- 看護知識
輸血とは 血液は、細胞成分(赤血球、白血球、血小板)と血漿成分からできています。十分な血液成分を作れない場合や、大量出血により生命に危険が生ずる場合にはそれらを補う必要があります。それを補う方法が輸血療法であり、補うことができる成分は、主に赤血球、血小板、血漿成分および凝固因子です。輸血の適応とリスク 輸血は補充療法であり、根本的治療では...
- 読み物
【成人】58歳の男性。下腹部痛と下血とで来院した。Hb4.8g/dlで緊急入院し輸血を行うこととなった。輸血時の看護で正しいのはどれか。1.小児用点滴セットを用いる。2.交差試験の結果は医師や看護師が複数で確認する。3.アレルギー反応を観察するために開始後3分間は側にいる。4.輸血後3日以内は輸血後移植片対宿主病発症に注意する。———以下...
- 看護知識
輸血療法施行時に患者を誤った事例が8件報告されています。(集計期間:2004年10月1日〜2007年6月30日。第9回報告書「共有すべき医療事故情報」に一部を掲載)。報告事例のうち6件は、輸血用血液製剤を接続する際に、患者と使用すべき製剤の照合を最終的に行わなかった事例です。事 例 1 主治医は、患者Aの輸血用血液製剤実施の指示を出した...
- 看護知識
自己血輸血とは 「自己血輸血とは、周術期に患者自身の血液を確保し、術中・術後の貧血の改善にそれを輸血する方法」1)であり、自己血輸血は院内での実施管理体制が適正に確立している場合は、医学的適応があれば自己血輸血を行うことを考慮します。 自己血輸血の種類は、貯血式自己血輸血、希釈式自己血輸血、回収式自己血輸血の3つがあり、症例により単独また...
- 看護知識
輸血は供血者(献血者)の血液を受血者(患者さん)の体内へ入れる医療行為であり、臓器移植の1つとして考えられています。輸血による副作用は、発熱や蕁麻疹など比較的軽症のものから、アナフィラキシーショック、溶血反応など生命にかかわる重篤なものまで多岐にわたります。輸血を取り扱う私たち看護師は、それを念頭に置いて、安全で適正な輸血を行わなければ...
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輸血について伺います輸血前後に生食をながすのですが、何故ですか❓教えて下さい
- 看護知識
薬剤添付文書上、輸液の血管外漏出に関する危険性の言及の有無にかかわらず、小児に対する点滴実施の際、輸液の血管外漏出により、何らかの治療を要した事例が9件報告されています(集計期間:2004年10月1日〜2007年2月28日、第8回報告書「共有すべき医療事故情報」に一部を掲載)。新生児などの小児においては、輸液が血管外に漏出したために治療...
- 看護知識
輸血事故を防止するための重要なポイント●血液製剤の準備は一患者さん毎に実施します。●照合・確認は、投与開始までに3回行います。1回目:血液製剤の受け渡し(出庫時)…輸血部門において2回目:輸血準備時…ナースステーションにおいて3回目:輸血実施時…ベッドサイドにおいて●照合・確認は、1人では行わないでください。●患者さん本人や前医の血液型申...
- 掲示板
血液消化器内科病棟です。輸血件数が多過ぎて、手が回らない。少なくて5件、多くて15件の輸血が毎日あります。病床は満床で47人。それを2チームに分けて、日勤スタッフは受け持ち・フォロー・注射係各1名ずつの6名、プラスフリーが5名ですが、フリーのうち4名は午前中で帰ります。清潔ケアはフリーがいる午前中に終わらせます。他、化学療法が多いときで7...
- 看護知識
リスクが高い輸血輸血療法は小さなミスであっても生命に影響を及ぼすリスクがあります。そのため開始してから副作用反応がないことを確認するまではどんなに経験を積んでも、緊張してしまいます。しかし高いリスクな治療にも関わらず、他の治療に比べて学習の機会が少ないのが現状です。わからないことやあいまいなことを明らかにして、安全で安心な輸液療法を提供す...