• 公開日: 2017/4/8
  • 更新日: 2018/12/13

問題の新人だった私を、影でずっと守ってくれていたのは…

テーマ:「先輩」の立場になって気づいた、「後輩」時代には気づかなかった先輩のフォロー

先輩になって知った出来事

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いつ辞めるかばかり考えていた新人時代

私は一度教えられても覚えが悪い、いわゆる問題の新人。
怒られない日はないくらい毎日怒られて、いつ辞めようか、そのことばかり毎日考えていました。
また、先輩や師長もそのことを望んでいました。

プリセプターとなり、指導方法に悩む日々

そんな中でも業務が身につき、看護師が楽しいと思えるようになり、4年目にはプリセプターを任されるようにもなりました。
しかし、プリセプティーは私の新人時代にそっくりなほど物覚えも悪く、なんとなく看護師になったような子でした。
周りの先輩も「あの子いつ辞めてくれるのかしら?」なんて嫌みも私の耳に入ってきます。
私はどう育てたらよいのかわからず、師長に相談をしました。

始めて知った、先輩の思い

師長から「あなたも同じだったけど、プリセプターの先輩があなたをなんとか長い目で見てあげてほしい。私が責任をもって一人前に育てます。とリーダー会で話してたのよ。」という言葉を聞きました。
その時私は初めて、プリセプターの先輩が私に厳しい指導をしてくれた意味を知りました。
そして、影でリーダークラスの先輩に頭を下げていてくれたなんて…
当時の自分を棚にあげて、一人で大きくなったような顔をしていた自分が恥ずかしくなりました。

●執筆●ピッコロ さん
今では看護師が天職です。
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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