• 公開日: 2017/5/6
  • 更新日: 2018/12/13

マルク処置は「かわいそう」でも、小児科看護師になって…

テーマ:ナースとして経験を積むことで変化した考え

本当にかわいそうなのは…

hontouni

マルク処置中、湧き上がった「かわいそう」という感情

学生の時、小児科の実習でマルクを見ました。 痛みや恐怖などで逃げようと暴れ、泣き叫ぶ子供に大の大人が何人も子供をおさえつけ、腸骨にマルク針でゴリゴリしていました。 私はその姿にただただ「かわいそう…」と思いました。

「かわいそう」の気持ちからとってしまった行動が…

しかし実際に小児科看護師になり、マルクに入る機会がありました。 学生の時と同じ光景でしたが、私はかわいそうなあまりにしっかりと固定ができず、子供は動いてしまい、穿刺の際、医師が違う部位を刺してしまいました。

本当にかわいそうなのは、どっち?

私の固定が甘かったせいで子供に余計な侵襲を与えてしまった。 その時、かわいそうという気持ちだけでは働けない。 本当にかわいそうなのはどっちなのか。 介助の際は侵襲が少なくするにはどうしたらよいのか考えるように心がけています。
●執筆●なな さん

このエッセイは 「ナースエッセイ」 にご応募いただいたものです。 あなたも「想い」を綴ってみませんか? ご参加は こちら から!

関連記事