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  • 公開日: 2015/2/18
  • 更新日: 2018/12/13

准看は「ナース」?

色々見させて頂き准看は「ナース」?と言うコメントを見てとてもショックを受けました。
中卒で准看学校に入り数十年准看として仕事をしてきました。
行政の「准看制度廃止」には賛成です。今までの経験はとても役に立っていますが、やはり同じ教育をさせて欲しいからです。

准看護師と正看護師。免許が統一されない限り、この2つは永遠に比較されてしまうのでしょうか。

英語で「nurse」は看護師を指し、准看護師は「assistant nurse」と表現されるそうです。しかしながら、大差のない仕事をしている方も多いでしょう。
准看護師は「ナース」か否か。寄せられたコメントをまとめました。

消えない「正看」「准看」論

■両論ある!「准看はナース?」

ナースではないです。便宜上ひっくるめたような表現ではありますが、ナースではありません。

私は准看護師です。ナースではありません。

准看はナースです。うちの病院では、 准看も普通に看護師として働いてます。みんな仕事も出来ますし、同等に扱われています。

准看護師も立派なナースだと思います。正看護師とは資格は違えど、働くときの服装は同じで患者様や家族からはわかりません。

■「仕事は一緒、免許は別」の弊害

一般論で言えば、いくら勉強されたところで、もし何かあった時、法律上責任取るのは准看ではなく看護師です。それなのに、経験だけで同等の業務ができる事自体が問題だと思います。何のための資格なのかと。

見た目同じ仕事をしているように見えますが免許が違います。何が違うかは勉強すればわかって貰えるとおもいます。

「准看のくせに!」とは思いませんが(私も准看経験あり)、ただの経験やそこの病院の古い慣習を「経験」として、何の根拠や意味も理解せずして「私は経験豊富だから看護師と同じ」と考えてもらっては困ります。

資格自体が違うのに、そのことに基づいた待遇の差に文句を言っている人間を見ると、駄々をこねている子どもにしか見えません。

資格の差は単なる資格の差であって、それ以上のものを示すものではないはずなのに、人格とか仕事の仕方とか要領良さとかその人個人の性質や、どっちが偉いだの偉くないだのどっちは上でどっちが下のヒエラルキーを持ち出してくる人がいるのが、不思議でなりません。

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