• 公開日: 2017/11/11
  • 更新日: 2018/12/13

受け持ちとして、何もできていないと思っていたのに…

テーマ:同僚・上司・患者さんの、この一言に救われた

元気で良かった

genki

慣れないストーマ患者さんに対して

2月に慣れないストーマ患者さんの受け持ちになり、どう進めたらいいのかもよく分からないまま、先輩に頼りっぱなしでやっていました。
ストーマ患者さんともあまり関わったことがなく、また勤務の都合上仕方のないことですが、あまり装具交換もできないまま退院となりました。

「元気か?」

半年後、ストーマ閉鎖で入院して来られたとき、受け持ち看護師と言えどもあまり関わってなかった私に、「元気か?」と声をかけてくれました。
退院後にストーマの管理をどのようにしていたか、こんなトラブルもあった、などいろいろ話してくれました。
結局、ストーマ閉鎖の入院も勤務の都合で関わる機会は少なく、退院日のみ見送ることができました。

「またあんたに会えると思ったら…」

そのとき、「ストーマ作ったときこの先心配で半年どうしたらいいか分からなかった。でも半年後にまたあんたに会えると思ったら頑張れた。あんたが元気で良かった。俺も元気になった。」と言ってくれたとき、受け持ちとして何もできなかったと思っていた私は、すごく励まされました。
元気で良かったと思ったのは私の方です。

●執筆●小松菜 さん

このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。
あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事