• 公開日: 2018/4/4
  • 更新日: 2018/12/13

「看護師失格」と呼ばれた私が、患者さんから「安心だわ」と言われるまでに成長できた理由

テーマ:後悔はしたけれど、私はこう立ち直りました!

信じてくれる人がいたから

shinziru

もう二度と臨床には戻りたくない

私は手先が本当に不器用で、またすぐ緊張して手が震えてしまう方です。
採血や点滴が本当に苦手で、新卒で入職した病院では、点滴の失敗も多く、患者さんを怒らせてしまうこともありました。
「看護師失格だ!」と言われてしまったこともありました。
自分が点滴が下手なせいで患者さんに苦痛を与えてしまうことが本当に申し訳なかったし、情けなかったし、とても嫌になってしまいました。
点滴のことだけではないですが、仕事が辛くなり3年で退職してしまったのですが、もう二度と臨床には戻りたくない、と思っていました。

なんども練習を繰り返し

それでも数年が経ち、点滴がうまくできないから、と臨床から逃げてしまったことを後悔するようになりました。
もう一度、一から勉強してやり直してみたい!と思い、透析施設へ転職。
そこでもやはり、血管穿刺は本当に苦手で、練習に付き合ってくれた先輩や上司にもたくさんご迷惑をかけてしまいました。
なんどもなんども先輩と上司が教えてくださり、何日も練習に付き合ってくれ、なんとか人並みに穿刺ができるようになりました。

逃げずにやり続けたからこそ

それから3年ほどたった頃、患者さんから「あなたは穿刺が上手いし痛くないから、安心だわ」と声をかけていただけるようにまでなりました。
逃げずにやり直してみようと一歩を踏み出せたこと、そして何より、信じて支えてくださった先輩方がいてくれたことで、後悔から立ち直ることができました。
これから先も壁にぶつかったとしても、ダメだと決めつけずに、時には周りの人に助けてもらいながら壁を乗り越えていきたいと思います。そして、私も、周りの人が壁にぶつかったときに、信じて支えてあげられるようになりたいと思います。

●執筆●カップ麺 さん

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