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第105回看護師国家試験

看護師国家試験アプリ一斉模試問題 2月13日実施分

2016年02月13日 2,119 アクセス

第105回看護師国家試験に向けての一斉模試を、ナース専科の国家試験対策アプリ上でおこないました。2016年2月13日の模試問題の一覧を公開します。
アプリ上で模試に参加すると卒業年別の平均点がご覧いただけます。
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2月13日看護師国家試験2月前日模試

■血液中のヘモグロビンに対する酸素化ヘモグロビンの割合を表すのはどれか。

1.酸素飽和度
2.動脈血酸素分圧
3.ヘマトクリット値
4.ヘモグロビン濃度

【正解】1
1.(○)酸素飽和度(SpO2)とは、ヘモグロビンに酸素が結合している割合を示している。

2.(×)動脈血酸素分圧(PaO2)は動脈血中に溶解している酸素の量を示したものである。

3.(×)ヘマトクリット値(Ht)は全血液に占める細胞成分(ほとんどが赤血球)の割合を示したものである。

4.(×)ヘモグロビンは鉄を核とする蛋白質で、赤血球内に存在し、酸素を運搬にあずかっている。


■意識レベルの観察で最初に行うのはどれか。

1.身体を揺さぶる
2.対光反射をみる。
3.患者に呼びかける
4.痛み刺激を与える。

【正解】3
グラスゴー・コーマ・スケールで意識レベルを判定する場合、患者が覚醒していなければまず声かけをし、開眼しなければ痛み刺激や揺さぶりを加えて反応をみる。どのスケールを用いる場合でも、最初の刺激は声かけである。侵襲の大きな刺激は最初には用いない。


■酸素吸入中に禁止するのはどれか。

1.食堂での食事
2.ライターの使用
3.携帯電話の使用
4.エレベーターでの移動

【正解】2
酸素それ自体は燃えないが、引火爆発を助長させる危険性がある。そのため、火を近づけてはならないほか、油やグリースなどの引火性のものを近づけないことが重要である。また電化製品の火花や静電気なども注意が必要である。


■看護師の業務従事者届の届出の間隔として規定されているのはどれか。

1.1年ごと
2.2年ごと
3.3年ごと
4.4年ごと

【正解】2
2.(○)業務従業者届は、医療法によって2年ごとの届け出が規定されている。その目的は、医療関係者の分布と就業実態の把握である。


■保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。

1.応招義務
2.守秘義務
3.処方箋交付の義務
4.セカンドオピニオン提供の義務

【正解】2
1.(×)応招義務とは、医師が診察や治療を求められた際に、正当な理由なく拒否をしてはならないとする義務である。
2.(○)守秘義務は、退職後も、看護師でなくなった後でも守る義務がある。
3.(×)処方箋交付の義務は医師の義務である。
4.(×)セカンドオピニオン提供の義務は医師の義務である。


■日本人の食事摂取基準(2010年版)において、摂取量の減少を目指しているのはどれか。

1.カリウム
2.食物繊維
3.ナトリウム
4.カルシウム

【正解】3
1.(×)高血圧を予防するためにカリウムの摂取量の増加が目指されている。 
2.(×)大腸癌等を予防するために、摂取量増加を目指している。
3.(○)摂取量を男性9.0g未満に、女性7.5g未満にするように、目標量が引き下げられた。
4.(×)骨粗鬆症を予防するために、摂取量増加を目指している。


■先天異常はどれか。

1.尋常性白斑
2.急性灰白髄炎
3.重症筋無力症
4.心房中隔欠損症

【正解】4
1.(×)後天性の色素減少症の一つである。
2.(×)ポリオウイルスが脊髄の運動神経細胞を破壊することによって、左右非対称性の麻痺を残す疾患である。
3.(×)アセチルコリンを受け取るレセプターを抗体が破壊することによって、アセチルコリンの指令が筋肉に届かず筋力低下をきたす疾患である。
4.(○)先天異常である。


■介護保険の第2号被保険者は、○○歳以上65歳未満の医療保険加入者である。○○に入る数字で正しいのはどれか。

1.25
2.30
3.35
4.40

【正解】4
4.(○)介護保険の第2号保険者は、40歳以上65歳未満の医療保険加入者である。 


■平均寿命は<>歳の平均余命である。<>に入るのはどれか。

1.0
2.5
3.10
4.20

【正解】1
1.(○)平均寿命は0歳時の平均余命である。
2.(×) 
3.(×) 
4.(×)


■頻回の嘔吐で起こりやすいのはどれか。

1.脱水
2.貧血
3.発熱
4.血尿

【正解】1
1.(○)脱水や胃酸喪失による代謝性アルカローシスが出現する。
2.(×)血液は濃縮され、見かけ上、赤血球数やHb値は上昇する。
3.(×)発熱はみられない。
4.(×)血尿はみられない。


■医療機関における麻薬の取り扱いについて正しいのはどれか。

1.麻薬と毒薬は一緒に保管する
2.麻薬注射液は複数の患者に分割して用いる
3.使用して残った麻薬注射液は病棟で廃棄する
4.麻薬注射液の使用後のアンプルは麻薬管理責任者に返却する

【正解】4
1.(×)麻薬と毒薬は別々に鍵のかかる場所に保管する。
2.(×)どの患者がどのように麻薬を使用したのかをはっきりさせるために、注射液の複数患者間での分割使用は避ける。
3.(×)使用して残った麻薬注射液は麻薬管理責任者に返却する。
4.(○)麻薬注射液の使用後のアンプルは麻薬管理責任者に返却する


■転倒、転落するリスクの高い薬はどれか。

1.去痰薬
2.降圧薬
3.抗菌薬
4.消化酵素薬

【正解】2
1.(×)
2.(○)降圧剤はめまい、ふらつき等の副作用で転倒しやすくなる。睡眠薬・利尿剤も転倒のリスクとなりやすい。
3.(×)
4.(×)


■気管内吸引の時間が長いと低下しやすいのはどれか。

1.血圧
2.体温
3.血糖
4.動脈血酸素飽和度

【正解】4
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(○)長時間の吸引で動脈血酸素飽和度が低下するため、吸引時間は15秒以内にとどめる。


■廃用症候群を示すのはどれか。

1.濃い味付けに慣れると薄味がわからなくなる。
2.年齢を重ねると小さな字が読みにくくなる。
3.多量の発汗があると尿量が少なくなる。
4.歩かないと下肢筋力が低下する。

【正解】4
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(○)廃用症候群とは、使わないことによってその部分の細胞数が減少することをいう。長期臥床時の心肺機能低下、認知症、筋力低下、骨そしょう症などが該当する。


■輸液ポンプを使用する目的はどれか。

1.異物の除去
2.感染の防止
3.薬物の効果判定
4.薬液の注入速度の調整

【正解】4
1.(×)異物の除去は、輸液フィルターの役割である。
2.(×)輸液ポンプによって感染を防止することはできない。
3.(×)薬物の効果は、患者に現れる検査結果や症状などから判定する。
4.(○)輸液ポンプは、薬液の注入速度を調整するために用いられる。


■乳歯で最初に生えるのはどれか。

1.切歯
2.犬歯
3.小臼歯
4.大臼歯

【正解】1
1.(○)切歯→小臼歯→犬歯→大臼歯の順で生える。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■チーム医療に重要なのはどれか。

1.看護師主体で構成する。
2.医師の指示を無条件で受け入れる。
3.チームメンバーの協力体制がある。
4.チームメンバーの能力が均一である。

【正解】3
1.(×)様々な職種が連携する。
2.(×)それぞれの専門家が自分の立場で意見を述べ話し合う。
3.(○)お互いの守備範囲を理解し合い目標達成のために協力する。
4.(×)様々な職種が連携するので、専門性や能力が異なる。


■静脈血採血の穿刺時の皮膚に対する針の適切な刺入角度はどれか。

1.10~30度
2.35~40度
3.55~60度
4.75~80度

【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■要介護状態の区分の審査判定業務を行うのはどれか。

1.介護認定審査会
2.介護保険審査会
3.社会福祉協議会
4.社会保障審議会

【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■介護保険法に基づき訪問看護を行うことができる職種はどれか。

1.医師
2.薬剤師
3.理学療法士
4.介護福祉士

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■意識障害がある患者への救命救急処置で最も優先されるのはどれか。

1.保温
2.輸液
3.酸素吸入
4.気道確保

【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■薬害による感染が問題となっていないのはどれか。

1.AIDS
2.C型肝炎
3.クロイツフェルト・ヤコブ病
4.結核

【正解】4
1(○)薬害AIDSは、非加熱血液製剤にAIDSウイルスが混入していたため、血友病治療のためにこれを使用した患者らの約4割(約2,000人)がHIVに感染したとされている。 2(○)薬害C型肝炎は、非加熱第Ⅸ因子製剤、フィブリノゲン製剤にC型肝炎(HCV)ウイルスが混入していたためにこれらを使用した患者が感染したとされている。また、わが国では輸血によって感染した例が多いとの報告もある。 3(○)薬害クロイツフェルト・ヤコブ病は、わが国ではヒトの乾燥硬膜による感染が報告されている。また海外では、角膜移植、脳外科手術器械による感染も報告されている。 4(×)結核は飛沫感染によって感染し、薬害との関連はない。


■黄疸がみられるときに上昇する血液検査項目はどれか。

1.アンモニア
2.アルブミン
3.ビリルビン
4.クレアチニン

【正解】3
1(×)肝性脳症のときに上昇する。 2(×)腹水や浮腫があるときは減少する。 3(○)黄疸が見られる時は総ビリルビンが2?3mg/dl以上(基準値はおよそ1 mg/dl前後)になり、このとき眼球結膜に黄染が見られる。 4(×)腎機能障害のときに上昇する。


■加齢に伴う種々の機能低下で最も性差があるものはどれか。

1.薬物半減期
2.肺活量
3.記憶力
4.最大換気量
5.骨塩量

【正解】5
1(×)肝機能低下から薬物半減期が長くなるが性差はない。 2(×)肺活量は加齢とともに低下してくる。 3(×)記憶力は加齢で低下するが特に短期記憶が衰えやすい。しかし性差はない。 4(×)最大換気量は腎血漿流量の次に機能低下を示す。 5(○)骨塩量は女性において閉経を迎えエストロゲン減少から衰えやすい。このため女性の場合は特に骨粗鬆症に注意する。


■老化による身体的変化で保たれやすいものはどれか。

1.聴力
2.視力
3.判断力
4.痛覚
5.短期記憶

【正解】3
1(×)高音域の難聴が見られやすくなる。 2(×)老視により遠視が見られやすくなる。 3(○)判断力や洞察力は保たれやすい。むしろ経験をつむため向上することもある。 4(×)痛覚の閾値が減少し無痛性心筋梗塞の原因になりやすい。 5(×)記憶力は長期記憶と短期記憶の両方が低下するが特に短期記憶が著しい。長期記憶は比較的保たれる。


■咀嚼で正しいのはどれか。

1.唾液にはムチンが含まれている。
2.咀嚼筋の不随意収縮で行われる。
3.舌の運動は三叉神経によって支配される。
4.顎関節を形成するのは下顎骨と頬骨である。

【正解】1
1.(○)唾液には食塊をなめらかにするムチンが含まれている。
2.(×)咀嚼は随意運動である。
3.(×)舌の運動は舌下神経が担っている。三叉神経は舌の知覚を担っている。
4.(×)顎関節は側頭骨と下顎骨でつくられている。


■精子形成を促進するのはどれか。

1.プロラクチン
2.プロゲステロン
3.卵胞刺激ホルモン
4.ヒト絨毛性ゴナドトロピン

【正解】3
1.(×)プロラクチンは乳汁の産生や分泌にかかわる。
2.(×)プロゲステロンは黄体ホルモンであり、妊娠を維持して排卵を抑制する。
3.(○)卵胞刺激ホルモンは下垂体前葉から分泌されるホルモンで、男性の場合は精子形成を促進する。
4.(×)ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、胎盤絨毛から分泌され、黄体を刺激し続けるホルモンである。


■体温の恒常性を保つ中枢はどれか。

1.大脳
2.視床下部
3.橋
4.延髄

【正解】2
1.(×)大脳は、運動・感覚の中枢である。
2.(○)視床下部は間脳の一部で、体温、食欲、水分出納などを司る自律神経の中枢である。
3.(×)橋は延髄とともに呼吸中枢を担っている。
4.(×)延髄は、呼吸、循環(心臓・血管)の中枢である。


■細胞内におけるエネルギー産生や呼吸に関与する細胞内小器官はどれか。

1.ミトコンドリア
2.リボソーム
3.ゴルジ体
4.小胞体
5.核

【正解】1
1.(○)ミトコンドリアはATPを合成する場である。

2.(×)リボゾームはタンパク質合成の場である。

3.(×)ゴルジ体は物質の分泌と貯蔵の場である。

4.(×)小胞体は物質の輸送路である。

5.(×)核にはDNAが存在する。


■水溶性ビタミンはどれか。

1.ビタミンA
2.ビタミンC
3.ビタミンD
4.ビタミンE
5.ビタミンK

【正解】2
2.(○)水溶性ビタミン、それ以外の選択肢は脂溶性ビタミン


■白血球について正しいのはどれか。

1.酸素を運搬する
2.貧食作用がある
3.骨髄で破壊される
4.血液1ul中に10万~20万個含まれる

【正解】2
1.(×)酸素を運搬するのは赤血球である。
2.(○)白血球のうち好中球やマクロファージには貪食作用がある。
3.(×)骨髄で産生される。
4.(×)1μl中に4000~9000個含まれる。


■造血について正しいのはどれか。

1.造血幹細胞は脾臓にある。
2.胎生期には肝臓で行われる。
3.Bリンパ球は骨髄系幹細胞から分化する。
4.造血能が低下すると末梢血中の網赤血球は増加する。

【正解】2
1.(×)造血幹細胞は骨髄にある。
2.(○)胎生期には肝臓などでも造血される。
3.(×)Bリンパ球はリンパ球系幹細胞から分化する。
4.(×)造血能が低下すると末梢血中の網赤血球は減少する。


■姿勢の保持に関与するのはどれか。

1.橋
2.小脳
3.中脳
4.視床下部
5.大脳皮質

【正解】2
1.(×)橋には延髄とともに呼吸中枢が存在する。
2.(○)小脳は、平衡機能・姿勢反射の総合的調整、随意運動の調整など運動系を統合している。
3.(×)中脳は、視覚反射や眼球運動に関する反射の中枢、身体の平衡、姿勢の保持に関する中枢などがある。
4.(×)間脳の視床下部には体温、食欲、水分出納、睡眠などの中枢が存在する。
5.(×)大脳皮質は、運動、感覚、思考、感情、記憶などの中枢である。

※中脳も小脳も、姿勢保持に関与しているが、中脳の姿勢反射の調整を行っているのが小脳という関係にあるため、ここでは小脳の方を重視した回答になっている。


■内臓痛が生じるのはどれか。

1.臓器の切開
2.管腔臓器の受動的な過伸展
3.細胞内カリウムイオン濃度の上昇
4.細胞外ナトリウムイオン濃度の上昇

【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■ホルモンとその産生部位の組合せで正しいのはどれか。

1.エリスロポエチン―膵臓
2.アドレナリン―副腎皮質
3.成長ホルモン―視床下部
4.レニン―腎臓

【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■尿潜血反応が陽性の時、尿中に存在するのはどれか。

1.ビリルビン
2.アルブミン
3.ヘモグロビン
4.ウロビリノーゲン

【正解】3
尿潜血反応は赤血球だけでなく、ヘモグロビン、ミオグロビンにも反応する。尿潜血反応が陽性になる原因として腎臓、尿管、膀胱などの尿路系の炎症や腫瘍が考えられる。


■麻酔前投薬で気管支からの分泌抑制を目的に使用するのはどれか。

1.モルヒネ
2.アトロピン
3.ジアゼパム
4.ペンタゾシン

【正解】2
1.(×)モルヒネは疼痛閾値の上昇(鎮痛)を目的とする。
2.(○)アトロピンは副交感神経の働きを抑制する抗コリン剤である。アトロピンによって交感神経の働きが優位になり、動悸や口渇、尿閉などが起こることがある。
3.(×)ジアゼパムは患者の不安の除去を目的とする。
4.(×)ペンタゾシンは疼痛閾値の上昇を目的とする。


■薬剤とその副作用の組合せで誤っているのはどれか。

1.ヨード造影剤ーアナフィラキシーショック
2.セフェム系抗菌剤ー髄膜炎
3.副腎皮質ステロイドー消化性潰瘍
4.アミノグリコシド系抗菌薬ー聴神経障害

【正解】2
1.(○)造影剤投与によるアレルギー反応として、アナフィラキシーショックが生じることがある。
2.(×)セフェム系抗菌剤は髄膜炎の治療薬として用いられる。副作用として髄膜炎が発症することはない。
3.(○)副腎皮質ステロイドは、胃液分泌を亢進させるため消化性潰瘍を発症させる。
4.(○)アミノグリコシド系抗菌薬のカナマイシンやストレプトマイシンは聴神経障害を起こしやすい。


■長期投与すると骨粗鬆症を発症するリスクが高まるのはどれか。

1.ビタミンD
2.ビタミンK
3.エストロゲン
4.ワルファリン
5.副腎皮質ステロイド

【正解】5
1.(×)ビタミンDは骨粗鬆症の治療薬として用いられる。
2.(×)ビタミンKは凝固因子の一つである。
3.(×)エストロゲンは女性ホルモンである。骨粗鬆症の治療薬として用いられることがある。
4.(×)ワルファリンは抗凝固薬として用いられている。
5.(○)副腎皮質ステロイドは、長期投与になると骨粗鬆症の副作用が生じる。他に、高血糖、高血圧、胃腸障害、易感染症などの副作用もある。


■花粉症について正しいのはどれか。

1.ブタクサによる症状は春に多い
2.Ⅱ型アレルギー性疾患である
3.ヒスタミンが放出される
4.好塩基球が増加する

【正解】3
1.(×)ブタクサによる症状は秋に多い。 
2.(×)Ⅰ型(即時型)アレルギー性疾患である。 
3.(○)ヒスタミンの放出によってアレルギー症状が出現する。 
4.(×)アレルギー反応を中和しようとして好酸球が増加する。


■脳栓塞症を生じやすい不整脈はどれか。

1.心房細動
2.WPW症候群
3.心房性期外収縮
4.心室性期外収縮
5.完全房室ブロック

【正解】1
1.(○)心房内に血栓を生じやすく、脳塞栓症の原因になる。

2.(×)頻脈発作から、動悸が出現する。

3.4.(×)ほとんど無症状である。

5.(×)高度な徐脈があり、アダムストークス発作がみられる。


■ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が感染する細胞はどれか。

1.好中球
2.形質細胞
3.Bリンパ球
4.ヘルパー(CD4陽性)Tリンパ球
5.細胞傷害性(CD8陽性)Tリンパ球

【正解】4
4.(○)HIVはヘルパーTリンパ球に感染する。


■鉄欠乏性貧血の症状または所見として考えられるのはどれか。2つ選べ。

1.動悸
2.さじ状指
3.ほてり感
4.運動失調
5.皮膚の紅潮

【正解】1,2
1.(○)酸素を運搬するヘモグロビンが少ないので頻脈になり、動悸が出現する。

2.(○)匙状爪がみられる。

3.(×)四肢の冷感がみられる。

4.(×)運動失調はみられない。

5.(×)皮膚は蒼白になる。


■味覚障害の原因はどれか。

1.亜鉛欠乏
2.リン欠乏
3.カリウム欠乏
4.マグネシウム欠乏

【正解】1
1.(○)味覚障害は亜鉛不足の他、糖尿病・腎疾患などの疾病、薬物などの影響を受ける。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■うつ病に最も関連が強い神経伝達物質はどれか。

1.ドパミン
2.セロトニン
3.グルタミン酸
4.アセチルコリン
5.γ-アミノ酪酸

【正解】2
1.(×)
2.(○)うつ病は気分や身体活動を活性化させるセロトニンやノルアドレナリンといった脳内神経伝達物質の減少によって引き起こされると考えられている。
3.(×)
4.(×)
5.(×)


■上部消化管造影を受ける患者への説明で適切なのはどれか。

1.検査前24時間は絶飲食である
2.発泡剤による蝎ッ気は我慢しない
3.検査後は下剤を服用する
4.検査後の白色の排便は異常である

【正解】3
1.(×)消化管を空にしておくために、検査前12時間を禁飲食とする。
2.(×)消化管造影法では、ガスで膨らませた消化管の粘膜にバリウムを薄く均等に付着させて撮影する(二重造影法)。発泡剤は胃を膨らませるために必要なので蝎ッ気は我慢する。
3.(○)造影剤として使用したバリウムは腸内でかたまり、便秘を起こしやすい。造影後は下剤と多量の水分を摂取してもらい、バリウムの排泄を促す。
4.(×)バリウムが排泄されはじめたら便の色は白色になるので異常ではない。


■長期間服用中、急に中止することによってショックをきたす可能性があるのはどれか。

1.消炎鎮痛薬
2.抗アレルギー薬
3.副腎皮質ステロイド
4.ペニシリン系抗菌薬
5.マクロライド系抗菌薬

【正解】3
1.(×)非ステロイド系消炎鎮痛薬が主流であり、急に中止してもショックは起こさない。
2.(×)抗アレルギー薬は伝達物質遊離抑制剤と個々の化学物質に作用する。
3.(○)ステロイドの長期服用によって副腎不全の可能性があり、急に止めるとショックを起こす危険性がある。
4.(×)ペニシリン系抗菌薬は細胞壁の合成を阻害する作用をもつ。耐菌の問題と酸に弱い欠点があり、重篤なアレルギー反応を起こす可能性がある。
5.(×)マクロライド系抗菌薬はグラム陽性菌に対する抗菌が強い。耐性の問題がある。


■法的に診療所に入院させることのできる患者数の上限はどれか。

1.9人
2.19人
3.29人
4.39人

【正解】2
1(×)19人以下の患者を入院させるために施設を有しているものを診療所という。 
2(○)19人以下の患者を入院させるために施設を有しているものを診療所という。 
3(×)20人以上の患者を入院させために施設を有しているものを病院という。 
4(×)20人以上の患者を入院させために施設を有しているものを病院という。 


■組合せで正しいのはどれか。

1.WHO憲章ー健康の定義
2.アルマ・ア夕宣言ー医学研究の倫理
3.ヘルシンキ宣言ーヘルスプロモーション
4.オタワ憲章ープライマリヘルスケア

【正解】1
1.(○)1946年にすべての人民の健康を増進し保護するための憲章である。
2.(×)1978年に行われたプライマリー・ヘルスケアに関する会議である。
3.(×)1975年、ヘルシンキで開催されたCSCE(全欧安保協力会議)の首脳会議で調印された合意文書の通称。ヨーロッパ各国の主権の尊重、経済・科学技術分野での協力、人権と諸自由の尊重などを内容とする。 
4.(×)1986年に第1回健康づくり国際会議において作成された、健康づくりのための提唱である 。


■注射で正しいのはどれか。

1.皮内注射では神経の損傷の危険がある。
2.皮下注射では皮下組織とともに皮膚をつまみ上げて針を刺入する。
3.筋肉内注射での針の刺入角度は皮膚とほぼ平行とする。
4.静脈内注射では針を抜いた後、刺入部位をマッサージする。

【正解】2
1(×)表皮と真皮の間に薬液を投与するため、神経を損傷することはない。
2(○)皮下組織に注入するため皮膚をつまみ、10~30度の角度で針を刺す。
3(×)筋肉注射の針の刺入角度は90度である。刺入角度を皮膚とほぼ平行にするのは、皮内注射である。
4(×)静脈注射で針を抜いた後は、刺入部位は出血しないように圧迫する。


■人工呼吸器装着中の管理で適切なのはどれか。

1.口腔ケア時にはカフ圧を下げる。
2.加湿加温器には水道水を補給する。
3.アンビューバッグをそばに置いておく。
4.誤作動が続く時はアラームを消音にする。

【正解】3
1.(×)口腔ケア時には、口腔内の分泌物や洗浄水が気管内に流れやすい。これを防ぐためにカフ圧を上げておく。
2.(×)気道内感染を防止するため、加湿加温器には滅菌蒸留水を補給する
3.(○)人工呼吸器の故障や停電に備え、アンビューバッグを準備しておく。
4.(×)アラームを消音にしておくと、重大な問題を見落とす危険性があるため、消音にしてはならない。


■入院中の患者が「最近,消灯後に寝付くまで30分くらいかかり,朝の検温で目が覚める。ずっと夢を見ていたような感じで,ぐっすり眠れたと思えない日が続いている」と言う。睡眠状態のアセスメントで適切なのはどれか。

1.入眠障害
2.中途覚醒
3.早期覚醒
4.熟眠障害

【正解】4
1.(×)入眠障害とは寝付くのに2時間以上かかる場合をさす。
2.(×)中途覚醒とは、寝付いた以降も夜中に2回以上目が覚めることである。
3.(×)早朝覚醒とは通常より2時間以上も早く覚醒してしまうことである。
4.(○)熟眠障害とは朝の覚醒時に熟眠を感じないことである。


■Aさんに鎖骨下静脈から中心静脈カテーテルを挿入した。その直後、Aさんに呼吸困難が出現した。 最も優先される検査はどれか。

1.胸部CT
2.心電図(ECG)
3.気管支鏡検査
4.胸部エックス線撮影

【正解】4
1.(×)カテーテル先端部分が肺や胸膜を損傷していないか確認が必要であるが、CTは最も優先される検査とはいえない。
2.(×)カテーテル挿入中という状況を考えると、カテーテルの位置確認が優先される。
3.(×)カテーテル挿入中という状況を考えると、カテーテルの位置確認が優先される。
4.(○)中心静脈カテーテルが肺や胸膜を傷つけ、気胸あるいは血胸を起こした可能性がある。カテーテルの先端部分がどこにあるのか、X線で位置を確認する必要がある。


■「フロセミド注15mgを静脈内注射」の指示を受けた。注射薬のラベルに「20mg/2ml」と表示されていた。注射量を求めよ。ただし小数点以下第2位を四捨五入すること。

1.0
2.0
3.0
4.0

【正解】1
20:15=2:X 30=20X X=1.5    解答「1」「5」


■真空採血管を用いる採血で正しいのはどれか。

1.ホルダーに真空採血管を装着してから刺入する。
2.真空採血管はホルダーを固定したまま取り替える。
3.ホルダーに真空採血管を装着した状態で抜針する。
4.使用したホルダーは消毒して再使用する。

【正解】2
1.(×)血管に刺入したら真空採血管を装着する。
2.(○)ホルダーを固定した状態で、真空採血管を交換する。
3.(×)ホルダーから真空採血管を外したあとに抜針する。
4.(×)使用したホルダーはその都度破棄する。


■80歳の女性。自宅で療養中。ADLはほぼ自立しているが,動作に時間がかかり,時々尿を漏らしてしまう。「トイレに行きたいが,廊下を汚してしまう」と言う。指導で最も適切なのはどれか。

1.トイレの改造を勧める
2.飲水を控えるよう勧める。
3.膀胱留置カテーテルを勧める、
4.尿とりパッドの使用を勧める。

【正解】4
1.(×)ADLはほぼ自立しているのでトイレ改造の必要はない。
2.(×)高齢者は脱水を引き超しやすいので飲水を控えてはならない。
3.(×)膀胱留置カテーテルやおむつの使用は、治療機会の喪失、QOLの低下、寝たきり状態の誘発につながるため慎重に適用する。
4.(○)有効な指導である。


■76歳の男性。前立腺肥大症による尿閉を繰り返したため、膀胱留置カテーテルを挿入することとなった。介助によって歩行可能で、認知症の症状はみられない。訪問看護師が行う本人と家族への指導で適切なのはどれか。

1.ミルキングは看護師の訪問時に行う
2.自宅の浴槽で入浴できることを伝える
3.歩行時は蓄尿袋をカテーテルよりも高くする
4.カテーテルの抜去を防止するため安静を促す

【正解】2
1.(×)膀胱留置カテーテルを長期間留置すると、尿中の塩類などでカテーテルが詰まりやすくなる。詰まらないようにするにはミルキングが必要だが、看護師の訪問時だけでは不十分である。患者本人や家族にミルキングの方法を指導し、適宜実施してもらうとよい。
2.(○)膀胱留置カテーテルを挿入したままでの入浴は可能である。
3.(×)蓄尿袋を高くすると、尿の逆流が起こり、尿路感染を引き起こす危険性がある。
4.(×)認知症もなく理解力もあるため、安静を促す必要はない。


■脳幹出血で四肢麻痺となった78歳の女性が退院し帰宅することとなった。長男の妻が「私が仕事をやめて介護すると家族に決められました」と沈んだ様子で看護師に話した。最初の言葉かけとして適切なのはどれか。

1.「あなた自身はどのようにお考えですか」
2.「ご心配と思いますが、なんとかなりますよ」
3.「在宅介護の方法はどのくらいご存知ですか」
4.「介護サービス事業所の電話番号を教えましようか」

【正解】1
1.(○)長男の妻自身がどのように考えているのか、探ることが重要である。
2.(×)在宅での長期介護となる可能性もあり、負担は大きく安易ななぐさめは不適切である。
3.(×)在宅介護の知識よりも、この場合は長男の妻の思いや感情に焦点を当てるほうが適切である。
4.(×)介護サービスの情報よりも、長男の妻の思いや感情に焦点を当てるほうが適切である。


■63歳の女性。末期の悪性腫瘍で在宅療養となった。公的保険で受けられるサービスで正しいのはどれか。

1.訪問看護は医療保険の対象となる。
2.訪問看護の回数は週3回に限られる。
3.訪問看護の回数は1日1回に限られる。
4.介護保険によるサービスは受けられない。

【正解】1
1.(○)原則として訪問看護は介護保険が優先されるが、例外として末期がんなど医療依存度が高い場合で主治医の指示がある場合には対象となる。
2.(×)原則として週3回までだが、末期がん、神経難病などの場合には限度がない。
3.(×)介護保険では、1回30~90分を標準として2時間以内のサービス時間で、1日1回の限度ではない。
4.(×)介護保険では、第2号被保険者の40~64歳で医療保険者加入者は末期がん、特定疾患の場合にサービスの対象となる。


■在宅で療養中の93歳の女性。1日の大半をベッド上で過ごしている。神経因性膀胱による尿閉のため膀胱カテーテルを留置している。朝、家族から訪問看護師に「いつもより夜間の尿量が少なく、お腹が張っている感じがする」と連絡があった。バイタルサインに異常はなく、おむつへの尿漏れもない。カテーテル内に少量の尿の流出が見られる。訪問看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

1.下腹部を触診する。
2.そのまま様子をみる。
3.下腹部を強く圧迫する。
4.カテーテルの固定水を追加する。
5.カテーテルの屈曲の有無を確認する。

【正解】1,5
1.(○)膀胱カテーテルの屈曲による膀胱充満を確認するために、下腹部を触診する。
2.(×)尿量減少と腹部膨満の原因を追及する必要がある。
3.(×)膀胱内に尿が充満している可能性があるため、強い圧迫は避ける
4.(×)固定水の減少によりカテーテルの位置が尿道にずれている場合、固定水追加は尿道を損傷する恐れがある。
5.(○)カテーテル屈曲による閉塞がないか確認する必要がある。


■認知症が進行中の76歳の男性。預金通帳の管理は唯一の肉親である甥が行っているが、勝手に預金を使っている様子である。ケアカンファレンスへの提案として適切なのはどれか。2つ選べ。

1.成年後見制度の利用
2.ホームヘルパーによる通帳管理
3.訪問看護ステ一ションでの通帳管理
4.訪問看護師による甥の預金使用状況の監視
5.社会福祉協議会の金銭管理サービスの利用

【正解】1,5
1.(○)認知症などで判断能力が不十分な人の財産管理や身上監護を行う成年後見制度の利用は適切である。
2.(×)ホームヘルパーには通帳管理の権利はない。
3.(×)訪問看護ステーションにおいても権利はない。
4.(×)監視する権利はない。
5.(○)社会福祉協議会の社会福祉士に相談したり、成年後見人として社会福祉協議会などを選任される場合もある。


■退院調整部署と連携しながら、ある患者の退院支援を進めることになった。病棟看護師が行う支援として最も適切なのはどれか。

1.経済問題への対応
2.患者の希望の聴取
3.介護保険制度の説明
4.在宅のケアプラン立案

【正解】2
2.(○)患者の希望、ニードの把握が最も優先される。


■Aさん(75歳、女性)は、80歳の夫と2人で暮らしている。要支援2の認定を受け、居宅サービスは利用していない。Aさんは子宮体癌(ステージIV)で化学療法を繰り返してきたが、効果がなかった。その後、モルヒネによる疼痛コントロール目的で入院し、現在、痛みはない。Aさんは家に帰ることを強く希望している。食事量は減少している。臥床している時間が多いが、排泄時はベッドサイドのポータブルトイレを自力で使用している。病棟看護師が退院調整看護師と検討すべき内容はどれか。

1.通所リハビリテーションの導入
2.訪問入浴サービスの導入
3.尿道カテーテルの留置
4.胃瘻の造設

【正解】2
1.(×)居宅でのリハビリテーションであれば導入可能かと考える。
2.(○)入浴する体力の不足や高齢の夫の介護力の低下から、訪問入浴サービスは必要と判断する。
3.(×)自力でポータブルトイレを利用できているので、その能力が維持できるよう関わる。
4.(×)食事は少ないながら摂取で来ているので、胃ろうは造設しない。


■Aさん(75歳、女性)は、80歳の夫と2人で暮らしている。要支援2の認定を受け、居宅サービスは利用していない。Aさんは子宮体癌(ステージIV)で化学療法を繰り返してきたが、効果がなかった。その後、モルヒネによる疼痛コントロール目的で入院し、現在、痛みはない。Aさんは家に帰ることを強く希望している。食事量は減少している。臥床している時間が多いが、排泄時はベッドサイドのポータブルトイレを自力で使用している。Aさんは、訪問看護と訪問介護を利用して退院する予定である。退院前に、訪問介護員は「終末期のケアの経験がありません。対応するときに何に気を付けたらよいでしょうか」と訪問看護師に相談した。訪問看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1.麻薬の副作用で下痢をしやすいと説明する。
2.Aさんの外出は控えるように説明する。
3.食欲不振を緩和する工夫を説明する。
4.癌性疼痛のアセスメントは任せる。

【正解】3
1.(×)モルヒネの使用により、弛緩性便秘が生じる。
2.(×)車椅子を用いたりすれば外出も可能である。
3.(○)モルヒネの影響で食欲不振から食事摂取量がますます減少する危険性がある。食欲不振を緩和する工夫を説明する。
4.(×)癌性疼痛のアセスメントは看護師主導で行い。訪問介護員と共有する。


■Aさん(75歳、女性)は、80歳の夫と2人で暮らしている。要支援2の認定を受け、居宅サービスは利用していない。Aさんは子宮体癌(ステージIV)で化学療法を繰り返してきたが、効果がなかった。その後、モルヒネによる疼痛コントロール目的で入院し、現在、痛みはない。Aさんは家に帰ることを強く希望している。食事量は減少している。臥床している時間が多いが、排泄時はベッドサイドのポータブルトイレを自力で使用している。Aさんの死期が近づき、医師からAさん夫婦に病状が説明された。その後の訪問看護でAさんは「夫と一緒に過ごせる時間を大切にしたいと思います」と話した。また、夫からは「家で看取ってあげたいが、今後どうしたらよいかわからない」と相談があった。夫への対応で適切なのはどれか。

1.臨死期は救急車を呼ぶように説明する。
2.夫にできるケアを夫と一緒に検討する。
3.Aさんと死について話すのは控えるように伝える。
4.在宅で看取ると決めたら、入院はできないと伝える。

【正解】2
1.(×)臨死期に夫が看取れるよう、その方法を指導する。
2.(○)ひとつでも夫ができることをさがすことが重要である。
3.(×)Aさんが死について話したがっていれば、それを尊重する必要がある。
4.(×)看取りの準備と、入院の準備を検討し、そのときの状況に合わせられるようにする。


■急性心筋梗塞で,緊急に左大腿動脈から経皮的冠状動脈内血栓溶解療法(PTCR)を受けた患者が,2時間後に「あおむけに寝ているから腰が痛い」と訴えた。穿刺部位からの出血はなく,バイタルサインは安定している。正しいアドバイスはどれか

1.膝の屈伸運動を促す。
2.穿刺部位の圧迫を除去する。
3.腰部にバスタオルを入れる。
4.ゆっくり側臥位になるよう促す。

【正解】3
1.(×)穿刺部位からの出血の危険性があるため膝の屈伸運動は行わないよう説明する。
2.(×)穿刺後は医師の指示により通常6時間は穿刺部位の圧迫・止血を行い、再出血の防止につとめる。また怒責もかけないように指示する。
3.(○)心臓に負担をかけないように十分注意しながら患者の腰部にバスタオルを入れて安楽な姿勢をとらせる。
4.(×)急性心筋梗塞では原則的に24~48時間は絶対安静である。そのため側臥位にするのも禁忌である。


■小脳機能のフィジカルアセスメントで把握するのはどれか。

1.痛覚
2.振動感覚
3.温度感覚
4.平衡感覚

【正解】4
小脳の障害では運動失調と筋緊張低下、平衡感覚の障害がみられる。痛覚、運動感覚、温度感覚は大脳の感覚野で認識される。


■63歳の男性。妻と2人暮らし。肝機能異常を指摘されていたが、自覚症状がなく積極的な治療を受けていなかった。最近、倦怠感があり受診したところ肝機能データが悪化しており、腹腔鏡検査と肝生検のため入院することになった。慢性心房細動のためにβ遮断薬、血栓予防のために低用量アスピリンを内服している。

腹腔鏡検査についての説明で正しいのはどれか。

1.アスピリンの内服を中止する。
2.検査当日の朝は流動食を摂取する。
3.気管挿管し全身麻酔下で行う。
4.穿刺針から生理食塩水を注入して腹部を膨らませる。

【正解】1
1.(○)アスピリンは抗血小板薬である。内服継続により術中の出血量の増加や止血の遅延が考えられるため、中止する。
2.(×)検査当日は絶飲食である。
3.(×)腹腔鏡検査は局所麻酔で行う。
4.(×)腹腔鏡検査では腹腔内に2~3Lの医療用炭酸ガスを注入する。


■63歳の男性。妻と2人暮らし。肝機能異常を指摘されていたが、自覚症状がなく積極的な治療を受けていなかった。最近、倦怠感があり受診したところ肝機能データが悪化しており、腹腔鏡検査と肝生検のため入院することになった。慢性心房細動のためにβ遮断薬、血栓予防のために低用量アスピリンを内服している。

精査の結果、肝硬変と食道静脈瘤が認められ、内視鏡的硬化塞栓療法が必要となった。医師から説明を受けた患者は「病気が悪くなっていくようだ。これから必要な治療についてたくさん話されてもついていけない。何のためにこの治療が必要なのかもう一度教えて下さい」と看護師に尋ねた。内視鏡的硬化塞栓療法の目的で正しいのはどれか。

1.腹水貯留の予防
2.食道狭窄部の拡張
3.食道静脈瘤の出血予防
4.肝硬変部への薬剤の注入

【正解】3
肝硬変で肝臓が硬くなると、血液が門脈を経て肝臓に入りにくくなる。血液は別の経路(短絡)を経て静脈系に戻ろうとする。短絡路の血液が増加して、食道・胃静脈が拡張して瘤状になったものを食道・胃静脈瘤という。内視鏡的硬化塞栓療法は静脈瘤に硬化剤を注入して出血を防ぐ方法である。


■63歳の男性。妻と2人暮らし。肝機能異常を指摘されていたが、自覚症状がなく積極的な治療を受けていなかった。最近、倦怠感があり受診したところ肝機能データが悪化しており、腹腔鏡検査と肝生検のため入院することになった。慢性心房細動のためにβ遮断薬、血栓予防のために低用量アスピリンを内服している。

内視鏡的硬化塞栓療法が実施され帰室した。悪心と前胸部痛はなくバイタルサインは安定している。帰室後24時間の対応で適切なのはどれか。

1.終了直後から粘膜保護薬を内服する。
2.安静度の制限はない。
3.経鼻胃管から処置部に抗菌薬を注入する。
4.翌朝から常食を開始する。

【正解】1
1.(○)終了直後より粘膜保護剤を用いる。
2.(×)治療当日は床上安静である。
3.(×)抗菌薬は経静脈的に投与する。
4.(×)治療当日は絶飲食とする。異常がなければ翌日より流動食を開始し、徐々に常食へと近づける。


■放射線治療による放射線宿酔について正しいのはどれか。

1.晩期合併症である。
2.食欲不振が出現する。
3.皮膚の発赤が特徴的である。
4.症状は1か月程度持続する。

【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■45歳の男性、会社員(営業)、妻と家族の四人暮らし。20歳から喫煙をして、40歳より高血圧、脂質異常症を指摘され薬物療法を行ってきたが、仕事や食事が不規則で禁煙できず、服薬も時々中断することもあった。今朝方激しい胸痛で来院した。来院時の検査結果は血圧185mmHg、尿素窒素11mg/DL,クレアチニン0.9mg/DL、総コレステロール320mg/dl、トリグリセライド201mg/dl。心電図検査の結果急性心筋梗塞と診断された。 来院時の心電図で正しいものはどれか。

1.【1】
2.【2】
3.【3】
4.【4】

【正解】2
1(×)心房細動である。ギザギザのf波、不整のQRS波に特徴があり頻脈性不整脈の1つである。心房細動は塞栓症を合併しやすいので脳塞栓がおこる時がある。この為片麻痺をアセスメントする。 2(○)急性心筋梗塞の心電図は異常Q波(深い陰性Q波)とST上昇が特徴である。急性心筋梗塞の三つの心電図波形をしっかりと押さえておく。 (1)ST上昇 (2)異常Q波 (3)冠性T波(深い陰性T波) 3(×)心室細動である。心室細動とは心室が震えているだけで全身に血液の供給がなされていない。この震えている状態が心電図上で波線としてあらわれてくる。心室細動では血圧は殆ど0の状態で緊急に除細動が必要である。 4(×)房室ブロック一度である。心電図上でPR間隔の延長が見られるのが特徴的。このPR間隔の延長が整であれば一度房室ブロックで徐々に延長、又は突然のQRSの脱落があれば二度房室ブロックである。治療には硫酸アトロピン、β刺激剤を使用する。


■45歳の男性、会社員(営業)、妻と家族の四人暮らし。20歳から喫煙をして、40歳より高血圧、脂質異常症を指摘され薬物療法を行ってきたが、仕事や食事が不規則で禁煙できず、服薬も時々中断することもあった。今朝方激しい胸痛で来院した。来院時の検査結果は血圧185mmHg、尿素窒素11mg/dl,クレアチニン0.9mg/dl、総コレステロール320mg/dl、トリグリセライド201mg/dl。心電図検査の結果急性心筋梗塞と診断された。 大腿動脈からバルーンによるPCI治療(経皮的冠動脈形成術)が午後1時過ぎに終わった。当日の助言で正しいものはどれか。

1.夜、歩行可能ならば歩いてよい。
2.両足の足背動脈の脈を測定する。
3.自力による体位変換を始める。
4.食事は夕食から普通食が可能である。

【正解】2
1(×)大腿動脈で行った場合は歩行から出血する可能性があるので圧迫止血をする。一般に次の日までは歩行が可能であっても歩かないように指導する。 2(○)大腿動脈にカテーテルを挿入した時は、その後足背動脈の触知を確認する。この時挿入していないほうの足と一緒に測定し差異がないかの確認を行う。 3(×)PCI治療(経皮的冠動脈形成術)施行の日は絶対安静となる。体位変換は無理のない範囲から行う。 4(×)現時点、食事は絶飲食で栄養は点滴で行う。食事をすると血圧の変動があるので、心筋梗塞患者の食事は治療後24時間以内なら絶食、口渇には水分。バイタルサインが安定したら(主に2?3日後)おもゆ、又は半流動食となる。


■60歳の女性。高血圧で15年以上治療を続けてきたが、全身倦怠感、頭痛、嘔気、呼吸困難および浮腫が現れ,腎機能低下により緊急入院となった.入院時,体温36.5℃,呼吸数28/分,脈拍数90/分,血圧180/138mmHg。血清性化学検査では尿素窒素89.0mg/dl、クレアチニン9.5mg/dl、カリウム7.1mEq/L、空腹時血糖値100mg/dlであり胸部X線撮影で肺うっ血が認められた。 入院時のアセスメントで正しいものはどれか。

1.ネフローゼがある。
2.ケトアシドーシスが考えられる。
3.心停止を考慮する。
4.慢性腎不全のⅡ期である。

【正解】3
1(×)ネフローゼは(1)尿蛋白、(2)血中アルブミンと蛋白の低下、(3)全身性の浮腫、(4)コレステロールで診断される。 2(×)ケトアシドーシスはⅠ型糖尿病や飢餓のときにみられやすい。血糖値から糖尿病ではない。 3(○)カリウム排泄の90%は尿なので腎不全など尿量減少のときは常に高カリウムから心停止を考慮する。今回は高カリウム血症となっているので心停止に対する治療を直ちに行う。(基準値は3.5~4.8mEp/L) 4(×)尿素窒素80.0mg/dl、クレアチニン8mg/dl以上や中枢神経症状の頭痛などから明らかに腎不全の4期である。


■60歳の女性。高血圧で15年以上治療を続けてきたが、全身倦怠感、頭痛、嘔気、呼吸困難および浮腫が現れ,腎機能低下により緊急入院となった.入院時,体温36.5℃,呼吸数28/分,脈拍数90/分,血圧180/138mmHg。血清性化学検査では尿素窒素89.0mg/dl、クレアチニン9.5mg/dl、カリウム7.1mEq/L、空腹時血糖値100mg/dlであり胸部X線撮影で肺うっ血が認められた。 緊急血液透析が開始された。事前の準備で正しいものはどれか。

1.前腕のシャント形成
2.腹膜へカテーテル挿入
3.大腿動脈へのカテーテル挿入
4.鎖骨下静脈への穿刺

【正解】4
1(×)前腕のシャント形成からの血液透析は緊急に行うことはほとんどない。 2(×)腹膜への透析液の流入は腹膜透析で慢性期に行われる。 3(×)大腿動脈では心臓カテーテルや動脈血採血などを行う。 4(○)緊急血液透析とは緊急に、一時的に行う血液透析で主に鎖骨下静脈から穿刺して透析を行う。この場合シャント形成の血液透析同様ヘパリンロックを行うため出血傾向の観察を行う。


■腹痛を訴えて入院した認知症高齢者。消灯後に自分で荷物を持ってナースステーションに来た。看護師に「出口はどこ」と聞いてくる。対応で適切なのはどれか。

1.「ここは病院ですよ」
2.「部屋に戻って寝ましょう」
3.「今日はここに泊まるのですよ」
4.「行きたいところがあるのですね」

【正解】4
1.(×)認知症患者の行動には、本人なりの理由がある。まずそれを確認する必要がある。
2.3.(×)認知症患者には部屋で寝ていられない理由があるはずである。まずその理由を把握する必要がある。「部屋に戻って寝ましょう」「今日はここに泊まるのですよ」という言葉は認知症患者の不安や混乱を増強させる可能性がある。
4.(○)認知症患者の行動の理由を把握しようとする働きかけなので適切である。


■高齢者が罹患したときの特徴はどれか。

1.薬物の代謝が早まる。
2.症状が定型的に現れる。
3.意識障害を起こしやすい。
4.環境の影響を受けにくい。

【正解】3
1.(×)高齢者は肝臓での薬物解毒作用が低下するため、薬物が体内に蓄積しやすくなる。
2.(×)高齢者は診断の基礎になる症状や徴候がはっきりしなくなる。
3.(○)高齢者はストレスに対して、せん妄などの意識障害が発症しやすくなる。
4.(×)高齢者は環境の変化に対して恒常性を維持しにくくなる。そのため脱水や高血糖などになりやすい。


■平成24年(2012年)の高齢者の世帯数で最も多いのはどれか。

1.単身世帯
2.夫婦のみの世帯
3.夫婦と未婚の子の世帯
4.三世代世帯

【正解】2
平成24年の高齢者の世帯数で最も多いのは夫婦のみの世帯、次いで単独世帯、夫婦と未婚の子、三世代世帯の世帯の順であった。


■機能性尿失禁のある女性高齢者への援助で適切なのはどれか。

1.間欠的導尿を行う。
2.定期的にトイレへ誘導する。
3.日中の水分摂取を制限する。
4.きつめのガードルの着用を勧める。

【正解】2
1.(×)機能性尿失禁とは膀胱や尿道は正常だが、適切な排尿行動がとれないために失禁してしまう状態である。そのため間欠的導尿の必要はない。
2.(○)失禁する前に定期的にトイレに誘導して適切な排尿行動を促すことは適切である。
3.(×)水分摂取の制限は脱水の原因となる。また水分を制限しても機能性尿失禁は改善しない。
4.(×)きつめのガードルは、排尿行動の際に手間取りの原因になるため不適切である。


■認知症患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

1.母親が幼児と接するように話す。
2.作話があるときは内容を訂正する。
3.興奮状態の時は安全を確認して一旦席をはずす。
4.同じ内容を繰り返す場合は会話をすぐに打ち切る。

【正解】3
1.(×)認知症患者の自尊心を尊重して接する。
2.(×)認知症患者では記憶の隙間を埋めるために作話が現れることがある。責めたり訂正したりせずにそのまま受け止め接する。
3.(○)興奮状態のときは患者の気持ちが落ち着けるよう、安全を確認しながら席をはずす。
4.(×)同じ内容を繰り返す場合、相手に伝わっていないと認識している場合がある。会話を途中で打ち切ると、相手に不安やいらだちの感情を引き起こす場合がある。


■入院2日目の高齢者。深夜2時ごろナースステーションに来て、看護師に「トイレに行ったら目がさめて、寝つけなくなった」と話しかけてきた。対応で最も適切なのはどれか。

1.飲水を控えるように説明する。
2.しばらく患者の話を聴く。
3.昼間に2時間の午睡を勧める。
4.夜中なので部屋に戻るよう伝える。

【正解】2
1.(×)飲水の制限は脱水につながるため不適切である。
2.(○)入院2日目で環境への不適応や入院に対する不安などが重なっている可能性がある。そのためしばらく患者の話を聞く対応が適切である。
3.(×)高齢者の午睡は短時間(30分程度)がよいと言われている。
4.(×)患者の「寝つけない」という訴えを十分に受け止める必要がある。


■加齢に伴う呼吸機能の変化で正しいのはどれか。

1.残気量の低下
2.肺活量の低下
3.1秒率の増加
4.気道クリアランスの向上

【正解】2
1.(×)加齢によって呼吸筋の筋力が低下し、呼気を出しにくくなり、残気量が増加する。
2.(○)加齢によって呼吸筋の筋力が低下し、肺活量は減少する。
3.(×)加齢に伴い、肺活量に占める、1秒間で吐き出せる呼気量(1秒量)の割合(1秒率)は減少する。原因は肺の弾力性の低下や、呼吸筋の筋力低下である。
4.(×)気道内の繊毛運動の活動が低下するため、気道の浄化能力(クリアランス)は低下する。


■成年後見制度で正しいのはどれか。

1.法定後見人は、都道府県知事が選任する。
2.任意後見人とは、家族が後見人になる場合を指す。
3.成年後見人は、財産管理などの法律行為を支援する。
4.日常生活自立支援事業の一部として位置付られる。

【正解】3
1.(×)成年後見人は、家庭裁判所が選任する。
2.(×)任意後見人とは、本人が将来に備えてあらかじめ決めておく後見人のことで、家族とは限らない。
3.(○)成年後見人は、本人にかわって財産管理などの法律行為を支援する。
4.(×)日常生活自立支援事業とは、判断力が不十分な方が地域において自立した生活が送れるよう、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助等を行う事業であるが、成年後見制度とは異なる事業である。


■高齢者に脱水が起こりやすい理由はどれか。2つ選べ。

1.骨密度の低下
2.筋肉量の減少
3.渇中枢機能の低下
4.身体活動性の低下
5.腎臓のナトリウム保持機能の亢進

【正解】2,3
1.(×)骨密度の低下は加齢現象としてみられるが、脱水の発症とは直接関係しない。
2.(○)高齢者は体内の水分を多く備蓄している筋肉が減少するため脱水になりやすい。
3.(○)高齢者は渇中枢機能が低下するため、体内の水分が不足状態となっても口渇感を自覚することが少なくなる。
4.(×)身体活動性の低下と脱水は直接関係ない。
5.(×)高齢者は腎臓でのナトリウム保持機能(再吸収量)が低下するため、尿量が増加し、脱水になりやすくなる。


■高齢者のエイジズムについて正しいのはどれか。

1.高齢者の価値を認めるものである
2.高齢者の権利を擁護するものである
3.高齢者を生活環境の違いで区別するものである
4.高齢者という理由で不当な扱いをするものである

【正解】4
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(○)「エイジズム」とは、高齢者という理由で不当な扱いをするものである。


■乳児が窒息を起こしやすい解剖学的特徴はどれか。

1.鼻腔の間隙が広い
2.気道の直径が小さい
3.喉頭蓋の位置が低い
4.口腔内での舌の割合が小さい。

【正解】2
1.(×)乳児は鼻腔の間隙が狭くしかも鼻呼吸をしているため、鼻汁や分泌物により鼻閉や窒息を起こしやすい。
2.(○)乳児は成人に比べ気道の直径が小さいため、わずかな狭窄でも閉塞症状が出現しやすい。
3.(×)乳児の喉頭蓋は高い位置にある。
4.(×)乳児は口腔内面積における舌の割合が大きいため、舌根沈下のときに窒息になりやすい。


■在胎40週、3,100gで出生した新生児。胎児超音波検査で先天性心疾患を疑われていたが、検査の結果、ファロー四徴症と診断された。全身状態が良好であったため、外来通院で経過を観察することとなり1か月で退院した。
生後5か月になり、ファロー四徴症に伴う症状を呈するようになってきた。乳児に認められない症状はどれか。

1.浮腫
2.頻脈
3.多呼吸
4.哺乳不良

【正解】1
1.(○)ファロー四徴症では、右→左短絡が優勢になり、肺血流量の減少とチアノーゼがみられる。右心不全のために静脈圧が上昇するが、乳児は静脈の弾力性が高いので浮腫が生じにくい。
2.(×)動脈血中の酸素分圧が少ないために、代償性に頻脈になる。
3.(×)動脈血中の酸素分圧が少ないために、代償性に多呼吸となる。
4.(×)哺乳中は酸素分圧が低下しやすいために、哺乳不良となりやすい。


■在胎40週、3,100gで出生した新生児。胎児超音波検査で先天性心疾患を疑われていたが、検査の結果、ファロー四徴症と診断された。全身状態が良好であったため、外来通院で経過を観察することとなり1か月で退院した。
2歳になり児は根治手術を受けることとなった。手術前に注意すべき症状はどれか。

1.乏尿
2.起坐呼吸
3.頻拍発作
4.無酸素発作

【正解】4
ファロー四徴症では、生後2~3か月頃から「無酸素発作」と呼ばれる、多呼吸、呼吸困難、チアノーゼの増強を主症状とする発作が出現しやすい。重症の場合は意識障害・けいれん発作を経て死亡する場合もある。


■在胎40週、3,100gで出生した新生児。胎児超音波検査で先天性心疾患を疑われていたが、検査の結果、ファロー四徴症と診断された。全身状態が良好であったため、外来通院で経過を観察することとなり1か月で退院した。
根治手術が成功し、その後も外来受診が継続された。ある日母親から「乳歯が虫歯になり抜くことになりました。何か注意することがあれば事前に知りたいのですが」と小児科外来に電話があった。説明で適切なのはどれか。

1.入院による抜歯となる
2.出血が止まりにくい
3.抜歯前に抗菌薬を内服する
4.特別な注意点はない

【正解】3
1.(×)入院の必要はない。
2.(×)先天性心疾患が原因で出血が止まりにくいとうことはない。
3.(○)先天性心疾患では、口腔内の常在菌が血液のなかに入り、心臓で増殖する「感染性心内膜炎」の頻度が高い。歯を抜く時や口腔内の手術を行う時は予防的にペニシリン系の抗生剤を内服する。
4.(×)


■乳幼児のア夕ッチメント(愛着)の成立に必要な関わりはどれか。

1.就寝前にビデオを見せる。
2.泣いているときに抱っこをする。
3.けんかのときの謝り方を教える。
4.危ないことをしていたら注意する。

【正解】2
1.(×)アタッチメントは相互作用であるため、ビデオ視聴は一方的な作用で情緒的な行動にはつながらない。
2.(○)泣いたりほほえんだりして相手を引き寄せたりする愛着行動に抱っこをすることでこたえるという相互作用が愛着の成立につながる。
3.(×)けんかの謝り方を伝えることは、社会性をつけるしつけのようなものである。
4.(×)社会性の発達として1歳6か月頃に禁止・命令が理解できる。


■Aちゃん(1歳2ヶ月、女児)は、在胎38週2日、2,300g、新生児仮死状態で出生し、NICUで全身管理が行われた。人工呼吸器は3週後に離脱できたが、咳嗽反射が弱く嚥下障害が見られた。追視がなく、痙直性の四肢麻痺がみられるようになり、生後8ヶ月で脳性麻痺と診断された。1歳の時点で小児病棟へ転棟し、退院にむけた準備を行っている。現在、身長と体重は年齢相当で、鼻腔から経管栄養を行っており、日常的に口腔内吸引が必要である。Aちゃんは第1子で父親は会社員、母親は専業主婦である。

Aちゃんへの経管栄養で適切なのはどれか。

1.胃管挿入の長さは胸骨剣状突起までの直線距離とする

2.胃管挿入後は、注射器で空気を1ml注入して気泡音を確認する

3.栄養剤を注入する前には、胃内容物が吸引できるか確認する
4.栄養剤を注入する際の姿勢は仰臥位とする


【正解】3
1.(×)胃管の挿入長さは鼻尖~外耳口~剣状突起までの長さである。

2.(×)注入する空気は1mlでは少ない。

3.(○)毎回、胃管が胃に入っているかを確認する。

4.(×)上体をやや起こして注入する。


■Aちゃん(1歳2ヶ月、女児)は、在胎38週2日、2,300g、新生児仮死状態で出生し、NICUで全身管理が行われた。人工呼吸器は3週後に離脱できたが、咳嗽反射が弱く嚥下障害が見られた。追視がなく、痙直性の四肢麻痺がみられるようになり、生後8ヶ月で脳性麻痺と診断された。1歳の時点で小児病棟へ転棟し、退院にむけた準備を行っている。現在、身長と体重は年齢相当で、鼻腔から経管栄養を行っており、日常的に口腔内吸引が必要である。Aちゃんは第1子で父親は会社員、母親は専業主婦である。

退院に向けて、自宅でのケアを習得するために母親が付き添うことになった。母親は看護師と一緒にAちゃんの沐浴を行うことを楽しみにしているが、眠っているAちゃんの頭をなでながら、「Aがこんなことになったのは私の責任だと思う。家で世話をするのは自信がないけど頑張るしかない。この先、どの様に育って行くのだろう」と話す。父親は仕事が忙しいが家事を行い、週末は必ず面会に訪れている。
家族への看護で適切なのはどれか。

1.父親への沐浴指導は母親にまかせる
2.面会を増やせば母親が楽になると父親に伝える

3.将来のことは考えても仕方がないと母親に話す
4.Aちゃんのケアについて母親が出来ていることを認める


【正解】4
1.(×)父親への育児指導は看護師が行う。

2.(×)精一杯面会に来ている父親の努力を認め、ねぎらう。

3.(×)将来のことを考えて不安になっている気持ちを受け止める。

4.(○)母親を励ますことが大切である。


■Aちゃん(1歳2ヶ月、女児)は、在胎38週2日、2,300g、新生児仮死状態で出生し、NICUで全身管理が行われた。人工呼吸器は3週後に離脱できたが、咳嗽反射が弱く嚥下障害が見られた。追視がなく、痙直性の四肢麻痺がみられるようになり、生後8ヶ月で脳性麻痺と診断された。1歳の時点で小児病棟へ転棟し、退院にむけた準備を行っている。現在、身長と体重は年齢相当で、鼻腔から経管栄養を行っており、日常的に口腔内吸引が必要である。Aちゃんは第1子で父親は会社員、母親は専業主婦である。

母親は経管栄養と口腔内吸引を1人で実施できるようになったが、「退院したら昼間、Aと2人だけで過ごすのは心配です。Aの具合が悪いときにはどうしたら良いのでしょう。」と話す。
Aちゃんが在宅療養に移行するために検討する内容で優先度が高いのはどれか。

1.保育所への入所
2.訪問看護の依頼
3.家事支援のヘルパーの依頼
4.地域の子育てグループへの参加

【正解】2
1.(×)医療的ケアが多い児の保育園受け入れは困難である。

2.(○)Aちゃんには医療的な管理が必要と考えられるため、訪問看護を検討する。

3.(×)母親が心配しているのは、Aちゃんの体調が悪い時の対応である。

4.(×)母親が心配しているのは、Aちゃんの体調が悪い時の対応である。


■小児の痛みについて正しいのはどれか2つ選べ。

1.新生児の痛みを把握する指標はない
2.薬物療法よりも非薬物療法を優先する
3.遊びは痛みに対する非薬物療法の1つである
4.過去の痛みの経験と現在の痛みの訴えには関係がない
5.3歳ころから痛みの自己申告スケールの使用が可能である

【正解】3,5
1.(×)新生児の痛みを行動から評定する試みがなされている。
2.(×)薬物療法を優先し、非薬物療法は補助的に用いる。
3.(○)遊びにより意識を痛みからそらせたり、痛みの閾値を上げることができる。
4.(×)過去の痛みの経験と現在の痛みの訴えには関係がある。
5.(○)3歳ころから、フェイススケールによる痛みの自己申告が可能になる。


■Aちゃん(3歳女児)は母親とともに小児科外来を受診した。診察の結果Aちゃんは血液検査が必要と判断され処置室で採血を行うことになった。看護師の対応で適切なのはどれか。

1.処置前母親ひとりに採血の説明をする
2.座位で行うか仰臥位で行うかをAちゃんに選ばせる
3.注射器に血液の逆流が見られた時に「終わったよ」とAちゃんに伝える
4.処置後、Aちゃんと採血について話さないようにする

【正解】2
1.(×)Aちゃんにも分かるように説明する。
2.(○)Aちゃんに体位を選ばせることで、処置への参加を促す。
3.(×)駆血帯を外し、止血処置をするまで「終わった」と言わない。
4.(×)Aちゃんに「よく頑張ったね」とねぎらいの声をかける。


■マタニティブルーズで正しいのはどれか。

1.出産後10日以内にみられる。
2.症状の消失には1か月以上を要する。
3.日本における発症頻度は約50パーセントである。
4.症状を認めた場合には母子を分離したケアが基本となる。

【正解】1
1.(○)出産後数日以内に涙もろさ、抑うつなどあり、2週間以内に消失する一時的な反応である。
2.(×)症状は数週間で改善する。1か月以上続くようであれば産後うつ病を考える 。
3.(×)欧米と比較し、発症は低く10%である 。
4.(×)疲労が強いときは一時的な母子分離も考えるが、基本的には、母子関係を促進させるために母児同室である。


■産褥期の生理的変化で正しいのはどれか。

1.胎盤娩出後にプロゲステロンが血中に増加し乳汁分泌が始まる。
2.初乳は成乳に比べ免疫グロブリンの濃度が高い。
3.子宮が非妊時の大きさに戻るのは分娩後約2週である。
4.月経の発来は授乳女性で分娩後平均8週である。

【正解】2
1.(×)胎盤娩出後にプロラクチンが増加し、乳汁分泌が始まる。
2.(○)初乳は成乳に比べ免疫グロブリン(特にIgG)が多く、新生児の細菌やウイルスに対する抵抗力を高めている。
3.(×)子宮が非妊時の大きさに戻るのに約10日かかる。
4.(×)分娩後8週で月経が発来するのは、授乳しない女性の場合である。授乳女性は乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンがエストロゲン、プロゲステロンを抑制するため、月経の発来は分娩後平均12週と遅くなる。


■正期産の低出生体重児に起こりやすいのはどれか。

1.高体温
2.溶血性貧血
3.新生児メレナ
4.高ビリルビン血症

【正解】4
1.(×)体温調節機能が未熟なため、低体温に陥りやすい。
2.(×)血液型不適合や分娩時の過度の02不足がなければ溶血性貧血は起こらない。
3.(×)新生児のビタミンK欠乏による消化管出血(吐血や下血)であるが、低出生体重児に特有のものではない。
4.(○)正期産の低出生体重児は母体内で多血であることが多いため、ビリルビン血症を起こしやすい。


■妊娠37週の妊婦。健康診査でレオポルド触診に続いて、子宮底長や腹囲の計測を受けている際に、「気分が悪くなってきました」と訴えた。最も優先するのはどれか。

1.起坐位にする。
2.酸素吸入を行う。
3.左側臥位にする。
4.血圧測定を行う。

【正解】3
妊娠末期に仰臥位をとり続けると、増大した子宮が下大静脈を圧迫し、心臓への静脈環流が減少し、心拍出量の減少、血圧低下、頻脈、悪心、冷汗などの症状が出現する。下大静脈への圧迫を解除するためには左側臥位にするとよい。


■正期産で正常分娩した分娩直後の母子への対応で優先するのはどれか。

1.母親の清拭
2.新生児の沐浴
3.新生児の身体計測
4.母子のスキンシップ

【正解】4
1.(×)母親の清拭は、分娩後の母親への慰安の意味もあるが、分娩直後に優先することではない。
2.(×)沐浴は低体温となりやすいため、新生児のバイタルサインが安定したことを確認したうえで実施する。
3.(×)新生児の身体計測は、母児対面のあとで実施しても支障はない。
4.(○)出生直後の時間は授乳行動を開始させ、母子の絆を強めるために重要な時間である。


■入院患者の精神科リハビリテーションで適切なのはどれか。

1.経済的な自立を最終目標とする。
2.退院日が決まり次第開始される。
3.他職種によるチーム連携が必要である。
4.精神疾患に関する地域への啓発は含まれない。

【正解】3
1.(×)経済的な自立という目標は、目標設定としては高すぎる。
2.(×)精神科リハビリテーションは入院と同時に開始される。
3.(○)多職種によるチーム連携が必要である。
4.(×)精神障害者の社会復帰の受け皿となる地域への啓発も含まれる。


■躁状態でよくみられる症状はどれか。2つ選べ。

1.誇大妄想
2.罪業妄想
3.観念奔逸
4.予期不安
5.行動制止

【正解】1,3
1.(○)誇大妄想とは躁状態でみられ、自分が偉大な人物や特別な能力があると考える。
2.(×)罪業妄想はうつ状態にみられ、責任はすべて自分にあると思い込む。
3.(○)観念奔逸は躁状態でみられ、絶え間なく観念が浮かび、話題が変わる。
4.(×)予期不安は同じ状態によって、また起こるのではないかという恐怖性の不安である。
5.(×)行動制止はうつ状態にみられる日常生活動作などが行えないなどの症状である。


■電気けいれん療法の適応となるのはどれか。

1.失見当識
2.重症うつ病
3.悪性症候群
4.パーキンソン病

【正解】2
1.(×)電気けいれん療法は用いられない。

2.(○)電気けいれん療法は、重症うつ病患者や統合失調症患者に用いられる。

3.(×)悪性症候群とは抗精神病薬によって引き起こされる副作用である。

4.(×)パーキンソン病にはレボドパが用いられる。


■精神疾患患者の家族の感情表出(expressed emotion:EE)について正しいのはどれか。

1.家族の訴えが明確になる
2.認知行動療法の技法である
3.統合失調症の再発に関連がある
4.家族のストレス対処として効果的である

【正解】3
1.(×)EEとは家族が患者に対して表出するネガティブな感情であり、訴えを明確にするものではない。
2.(×)認知行動療法では、患者自身の認知の偏り(思い癖)を明らかにすることから始める。認知の偏りとEEは異なる概念である。
3.(○)EEとは、家族が患者に示すネガティブな感情(批判、敵意、過干渉、まきこまれ)のことをいい、EEがあると、患者の統合失調症の再発に関連するといわれる。
4.(×)患者の病状をさらに悪化させてしまうことから、家族のストレス対処として有効とは言えない。


■精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により病院の管理者が精神科病院に入院中の者に対して制限できるのはどれか2つ選べ。

1.手紙の発信
2.弁護士との面会
3.任意入院患者の開放処遇
4.信書の中の異物の受け渡し
5.人権擁護に関する行政機関の職員との電話

【正解】3,4
1.(×)手紙の発受は制限できない。
2.(×)弁護士との面会は制限できない。
3.(○)任意入院であっても、医師の判断により開放処遇が制限されることがある。
4.(○)信書の発受は制限できないが、異物が入っている場合は、異物を取り除いてから渡す。
5.(×)人権擁護に関する行政機関の職員との面会は制限することはできない。


■特定疾患治療研究事業の対象疾患で正しいのはどれか。

1.原因は判明している。
2.治療方法は確立している。
3.医療費の公費負担がある。
4.平成20年4月現在の対象疾患数は123である。

【正解】3
1.(×)原因は不明である。
2.(×)治療方法未確立である。
3.(○)医療費の公費負担をとらないと原因の究明、治療方法の開発などに困難をきたす恐れのある疾患を対象としている。
4.(×)平成20年4月現在の対象疾患数は45疾患で、平成21年10月より疾患番号46~56の11疾患が追加された。


■男女雇用機会均等法の目的はどれか。

1.子の看護休暇の取得促進
2.女性の最低労働基準の設定
3.雇用分野における男女差別の解消
4.就業制限業務の規定による女性の保護

【正解】3
1.(×)子どもの介護休暇の取得促進については、育児・介護休業法にて定められている。 
2.(×)女性の労働に関する基本的事項の最低基準については、1947(昭和22)年に制定された労働基準法で定められている。 
3.(○)雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律は、男女機会均等法で定められている。 
4.(×)年少者や女子の就業制限の規定による保護は、産前・産後休業など労働基準法によって定められている。


■児童相談所の業務はどれか。

1.育成医療の給付
2.保育所への入所事務
3.児童福祉施設の監査
4.児童の心身障害に関する相談

【正解】4
1.(×)育成医療の給付に関する業務は市町村が行う。
2.(×)保育園への入所事務は市町村が行う。
3.(×)児童福祉施設の監査は都道府県が行う。
4.(○)児童相談所では、児童の心身障害に関する相談および必要な調査、判定、指導を行う。


■平成24年度の雇用均等基本調査における男性の育児休業取得率はどれか。

1.0.0189
2.0.0589
3.0.1089
4.0.2089

【正解】1
1.(○)平成24年度の育児休業取得率は、1.89%である。女性の83.6%と比べると、男性の育児休業取得率は依然として低い。


■光化学オキシダントで正しいのはどれか。

1.都市部の夜間照明と関係がある。
2.二酸化炭素が主体である。
3.消化器への影響が強い。
4.注意報が発令される。

【正解】4
1.(×)太陽の紫外線と関係がある。
2.(×)大気中の窒素酸化物と炭化水素が太陽の紫外線を受けて光化学反応を起こし、生成される。
3.(×)眼やのどの痛みにはじまり、重症例では呼吸困難などが生じる。
4.(○)大気汚染防止法が光化学 オキシダントの注意報・警報の発令を規定している。


■大規模災害時のトリアージで緊急度が最も高いと判断されるのはどれか。

1.下腿に創傷があるが補助があれば歩行できる
2.自発呼吸はあるが橈骨動脈は触知できない
3.気道確保しても自発呼吸がない
4.開眼・閉眼の指示に応じる

【正解】2
1.(×)局所の損傷で歩行できるため、トリアージタグは緑。
2.(○)直ちに救命処置が必要。トリアージタグは赤。
3.(×)救命不能な絶望的状態。トリアージタグ黒。
4.(×)2~4時間以内に治療を要する。トリアージタグ黄。


■情報の管理について適切なのはどれか。

1.頻繁にお見舞いに来る患者の友人から病状を聞かれたので説明した。
2.個人情報を記載した勉強会資料の下書きはシュレッダーで処分した。
3.勉強会の資料を作成するために個人情報の入ったUSBメモリを自宅に持ち帰った。
4.診療録と看護記録の記載が異なっていたので、診療録に合わせて看護記録を修正した。

【正解】2
1.(×)相手が顔みしりでも、患者の許可なくして第三者に個人情報を漏らしてはならない。
2.(○)下書きやメモであっても個人情報の扱いには気をつける。
3.(×)個人情報の入ったUSBメモリを自宅に持ち帰ってはならない。
4.(×)診療録と看護記録の内容が異なる場合は、記載者に確認したり、事実と照合したりする。


■新人看護師は、点滴交換のため複数の患者の輸液ボトルを同一のトレイに乗せ、1人で交換していた。新人看護師が、患者Aさんの輸液ボトルを誤って患者Bさんに交換しようとしていることに先輩看護師が気付いた。再発防止に向けた新人看護師に対する先輩看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1.注意不足が原因だと新人看護師に伝える。
2.インシデントレポートによる報告は不要であると伝える。
3.同一のトレイに乗せる輸液ボトルは5人分までと指導する。
4.ネームバンドと輸液ボトルの氏名を照合するよう指導する。

【正解】4
1.(×)「注意不足が原因」という指導では、再発防止の具体的な指導にならない。
2.(×)インシデントレポートで原因を分析し、スタッフ間で共有して事故防止に努める。
3.(×)ひとつのトレイに複数の患者の輸液ボトルを乗せない。
4.(○)患者誤認の防止として、ネームバンドと輸液ボトルの名前を照合する。


■Aさんは、来日して1年になる外国人で、胃潰瘍による吐血のため一般病棟に入院した。Aさんが入院した知らせを受けて、Aさんの家族が来日し、病棟に見舞いに来た。家族は、Aさんの身の回りの世話を泊まり込みで行うために私物を大量に持ち込んだ。看護師の対応として最も適切なのはどれか。

1.日本では家族の泊まり込みはできないと断る。
2.Aさんと家族が納得できる解決策を話し合う。
3.希望通りAさんの病室に泊まることを許可する。
4.近隣のホテルに泊まって、日中のみ通うよう勧める。

【正解】2
1.(×)Aさんの母国では病人に泊まり込みで付き添うのは当然のことなのかもしれない。まずは家族の思いを受け止めることが大切である。
2.(○)病院のルールの範囲で、Aさんと家族の思いが実現できる方法を検討する。
3.(×)病院のルールの範囲で実現できることを考える。
4.(×)ひとつの提案としてならいいが、Aさんとその家族の意見も聞きつつ解説策を考える。


■60歳の女性。高血圧で15年以上治療を続けてきたが、全身倦怠感、頭痛、嘔気、呼吸困難および浮腫が現れ,腎機能低下により緊急入院となった.入院時,体温36.5℃,呼吸数28/分,脈拍数90/分,血圧180/138mmHg。血清性化学検査では尿素窒素89.0mg/dl、クレアチニン9.5mg/dl、カリウム7.1mEq/L、空腹時血糖値100mg/dlであり胸部X線撮影で肺うっ血が認められた。 多少のむくみを残して退院となった。退院後はシャント形成による血液透析を継続する治療となった。退院後の日常生活指導で正しいものはどれか。

1.生野菜を積極的に摂取する。
2.透析から腹膜炎の合併に注意する。
3.骨折しやすくなる。
4.できる限り汗をかかないようにする。

【正解】3
1(×)腎不全による透析中は高カリウムから心停止となるので日常生活においてカリウム食(生野菜や果物など)は禁忌となる。 2(×)血液透析では腹膜炎の合併はない。腹膜炎は腹膜透析のときにみられやすい。 3(○)透析から骨・ミネラルの代謝異常から異所性石灰化などがみられ骨折しやすくなる。 4(×)汗をかいたほうが体内水分を除去できる。しかしサウナなどを利用しての多汗は心臓や電解質異常の影響から勧められない。


■近くのものを見る時に最も関与する脳神経は次のどれか。

1.顔面神経
2.動眼神経
3.外転神経
4.三叉神経

【正解】2
1.(×)表情筋の運動に関与する。
2.(○)眼球運動全般、特に内転(寄り目)に関与する。
3.(×)眼球の外転運動に関わる。
4.(×)顔面の知覚に関与する。


■人工股関節全置換術後の患肢の良肢位として適切なのはどれか。

1.内転位
2.内旋位
3.外転位
4.外旋位

【正解】3
1.(×)股関節の脱臼を起こしやすい肢位である。
2.(×)股関節の脱臼を起こしやすい肢位である。
3.(○)脱臼を起こしにくい肢位である。
4.(×)外旋させず中間位にするとよい。外旋位では腓骨神経を圧迫するおそれがある。


■40歳以上、64歳以下の在宅療養者で、介護保険のサービスが利用できる疾患は次のどれか。

1.関節リウマチ
2.重症筋無力症
3.多発性硬化症
4.慢性心不全

【正解】1
1.(○)第2号被保険者(40歳~64歳)で、介護認定の対象となる、特定疾患に該当する。
2.(×)特定疾患に該当しない
3.(×)特定疾患に該当しない
4.(×)特定疾患に該当しない


■新生児マススクリーニング検査について適切なのはどれか。

1.出生直後に検査を行う。
2.尿を検査する。
3.検査項目のひとつに甲状腺機能がある。
4.保護者が希望したときのみ実施する。

【正解】3
1.(×)出生後4~6日目頃に実施する。
2.(×)血液を採取する。
3.(○)代謝異常の他に、甲状腺と副腎のホルモン定量も調べる。
4.(×)都道府県・指定都市が実施主体となり、全国一律に行われている。


■投影法による検査は次のうちどれか。

1.ロールシャッハテスト
2.内田・クレペリン精神作業検査
3.Y-G性格検査
4.田中・ビネー式知能検査

【正解】1
1.(○)投影法による性格検査である。
2.(×)作業によって性格や適性を判断する検査。
3.(×)質問紙法性格検査のひとつ。
4.(×)知能検査のひとつである。


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