まなび
  • 公開日: 2018/1/5
  • 更新日: 2018/12/6

「双極性障害」の看護事例を見てみよう

臨床看護シミュレーションアプリの「ほすぴぃ」では、様々な疾患を持つ患者さんの臨床看護を体験できます。
ほすぴぃは医療者完全監修☆本格的に楽しく学べるのに、なんと無料!
ここでは双極性障害の患者さん、ふら美さんの入院前看護を少し覗き見してみましょう。
こんにちは!
わたしの名前は「こなす」、ほすぴぃで看護師さんに寄りそうプリセプターのような妖精のような存在。
これからよろしくね!
まず、基本的なことを確認しよう。
看護過程で大切な「SOAP」。何か分かる?

【S】主観的情報。患者さんの話など。
【O】客観的情報。観察・検査など。
【A】アセスメント。分析・評価。
【P】看護計画。

それではこの患者さんの入院前の様子を見ていこう!

双極性障害の患者さん「ふら美さん(35歳)」

私は病気じゃない、薬なんかいらないってば!
双極性障害の既往がある患者。
母親によると、1ヵ月ほど前から拒薬していた。
3日ほど前から全く寝なくなり、食事もろくに摂らず1日中携帯電話で誰かに電話をしている様子がみられた。
今日になり「友達が全然電話に出てくれない」と急に不穏になり大声を出して暴れだしたため家族が110番通報した。
しかし、警察が相対すると急にひるみ、泣き崩れるなど感情失禁がみられた。

双極性障害とは、以前は「躁うつ病」と呼ばれていたように、躁状態とうつ状態が交互に現れる精神疾患だよ。気分が高揚して過活動になったり、逆に意欲がなくなり、思考が停止してしまうこともあるんだ。

精神運動興奮と情緒不安定さがみられるため、かかりつけの精神科に受診することになった。

双極性障害は再発しやすい疾患の1つで、症状が無くなったとしても内服はきちんと継続する必要があるんだ。
だから、「もう治った」「病気じゃない」と言って自己判断でやめてしまうと、再発する確率はうんと高くなってしまうよ。
また、再発を繰り返すごとに経過は長くなっていく傾向があって、症状が悪化して長期戦に移行しやすくなる。そのため本人の意識づけと、病識・知識の獲得、周囲のサポートが不可欠なんだ。

双極性障害の再燃と判断。
医師が内服を勧めても応じようとせず、病識欠如あり。
入院が必要と告知されるが本人は了解しないため母親の了解を得て、閉鎖病棟に医療保護入院となった。
🍸 解いてみよう!
精神科の病院への入院について、誤っているものはどれかな?

①精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により定められている

②任意入院は、本人の同意に基づいておこなわれる

③医療保護入院は、精神保健指定医2名以上の診察により入院を決定する

④応急入院は72時間以内と定められている


解説するね。
[1](×)
[2](×)本人の同意による入院だよ。ただし、指定医が必要と認めた場合には、72時間に限って退院を制限できるんだ。
[3](○)扶養義務者の同意が必要だよ。
[4](×)本人や保護者の同意が得られない場合、指定医の診察の結果、入院させることができるよ。

他の科の入院は、本人の意思に基づく任意入院がほとんど。
でも精神科では、この入院形態がとっても大切。精神保健福祉法で定められていて、「医療保護入院」「応急入院」「措置入院」「緊急措置入院」があるよ。
人権を侵害しないように、入院に関する条件が細かく決められている。
病識の有無や自傷他害のおそれがあるかどうかが考慮されるよ。


任意入院の場合は、比較的自由に移動や面会ができる開放病棟になることが多い。一方、閉鎖病棟では入り口が常時施錠され、ある程度の制限を強いられるよ。

この事例では双極性障害の気分の移り変わりに注意して看護を学んでいこう!

■躁状態
・症状や関わり方
■うつ状態
・躁状態からの移り変わり
・希死念慮への対応
・安全の確保
■退院間近
・疾患や内服について

入院前の情報確認は以上だよ!
入院してからの看護は「ほすぴぃ」で。
①アプリストアで「ほすぴぃ」をインストール。
②患者さんを受け入れてね。
③続きの看護をしてみてね!

ほすぴぃについてもっと詳しく!

ほすぴぃ

看護師さん、看護学生さん、看護過程の学習に苦手意識はありませんか?
ナース専科の新しいアプリ「ほすぴぃ」は、新しく、楽しい方法で看護過程や臨床看護に必要な基礎知識を学べる看護学習アプリです。
しかも、完全無料でご利用いただけます。

effect_flower日本初*の「看護過程シミュレーションアプリ」!
自分の病室で患者さんを看護しよう。
effect_flowerかわいいキャラクターがあなたの学習をサポート。
患者さんがかわいくて勉強するのが楽しくなる♪
effect_flower患者事例をみながら、より深く基礎知識が身につく。
すいすい知識が入ってくる!

まだ、どんなアプリかイメージ湧かない…?

百聞は一見にしかず、そんな方は今すぐインストール!

appstore google-play


アプリについてもっと詳しく知ろう!

日本初!*「看護過程シミュレーションアプリ」

臨床の現場に即した看護事例を多数掲載。
「実際の現場では、どのような知識が必要なんだろう…」
「学習した知識を現場でどのように生かせばいいの?」
勉強するときのこのような課題に応えたい、という想いからほすぴぃは生まれました。
疾患別に、時系列で看護をシミュレーションすることで、必要な知識を得て、その知識をどう生かすのか学ぶことができます。
病院や医療者の監修のもと、臨床に沿った事例を掲載しています。


かわいいキャラクターがあなたの学習をサポート。

「ほすぴぃ」では自分の病室を持つことができます!
かわいい患者さんのキャラクターと一緒にシミュレーションを進めていくから、本格的な学習アプリでありながら、楽しく学習を続けられます♪
もし知識がなくても大丈夫。
ほすぴぃの案内人「こなすちゃん」が重要なポイントや考え方を教えてくれますよ。


患者事例をみながら、より深く基礎知識が身につく。

患者さんを看護しながら学習を進めるから、より深く、病態生理や検査値・薬・医療用語の基礎知識を身につけられます。
また、看護の途中で看護師国家試験問題などを元にしたクイズを出題!
知識を確認しながら進めることができます。


★こんな方に特におすすめ

  1. 看護の現場にどういう知識が必要なのか知りたい方
  2. 知識を看護の現場で実際にどう使うのか知りたい方
  3. 疾患別基礎知識をつけたい方
  4. 勉強をなかなか始められない方

★看護学生さんも必携!

  1. 今後、看護師国家試験に合格するためには過去問を解くだけでなく、臨床力・応用力が必要!
  2. 基礎がしっかり身につくから、今年から難しくなりそうな状況設定問題対策にも。
  3. 国試で出題されやすい疾患の事例を掲載。
  4. 患者さんを全人的に知れるなどペーパーペイシェントの弱点を補えます。
  5. どの疾患や科に興味を持っているのか自分を知れるかも。

今すぐアプリをインストール!「ほすぴぃ」で看護をはじめよう!


appstore google-play

■現在掲載中の事例は35以上!

  1. 脊髄損傷
  2. 心筋梗塞
  3. 前立腺がん
  4. 膀胱がん
  5. 悪性リンパ腫
  6. 胃がん
  7. 前立腺肥大症
  8. 椎間板ヘルニア
  9. 出産
  10. 双極性障害
  11. 統合失調症
  12. アルコール依存症
  13. 乳がん
  14. 筋萎縮性側索硬化症(ALS)
  15. クモ膜下出血
  16. 肝硬変
  17. 大腸がん
  18. 脳梗塞
  19. 子宮体がん
  20. 肺がん
  21. 急性白血病
  22. 食道がん
  23. 全身性エリテマトーデス(SLE)
  24. パーキンソン病
  25. バセドウ病
  26. 関節リウマチ
  27. 大動脈解離
  28. 境界性パーソナリティ障害(BPD)
  29. 心筋梗塞(心不全)
  30. 糖尿病
  31. 帝王切開
  32. 変形性膝関節症
  33. 摂食障害
  34. 脳腫瘍
  35. 骨肉腫
  36. 脳梗塞(せん妄)
  37. 腰部脊柱管狭窄症
  38. 認知症(アルツハイマー病)
  39. クモ膜下出血(意識障害)

今すぐアプリをインストール!「ほすぴぃ」で看護をはじめよう!


appstore google-play

*2016年11月当社グループ調べ

関連記事