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浮腫とは水分(細胞外液)が血管やリンパ管外に染み出し、皮下組織(間質)に過剰に貯留することです。全身性と局所性のものがあり、そのうち全身性は心疾患、腎疾患、肝疾患が原因で引き起こされ、薬剤や、サプリメントの服用によって起こる薬剤性浮腫も含まれます。局所性は原因不明の一次性とリンパ節を摘出するリンパ節郭清による二次性に分かれますが、ほとんど...
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【疾病】腎機能障害のある患者にみられる浮腫の原因はどれか。 1. リンパ管閉塞 2. カリウム貯留 3. 血管透過性亢進 4. 血漿膠質浸透圧低下———以下解答———(解答)4<解説>1.(×)リンパ管閉塞によって局所的な浮腫が生じる。腎機能障害ではリンパ管閉塞は起こらない。2.(×)腎機能障害ではナトリウム貯留による浮腫が生じる。3.(...
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[国試]必修問題1問1答Q. 浮腫の原因となるのはどれか。(第108回看護師国家試験より出題)1.膠質浸透圧の上昇2.リンパ還流の不全3.毛細血管内圧の低下4.毛細血管透過性の低下答えは…A. 1.(×)血漿中の蛋白質による膠質浸透圧が低下すると浮腫の原因となる。 2.(○)リンパ管への水の吸収が減少すると間質に水分が溜まり、浮腫が生じ...
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リンパ浮腫読み方:りんぱふしゅ リンパ浮腫とは過剰なリンパ液が、リンパ管の外で回収されずに貯留してしまい、結果として膨れた状態になること。体液がタンパク質で高濃度になり間質に貯留している状態。例として、手術によるリンパ節の切除、放射線治療によってリンパの流れが停滞し、生涯にわたり腕や脚がむくむ症状など。一般的な「足のむくみ」との...
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患者さんの異変を前に、「迷う」「わからない」「判断ができない」……。ここでは、そんな体験をした読者から寄せられた「アセスメントに迷いやすい症状」を5つピックアップしました。症状ごとに、どのような患者情報を集めたらいいのか、判断するときのポイント、アセスメント手技などについて、ステップを追って解説していきます。▼浮腫についてまとめて読むなら...
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▼心不全の看護について、まとめて読むならコチラ心不全の看護|原因、種類、診断、治療▼浮腫についてまとめて読むならコチラ【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケアどんな訴え・症状なの?●足背など下肢のむくみ●身体のだるさなどは感じるものの、感覚が鈍り、患者さん自身は自覚がないこともある●血管やリンパ管から浸み出した水分が、皮下組織に貯留して...
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さまざまな病態によって現れ、褥瘡の発生や悪化の原因ともなりうる浮腫。日常の看護でも、最も頻繁に出合う症候のひとつではないでしょうか。一口に「浮腫」といっても、その原因は多岐にわたり、臨床的にも急を要するものから経過を見てよいものまで、その意義はさまざまです。仮に「浮腫をきたす疾患」といった長大なリストを見せられても、なかなか覚えきれるもの...
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既往に心不全があり、下肢の循環不全で数日前から膝下から足背までパンパンに浮腫んでいる入居者さんがいます。往診のDr.に利尿剤の調節をしてもらえないかと申し出ると、『こういうムクミは針をさせばいいんだ』とおもむろに18G針でプスプスと刺しました。溢れるように浸出液がでてきていてきりがなく、オムツパットを足にあてていますが毎日、針の穴からの浸...
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IN/OUTバランスが崩れると、さまざまな症候があらわれ、何らかの治療が必要になってきます。IN/OUTバランスと関係の深い病態である浮腫への理解を深め、的確なケアに結びつけましょう。▼浮腫についてまとめて読むならコチラ【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア浮腫とは?浮腫の種類とメカニズム 浮腫とは、細胞と細胞の間の水である組織間液(...
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脱水や浮腫などの症候だけでなく、腎不全、心不全、糖尿病など、さまざな疾患の原因となるIN/OUTバランス(水分出納)。ここでは、IN/OUTバランスについて解説します。▼浮腫についてまとめて読むならコチラ【浮腫とは?】浮腫のメカニズムと治療・ケア浮腫はどの部分に水分が溜まっているの? 細胞間質に過剰に水分が貯留した状態です。体液過剰の多く...