- 看護知識
転倒・転落を防ぐには、身体状態、精神状態、環境などをアセスメントし、要因を洗い出すことで、予防を図る姿勢が必要です。今回は、観察とアセスメントのポイントについて解説します。身体症状だけでなく、生活背景や性格などを統合的に見ていくことが大切身体機能そして環境適応能力が低下している高齢者は、疾患によってそれらの機能・能力がさらに低下しています...
- 看護知識
高齢の転倒転落リスクに関する看護計画加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくなる可能性が考えられるため看護計画を立案してみました。POINT観察計画 O-P 身体能力と日常生活の状態を把握する。転倒転落のリスクとなる薬剤を服用...
- 看護知識
これまで、転倒・転落に関して、なぜ起こるのか?、どうアセスメントしたらよいのかやケアの仕方などを解説してきました。最後に在宅に移行する際にどのような視点をもって考えればいいのかを解説します。個々の家庭環境に合わせたゴールを設定していますか?入院時に家族構成やキーパーソンの存在を確認します。そして患者さんの症状から寝たきりになりそうか、リハ...
- 看護知識
機能低下に伴うさまざまな症状をどのようにアセスメントをすればよいのでしょうか。今回からは、症状別に具体的なポイントを挙げ、解説していきます。まずは転倒・転落がどんな症状なのか、なぜ起こるのかを知っておきましょう。どんな症状?高齢者の代表的なリスクの一つになっている転倒・転落。高齢者は身体・精神の機能が変化・低下することから、一般成人よりも...
- 看護知識
高齢者の急変は、気付いたときには重篤化していた! ということが多いもの。高齢者の心身の機能低下の仕組みを知り、急変リスクへの理解を深めておきましょう。転倒・転落の要因は?高齢者の代表的なリスクの一つが、転倒・転落です。つまずきやふらつきで床に手や膝を突いたり、便座からずり落ちたり、ベッドを降りようとして尻もちをつくなど、一般成人よりも身体...
- 看護用語
転倒・転落とは、自分の意思に反して、足底以外の身体の一部が地面あるいは床につくこと(転倒)、高いところから転がり落ちること(転落)である。転倒・転落には、点滴ラインやドレーン類などの抜去、骨折や頭部外傷などの危険性があり、ときには生命に危険を及ぼすことがある。転倒・転落を予防するためには、リスクアセスメントを行い、看護計画を立て、実施、評...
- 看護知識
これまで、なぜ起こるのか、また観察・アセスメントにポイントについて解説しました。今回は、それらを踏まえた上でケアや予防にどう活かしていけばいいのかを解説します。環境調整が基本中の基本転倒リスクをアセスメントしたら、その患者さんにとってリスクとなる行動、物的環境を調整していくことが大切になります。特に転倒要因は個別性が強いので、患者さんに合...
- 看護知識
日々の看護場面でドキッとした経験はありませんか?大きな事故につながらなくても、そんな経験は減らしたいもの。2015年10月の医療事故調査制度スタートとともに、いま医療安全の意識が高まっています。この機会に、看護師が遭遇しやすいヒヤリ・ハット事例から、日常に潜む「あぶないケア」を見直して、その根拠と対策から安全な看護を実現しましょう。▼関連...
- 看護知識
臨床で働いているみなさんにとっては、今回の事例は「自覚のない患者さんっているよね」と思うような内容だったのではないでしょうか。正解があるものではないこのような事例では、他の人たちがどう考えるのかを知ることも自身のケアに役立つのではないでしょうか。よくある内容について、どう考えたのか事例とともに、回答を見ていきましょう。事例造血幹細胞移植後...
- 看護知識
今回は、夜勤時に患者さんが転倒した際にどのような行動をとるかを考えてもらいました。【事例】クロイツフェルト・ヤコブ病の70歳代の患者さん。車椅子移乗軽介助の状況で、食欲不振で入院してきました。ある日の夜中、身障者トイレまで介助し、終わったらナースコール押すよう説明して退出。物音がして行くと顔面から倒れていました。腫脹が強くあり、内出血もし...