• 公開日: 2015/7/1
  • 更新日: 2018/12/13

家族大好きな私が、一人暮らしを決断!でも…

テーマ:私の上京物語

これが一人暮らしなんだ

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就職を機に一念発起!

入職して初めての一人暮らし。
私は昔から家族っ子で父、母、兄弟とも本当に仲良し、お家大好き、家事もほぼ親まかせ、そんなどうしようもないダメ人間でした。
もう大人だしそろそろ自立して家事もできるようにならないといけない!と、自覚もでてきて、就職という良い機会でもあるので、親元をあえて離れてみることを決意しました。

散らばったつまようじに思わず涙…

実家からは1時間ちょっとという距離ではありますが。
引っ越をして、手伝いに来た親も帰り、初めて迎えた一人ぼっちの夜。
手が滑って、つまようじを箱ごとすごい勢いで落とし、床にバラバラにまき散らしてしまいました。それを一つずつ拾いながらなぜか自然と涙が出てきてしまったのです。
今までは家族に「もう、なにやってんの~」と言われながら一緒に拾ってたのかなと思うと、そんな些細なことなのに寂しくなってしまいました。
一人暮らしってこういうことなんだ、としみじみ感じました。実家から離れて家族のあたたかさ、ありがたみを改めて感じることができたと思います。

少しずつ、一人暮らしに慣れていった自分

それでもなかなかこの寂しさに慣れず、週1で実家に帰っていました。帰ろうと思えば帰れる環境であったから耐えられたのかな。
次第に一人暮らしの楽しさも見つけていくことができ、帰る頻度も少しずつ減っていきました。母もやっと安心できたそうです。

改めて感じた、家族への感謝の気持ち

一人暮らしを初めてから1年くらい経過し、もう今はこの生活に慣れたけれど、この経験があったからこそ、家族を今までよりさらに大切にできるし、家事も手際良くできるようになったし、自分にとってはプラスの経験だったと思います。一人暮らしは、一度は自分の成長のために経験しても良いことです。
これからも家族に感謝しながら頑張っていこうと思っています!

●執筆●ぱんだ さん
看護師経験は2年目です。
新人でNICUに配属となり、現在は産婦人科病棟に勤務をしております。
今後は助産師を目指していきたいと考えています。
このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
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