから右手で何かつかもうとすると力が入らなくなりました。
そのときは疲れてるからだと思って、そんなに気にしてなかったんです。
でも日が経つにつれて、どんどん力が入らなくなって…。頭痛もひどくなってきたんです。
気になって受診しました。
2ヶ月前より右手に脱力感あり改善せず。
頭痛あり。
クリニックを受診。
脳疾患の疑いにて本院脳神経外科を紹介される。
脳神経外科受診。
CT、MRI検査実施。
左大脳半球に2cm大の悪性腫瘍あり。
原発性で神経膠腫(グリオーマ)の膠芽腫(こうがしゅ)と診断された。
入院にて脳腫瘍摘出術をおこなう。
🍸 解いてみよう!
ここで1問。
脳腫瘍の種類について間違っているものはどれかな?

①膠芽腫:腫瘍は浸潤性に急速に増大する

②髄膜腫:脳実質内にできる腫瘍で、手術ですべて取り除くことが難しい

③下垂体腺腫:腫瘍が視神経を圧迫し、両耳側半盲となる

④神経鞘腫(聴神経鞘腫):顔面神経麻痺が生じることがある


解説するね。
[1](×)膠芽腫は浸潤性に急速に増大するから、数週間~数ヶ月で頭蓋内圧亢進症状が進行するよ。
[2](○)髄膜腫は脳実質外にできる腫瘍で、手術では全摘出が可能。
[3](×)下垂体腺腫が増大すると視神経を圧迫して、視界の外側が見えない両耳側半盲となるよ。
[4](×)聴神経と顔面神経は隣接しているから、神経鞘腫(聴神経鞘腫)では難聴や耳鳴のほかに、顔面神経麻痺を生じることがあるんだ。
脳腫瘍は発生した部位に応じた症状が出る。
べに華さんは神経膠腫の膠芽腫と診断されたね。症状は、頭痛、右手に力が入らない…。症状の原因はどんなことが考えられるだろ?
頭蓋内圧亢進による頭痛が考えられるよ。
また、腫瘍が脳を圧迫していることで右手に脱力感が出ているようだね。

腫瘍に悪性良性があるのは知ってるよね。
神経膠腫は臨床的にはすべて悪性に分類されるんだ。浸潤性発育と言って腫瘍細胞が脳に染み込むように広がってしまう。手術で取り切れないことが多いから悪性とされるよ。

べに華さんは悪性だったけど、良性の脳腫瘍であればそのままにしても問題ないのかな?

たとえ良性であっても腫瘍が周囲の脳や神経を圧迫して、頭蓋内圧亢進を起こす危険がある
頭蓋内圧亢進があると頭痛嘔気嘔吐意識障害痙攣などの症状が出るよ。

脳腫瘍の治療方法には何がある?

脳腫瘍の治療は以下がおこなわれているよ。

■手術療法
■放射線治療
■化学療法
…etc

膠芽腫は進行が早い。だから、画像診断後にすぐ開頭手術で摘出することが多いんだ。
べに華さんも手術で腫瘍を取り除くよ。この事例では脳腫瘍の周術期の看護をみていこう。手術後に合併症がないか観察したり、退院に向けての指導をおこなうよ。
また、腫瘍や頭蓋内圧亢進による症状を緩和して、べに華さんが安楽に過ごせるように援助することも大切!

入院前の情報確認は以上だよ!
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