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第105回看護師国家試験

看護師国家試験アプリ一斉模試問題 2月6日実施分

2016年02月06日 1,904 アクセス

第105回看護師国家試験に向けての一斉模試を、ナース専科の国家試験対策アプリ上でおこないました。2016年2月6日の模試問題の一覧を公開します。
次回の模試は2月7日におこないますので、看護学生の方はぜひご参加ください。
アプリ上で模試に参加すると卒業年別の平均点がご覧いただけます。
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2月6日看護師国家試験2月直前模試【1】

■増加によってチアノーゼをきたすのはどれか。

1.動脈血酸素分圧
2.酸化ヘモグロビン
3.還元ヘモグロビン
4.動脈血酸素飽和度

【正解】3
1.(×)動脈中の酸素 。
2.(×)ヘモグロビンに酸素が結合した状態。
3.(○)チアノーゼは、血中酸素濃度が低くなり、外見では、皮膚や粘膜が青紫色になる状態であり、血中の還元ヘモグロビンが5g/dl以上になると起こる。
4.(×)動脈血の酸化ヘモグロビンの割合のことであり、低下するとチアノーゼが起こる。


■弛緩性便秘の患者に対する食事指導で適切なのはどれか。

1.水分摂取の制限
2.脂肪の多い食品の摂取の制限
3.塩分の多い食品の摂取の推奨
4.食物残渣の多い食品の摂取の推奨

【正解】4
1.(×)弛緩性便秘は、腹筋力の低下や大腸系統の自律神経失調が原因で腸の蠕動運動が弱まることで起こる。水分摂取は食物繊維とともに便秘解消にはかかせない。

2.(×)適度な脂肪摂取は、脂質の脂肪酸が大腸を刺激して便秘に効果があるので、制限するのは間違い。

3.(×)塩分はとくに便秘と直接関連性はない。

4.(○)食物残渣(繊維)は便量を増大させ、排便リズムを回復させるため、積極的に摂取するように心がける。


■メタボリツクシンドロ一ムと診断する際の必須条件はどれか。

1.高血圧
2.空腹時高血糖
3.内臓脂肪型肥満
4.高脂血症〈脂質異常症〉

【正解】3
1.(×)生活習慣病の一つで肥満との関連も強く、動脈硬化の原因の一つである。
2.インスリン分泌の低下や食後の高血糖が持続していることを指す。
3.(○)内臓脂肪型肥満によって病気を引き起こされやすくなった状態を指す。
4.(×)血中にコレステロールや中性脂肪が増える状態で動脈硬化の原因でもある。


■インシデントレポートで正しいのはどれか。

1.実際に事故が発生するまでは報告しない。
2.法令で書式が統一されている。
3.当事者以外が報告してよい。
4.警察署への届出義務がある。

【正解】3
1.(×)インシデントレポートは、アクシデントに至らなかった事例、未然に防いだ事例を報告する文書である。
2.(×)法令で決まった書式ではない。ただし、設立団体によっては統一した書式によって情報共有をして有効利用を図っている施設もある。
3.(○)当事者でなくても報告可能である。
4.(×)医療事故に至っていない事例報告なので、警察に届出の義務はない。


■腎機能の指標はどれか。

1.AST
2.尿ビリルビン
3.尿素窒素(BUN)
4.血清アミラーゼ

【正解】3
1.(×)AST(GOT)は、肝臓に含まれる酵素であり、肝障害のときに上昇する。
2.(×)尿ビリルビンは通常は陰性で、溶血、肝疾患、胆道疾患などで上昇する。
3.(○)尿素窒素は蛋白質の代謝産物で、腎臓で濾過され排泄される。腎炎などで濾過機能が障害されると血中濃度が上昇する。
4.(×)血清アミラーゼは、唾液線炎や膵炎などで上昇する。


■正期産とされる妊娠週数はどれか。

1.36週
2.39週
3.42週
4.45週

【正解】2
正期産の期間は妊娠37週0日から41週6日のあいだである。


■不足すると貧血になるのはどれか。

1.ビタミンA
2.ビタミンB12
3.ビタミンD
4.ビタミンE

【正解】2
1.(×)ビタミンAは脂溶性ビタミンの一つで、不足すると暗順応が妨げられ、夜盲症が発症する。
2.(○)ビタミンB12や葉酸が不足すると赤血球のDNAの合成が妨げられ、巨大な赤血球を形成する巨赤芽球貧血を生じる。
3.(×)ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、カルシウムやリンの吸収に関与しており、欠乏するとくる病や骨軟化症が生じる。
4.(×)ビタミンEは脂溶性ビタミンの一つで、欠乏すると反射の低下や歩行困難、強調運動障害、筋力低下などが生じる。


■250mg/5mlと表示された注射薬を200mg与薬するのに必要な薬液量はどれか。

1.1ml
2.2ml
3.3ml
4.4ml

【正解】4
250g:200g=5ml:Xml、1000=250X、X=1000/250=4(ml)


■一次救命処置はどれか。

1.気管挿管
2.酸素吸入
3.静脈路の確保
4.心臓マッサージ

【正解】4
一次救命処置とは、傷病者を発見した時点ですぐに行う心肺蘇生法であり、特別な器具や薬剤を用いずに行う救命処置をさす。その内容は、気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ、徐細動の4つである。これに対して二次救命処置は、医師または医師の指導下で医療器具や薬品を用いて行う心肺蘇生法である。


■ホルモンを分泌するのはどれか

1.前立腺
2.子宮
3.膵臓
4.肝臓

【正解】3
1.(×)前立腺は精子に栄養分を供給する前立腺液を分泌する。男性ホルモンの影響を受けるが前立腺自体はホルモンを分泌しない。
2.(×)子宮は、卵巣からのエストロゲン・プロゲステロンなどのホルモンの影響を受けるが、子宮自体はホルモンを分泌しない。
3.(○)膵臓は膵液を分泌する外分泌器官であると同時に、血糖調節にかかわるインスリン・グルカゴンなどを分泌する内分泌器官でもある。
4.(×)肝臓はホルモンの代謝を行うが、肝臓自身はホルモンを分泌しない。


■胆汁が混入していることを示す吐物の色はどれか。

1.白
2.黒
3.赤
4.緑

【正解】4
1.(×)
2.(×)上部消化管での出血が胃酸の影響を受けると、黒色でコーヒー残渣様に変化する。
3.(×)上部消化管からの出血が大量である場合、胃酸の影響を受けづらく、赤色の吐物になることが多い。
4.(○)胆汁は胆汁酸、リン脂質、コレステロール、ビリルビンを含み、十二指腸へ分泌されたばかりのものは緑色をしている。


■緑内障で禁忌なのはどれか。

1.アトロピン
2.インスリン
3.フロセミド
4.ジゴキシン

【正解】1
緑内障は眼房水の排泄が妨げられ、眼圧が上昇し、視野障害が出現する疾患である。アトロピンは抗コリン薬で、上部消化管内視鏡検査や造影の前投薬として用いられるが、平滑筋を弛緩させる作用があるため、眼房水の排泄通路が狭くなり、眼圧を上昇させてしまう危険がある。



■最終月経の初日を0日とすると分娩予定日は何日目か。

1.260
2.280
3.300
4.320

【正解】2
最終月経の初日に280日を加えた日が分娩予定日である。週数にして40週0日にあたる。


■インスリン自己注射の投与経路はどれか。

1.皮内
2.皮下
3.筋肉内
4.静脈内

【正解】2
インスリンはホルモンであり、通常皮下注射される。皮下注射されたインスリンが血液中に吸収され、効果をあらわす。点滴を介して静脈内に注入する場合もあるが、自己注射では行わない。


■服薬の指示で食間はどれか。

1.食事中
2.食後30分
3.食前30分
4.食後120分

【正解】4
食間とは食後120分のことであり、漢方薬の内服時間は「食間」が多い。胃内容物がない方が、薬効が高くなるという理由による。薬を内服する際にはコップ1杯の水か微温等を用いるのが効果的である。


■言語中枢があるのはどれか。

1.大脳
2.小脳
3.橋
4.延髄

【正解】1
1.(○)言語中枢は高い割合で左の大脳半球に存在する。側頭葉に存在するのが言葉の理解の中枢である感覚性言語中枢(ウェルニッケ中枢)、前頭葉に存在するのが言葉や文字の表出をつかさどる運動性言語中枢(ブローカ中枢)である。

2.(×)小脳は運動の調整や姿勢の保持に関する中枢がある。

3.(×)橋には呼吸中枢や排泄中枢がある。

4.(×)延髄には生命維持に不可欠な呼吸・循環中枢、嘔吐・嚥下中枢などがある。)小脳は運動の調整や姿勢の保持に関する中枢がある。


■胃潰瘍の患者にみられる少量の吐血の特徴はどれか。

1.泡沫状
2.アルカリ性
3.アンモニア臭
4.コーヒー残渣様

【正解】4
1.(×)泡沫状の出血は喀血(呼吸器からの出血)の特徴である。
2.(×)アルカリ性なのは酸素を多く含むからであり、喀血の特徴である。胃からの出血の場合、胃酸を含み酸性となる。
3.(×)胃潰瘍からの出血ではアンモニア臭はみられない。
4.(○)胃潰瘍からの出血が胃酸によって酸化されると、黒色の「コーヒー残渣様」となる。


■空腹時の腹痛を特徴とする疾患はどれか。

1.虫垂炎
2.胆石症
3.イレウス
4.十二指腸潰瘍

【正解】4
1.(×)虫垂炎では食事摂取により腸蠕動が亢進し、腹痛が増強する。
2.(×)胆石症では食物中の脂肪に対して胆汁が排出されたときに腹痛が増強する。
3.(×)イレウスでは腸管内に食物残渣が貯留しており、食事によってさらに残渣が増すため食後に嘔吐や腹痛が増強する。
4.(○)十二指腸潰瘍の主訴として、空腹時の心窩部痛が最も多い。


■血液感染するのはどれか。

1.結核
2.A型肝炎
3.B型肝炎
4.インフルエンザ

【正解】3
1.(×)飛沫→空気感染による
2.(×)経口感染による
3.(○)血液感染のほかに性交による感染もある。
4.(×)飛沫感染による


■ジギタリス中毒の症状はどれか。

1.脱毛
2.難聴
3.不整脈
4.呼吸抑制

【正解】3
ジギタリスとは、うっ血性心不全に用いられる強心利尿剤である。ジギタリスは有効な血中濃度の範囲が狭く、何らかの原因で血中濃度が上昇してしまった場合をジギタリス中毒という。その症状は、徐脈性不整脈や頻脈性不整脈などである。


■成人の血圧測定に用いる上腕用マンシェットの幅はどれか。

1.20cm
2.14cm
3.9cm
4.5cm

【正解】2
適正なマンシェットの幅は、腋窩から肘窩までの長さの2/3である。そのため成人の場合の幅は12~13cmが適切である。マンシェットの幅が狭い場合は血圧の測定値が高くなり、幅が広い場合は低くなる。


■気管内吸引時に起こしやすい合併症はどれか。

1.気胸
2.皮下気腫
3.肺塞栓症
4.低酸素血症

【正解】4
気管内吸引の合併症として、低酸素血症、気管損傷、気道感染などがある。低酸素血症を防ぐためには、吸引時間を15秒以下にすること、連続吸引はせずに小休憩をはさむなどが必要になる。


■伴性劣性遺伝病〈X連鎖劣性遺伝病〉はどれか。

1.血友病
2.ダウン症候群
3.先天性風疹症候群
4.フェニルケトン尿症

【正解】1
1.(○)血液凝固因子のうち、第8因子や第9因子が欠落する疾患で、伴性劣性遺伝による。
2.(×)21番目の常染色体のトリソミーによる。
3.(×)妊娠初期に母体が風疹に感染することで胎児に生じる先天性の障害で、白内障や心疾患などが生じる。
4.(×)常染色体性劣性遺伝によって生じるアミノ酸の先天性代謝異常。知的障害を伴う。


■入院患者の本人確認の方法で最も適切なのはどれか。

1.病室でのベッドの位置
2.ベッドネーム
3.ネームバンド
4.呼名への反応

【正解】3
1.(×)患者誤認の危険性がある。
2.(×)患者誤認の危険性がある。
3.(○)適切である。そもそもネームバンドは、装着の際に患者自身に記入内容を確認してもらい、患者自身に装着してもらうことが重要である。
4.(×)患者自身に自分の名前を名乗ってもらう方法の方が適切である。


■全身に動脈血を送り出すのはどれか。

1.右心房
2.右心室
3.左心房
4.左心室

【正解】4
1.(×)右心房は、静脈血を回収して右心室に送る。
2.(×)右心室は静脈血を肺動脈を介して肺に送る。
3.(×)左心房は肺からの動脈血を肺静脈を介して受け取り、左心室に送る。
4.(○)左心室は全身に動脈血を送り出す。


■受精卵の正常な着床部位はどれか。

1.卵巣
2.卵管
3.子宮体部
4.子宮頸部

【正解】3
1.(×)卵巣に着床した場合、子宮外妊娠(異常妊娠)になる。
2.(×)卵管に着床した場合、子宮外妊娠(異常妊娠)になる。
3.(○)正常である。
4.(×)子宮頸部に着床した場合、前置胎盤(異常妊娠)になる。


■無尿時に、原則として投与が禁忌なのはどれか。

1.マグネシウム
2.ナトリウム
3.クロール
4.カリウム

【正解】4
4.(○)無尿によって血中カリウムが上昇しているときに、カリウムを投与すると、急激に血中カリウム値が上昇し、刺激伝導系が抑制されて心停止に陥る。
1.2.3.(×)無尿時に投与禁忌なのはカリウムである。


■日本の平成24年(2012年)における男性の平均寿命に最も近いのはどれか。

1.70年
2.75年
3.80年
4.85年

【正解】3
2012年の日本の平均寿命は男性が79.94歳、女性が86.41歳になった。


■細胞外液に比べて細胞内液で濃度が高いのはどれか。

1.カルシウム
2.ナトリウム
3.カリウム
4.クロール

【正解】3
細胞内液にはカリウムが多い。


■麻薬性鎮痛薬の副作用はどれか。

1.心悸亢進
2.食欲の亢進
3.腸蠕動の抑制
4.骨髄機能の抑制

【正解】3
1.(×)心拍数は減少する。
2.(×)食欲は低下する。
3.(○)腸蠕動は抑制され、弛緩性便秘やイレウスを起こしやすくなる。
4.(×)骨髄機能は抑制されない。


■シックハウス症候群の原因と考えられているのはどれか。

1.電磁波
2.アスベスト
3.窒素酸化物
4.ホルムアルデヒド

【正解】4
4.(○)シックハウス症候群とは、建材からの化学物質(ホルムアルデヒドなど)が原因で、室内空気が汚染されて起こる健康障害である。 


■平成24年(2012年)における日本の高齢化率はどれか。

1.0.041
2.0.141
3.0.241
4.0.341

【正解】3
3.(○)総人口に占める65歳以上の高齢者の割合を高齢化率といい、平成24年度は24.1%であった。


■胎児の卵円孔の位置で正しいのはどれか。

1.右心房と左心房の間
2.右心室と左心室の間
3.大動脈と肺動脈の間
4.門脈と下大静脈の間

【正解】1
1.(○)卵円孔の場所である。
2.(×)普通、右心室と左心室の間に交通はない。
3.(×)動脈管(ボタロー管)の場所である。胎児に特有の短絡である。
4.(×)静脈管の場所である。胎児特有の短絡である。 


■抗癌薬による骨髄機能抑制症状はどれか。

1.嘔吐
2.脱毛
3.下痢
4.歯肉出血

【正解】4
1.(×)嘔吐は、抗癌薬の嘔吐中枢への刺激によって生じる。
2.(×)脱毛は抗癌剤が毛母細胞を死滅させることによって生じる。
3.(×)下痢は抗癌剤による粘膜障害が原因になる。
4.(○)歯肉出血は骨髄抑制による汎血球減少が原因で起こる。 


■乳歯がすべて生えそろったときの本数はどれか。

1.16本
2.20本
3.24本
4.28本

【正解】2
2.(○)2歳半~3歳で20本すべて生えそろう。


■前立腺癌に特徴的な腫瘍マーカーはどれか。

1.AFP
2.CA19-9
3.CEA
4.PSA

【正解】4
1.(×)AFPは肝臓癌の腫瘍マーカー

2.(×)CA19-9は膵臓癌をはじめとする消化器癌の腫瘍マーカー

3.(×)CEAは大腸癌、胃癌、膵臓癌などの腫瘍マーカー

4.(○)PSAは前立腺癌の腫瘍マーカー


■日本の平成23年(2011年)における母の年齢階級別出生率が最も高いのはどれか。

1.20~24歳
2.25~29歳
3.30~34歳
4.35~39歳
5.40~49歳

【正解】3
3.(○)平成23年の母親の年齢階級別出生率で最も多いのは30~34歳。


■倫理原則の「善行」はどれか。

1.患者に身体的損傷を与えない
2.患者に利益をもたらす医療を提供する
3.すべての人々に平等に医療を提供する
4.患者が自己決定し選択した内容を尊重する

【正解】2
1.(×)無危害原則

2.(○)善行原則

3.(×)正義原則

4.(×)自律尊重原則


■点滴静脈内注射1,800ml/日を行う。一般用輸液セット(20滴=1ml)を使用した場合、1分間の滴下数はどれか。

1.19滴
2.25滴
3.50滴
4.75滴

【正解】2
1800(ml)×20(滴)/60(分)/24(時間)=25


■神経性食欲不振症の症状または所見はどれか。

1.発熱
2.咳嗽
3.徐脈
4.高血圧
5.過多月経

【正解】3
1.(×)体温低下がみられる。

2.(×)咳嗽はみられない。

3.(○)徐脈傾向になる。

4.(×)血圧低下がみられる。

5.(×)無月経になる。


■出生時からみられ、生後3か月ごろに消失する反射はどれか。

1.足踏み反射
2.パラシュート反射
3.モロー反射
4.バビンスキー反射

【正解】3
1.(×)足踏み反射は出生時からみられ、生後1~2カ月頃に消失する。 
2.(×)パラシュート反射は生後7~9カ月以降からみられる。 
3.(○)モロー反射は出生時にみられ、生後3~4カ月で消失する。 
4.(×)バビンスキー反射は出生時からみられ、生後24か月頃に消失する。


■抗血小板作用と抗炎症作用があるのはどれか。

1.ヘパリン
2.アルブミン
3.アスピリン
4.ワルファリン

【正解】3
1.(×)ヘパリンは凝固因子を拮抗する抗凝固薬である。
2.(×)アルブミンは血漿タンパクである。
3.(○)アスピリンは血小板の凝集を阻害する抗血小板薬である。
4.(×)ワルファリンは凝固因子のひとつであるビタミンKを拮抗する抗凝固薬である。


■注入時の浣腸液の温度で適切なのはどれか。

1.32~33℃
2.36~37℃
3.40~41℃
4.44~45℃

【正解】3
1.(×)直腸温より低く、血圧上昇の原因になる。
2.(×)直腸温とほぼ同じであり、直腸への刺激が弱い。
3.(○)直腸温よりやや高く、刺激として適当である。
4.(×)高温すぎるため、粘膜を損傷する危険性がある。


■徒手筋力テストの判定基準は<>段階である。<>に入るのはどれか。

1.2
2.3
3.4
4.5
5.6

【正解】5
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(×)
5.(○)6段階(0~5)で評価する。


■平成23年(2011年)の国民生活基礎調査で単独世帯の占める割合はどれか。

1.5.2%
2.25.2%
3.45.2%
4.65.2%

【正解】2
1.(×)
2.(○)平成23年における単身世帯の割合は、25.20%であり、年々増加している。
3.(×)
4.(×)


■正常な胃液のPHはどれか。

1.PH1~2
2.PH4~5
3.PH7~8
4.PH10~11

【正解】1
1.(○)胃液は塩酸を含み、PH1~2の強酸性である。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■心原性ショックでただちに現れる徴候はどれか。

1.血圧の上昇
2.体温の上昇
3.尿量の増加
4.脈拍数の増加

【正解】4
1.(×)心拍出量が減少するため、血圧は低下する。
2.(×)循環血液量の減少によって体温維持が困難になり体温は低下する。
3.(×)腎臓などの重要臓器への血流が不足するため、尿量は減少する。
4.(○)循環血液量を維持するために心拍数・脈拍数が増加する。


■湿性罨法はどれか。

1.氷枕
2.冷パップ
3.湯たんぽ
4.電気あんか

【正解】2
1.(×)乾性罨法である。
2.(○)湿性罨法である。
3.(×)乾性罨法である。
4.(×)乾性罨法である。


■平成22年(2010年)の国民健康・栄養調査において、運動習慣のある女性の割合が最も高いのはどれか。

1.20~29歳
2.30~39歳
3.40~49歳
4.50~59歳
5.60~69歳

【正解】5
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(×)
5.(○)60~69歳の女性が運動習慣のある者の割合が最も高い。


■看護師等の人材確保の促進に関する法律に記載されている事項はどれか。

1.資質の向上
2.免許証の交付
3.労働時間の設定
4.育児休業の期間

【正解】1
1.(○)看護師等の養成、処遇の改善、資質の向上、就業の促進等についての措置を講ずるとある。
2.(×)免許証の交付については、保健師助産師看護師法に記載されている。
3.(×)労働時間については労働基準法に記載されている。
4.(×)育児休業の期間については育児・介護休業法(育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法)に規定されている。


■これまでに獲得した知識を統合して物事に対処する能力はどれか。

1.記銘力
2.想起力
3.結晶性知能
4.流動性知能

【正解】3
1.(×)記名力とは、新しく体験したことを覚えることである。
2.(×)想起力とは、以前あったことを思い出すことである。
3.(○)結晶性知能とは、これまでに獲得した知識を統合して物事に対処する能力である。
4.(×)流動性知能とは、 新しいことを学習したり、新しい環境に適応したりする能力で、変化への素早く柔軟な対応を支える能力である。


■分娩時に分泌が亢進し、子宮筋を収縮させるホルモンはどれか。

1.エストロゲン
2.オキシトシン
3.バソプレシン
4.プロゲステロン

【正解】2
1.(×)エストロゲンは子宮内膜を増殖させたり、妊娠を維持したりする。
2.(○)オキシトシンは子宮筋を収縮させる。
3.(×)バソプレシンは、腎の集合管での水分の再吸収を促進し、循環血液量を維持し、尿量を減少させる。
4.(×)プロゲステロンは、子宮内膜を増殖期にしたり、基礎体温を上昇させたりする。また妊娠を維持する働きももつ。


■酸素ボンベ内に残っている酸素の量を確認できるのはどれか。

1.圧力計の示す値
2.酸素ボンベの重量
3.酸素流量計の目盛
4.バルブを開けた時の噴出音

【正解】1
1.(○)酸素の残量(L)=ボンベの全体の体積(L)×圧力計の指針(残圧)/ボンベの充填圧
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■平成20年(2008年)の日本の男性における外来受療率が最も高い年齢階級はどれか。

1.50~54歳
2.60~64歳
3.70~74歳
4.80~84歳

【正解】4
1.(×)
2.(×)高齢になるほど外来受療率が高くなる。
3.(×)
4.(○)


■乳歯で最初に生えるのはどれか。

1.切歯
2.犬歯
3.小臼歯
4.大臼歯

【正解】1
1.(○)切歯→小臼歯→犬歯→大臼歯の順で生える。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■血中濃度を確認する必要性が最も高い医薬品はどれか。

1.アスピリン
2.フロセミド
3.テオフィリン
4.インドメタシン

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■直流除細動器の使用目的はどれか。

1.呼吸の促進
2.血圧の降下
3.不整脈の治療
4.意識レベルの評価

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■傷害により下垂足の原因になるのはどれか。

1.筋皮神経
2.橈骨神経
3.腓骨神経
4.脛骨神経

【正解】3
1(×)筋皮神経は上腕二頭筋など肘の屈曲に関与する。 2(×)橈骨神経は上腕三頭筋など肘の伸展に関与する。 3(○)腓骨神経は足首の足背に関与する。このため腓骨神経麻痺から足背不能により下垂足が見られやすい。 4(×)脛骨神経は足首の底屈に関与する。


■肺へ静脈血を送るのはどれか。

1.左心房
2.左心室
3.右心房
4.右心室

【正解】4
1(×)肺から動脈血が戻る。 2(×)全身に動脈血を送る。 3(×)全身から静脈血が戻る。 4(○)肺へ静脈血を送る。


■幼児の言語発達において2歳ころに可能になるのはどれか。

1.1語を話す
2.2語文を話す
3.3語文を話す
4.通常の会話ができる

【正解】2
1(×)1語を話せるようになるのは1歳くらいである。 2(○)2歳くらいで2語分が話せるようになる。 3(×)3語文を話せるようになるのは3歳くらいで、このためままごと等の模倣遊びが可能となる。 4(×)通常の会話は3歳以降となる。


■ウィルス感染後の長期の獲得免疫に関わるのはどれか。

1.好中球
2.好酸球
3.肥満細胞
4.メモリー(記憶)T細胞

【正解】4
1.(×)好中球は白血球のなかの顆粒球のひとつで、異物に対して非特異的に作用し、貪食作用によって異物を処理する。
2.(×)好酸球は顆粒球のひとつで、アレルギー反応や寄生虫感染で増加する。
3.(×)肥満細胞に付着するIgEにアレルゲンが結びつくと、肥満細胞からヒスタミンが放出されてアレルギー症状が出現する。
4.(○)メモリーT細胞は一度侵入してきた異物を記憶し、次に同じ物質が侵入してきたときに、すぐに反応できるよう働く。


■排便のメカニズムで正しいのはどれか。

1.横隔膜の挙上
2.直腸内圧の低下
3.内肛門括約筋の弛緩
4.外肛門括約筋の収縮

【正解】3
1.(×)排便のときに腹圧をかけると横隔膜が収縮して下降する。
2.(×)便の下降によって直腸内圧が上昇する。内圧の上昇は骨盤神経を介して伝えられ、大脳で便意を感じる。
3.(○)平滑筋である内肛門括約筋が弛緩する。
4.(×)内肛門括約筋の弛緩に引き続き、横紋筋である外肛門括約筋が弛緩して便が排泄される。


■レニンが分泌される臓器はどれか。

1.下垂体
2.心房
3.副腎
4.腎臓
5.肝臓

【正解】4
1.(×)下垂体からは、前葉ホルモンや後葉ホルモンが分泌される。
2.(×)心房が引きのばされ、うっ血性心不全の徴候がみられると、心房から利尿を促すホルモンが分泌される。
3.(×)副腎からは、レニン・アンギオテンシン系のなかのアルドステロンが分泌され、尿細管でNaと水の吸収を促進している。
4.(○)腎血流量が減少すると、腎臓からレニンが分泌され、レニン・アンギオテンシン系が作動し、血圧が上昇する。
5.(×)肝臓からは、レニン・アンギオテンシン系のなかのアンギオテンシノーゲンが分泌されている。


■ホルモンと産生部位の組合せで正しいのはどれか。

1.エリスロポエチン-腎臓
2.アドレナリン-副腎皮質
3.成長ホルモン-視床下部
4.レニン-膵臓

【正解】1
1.(○)エリスロポエチンは腎臓から分泌される造血ホルモンである。
2.(×)アドレナリンは副腎髄質から分泌され、心拍出量を増加させる。
3.(×)成長ホルモンは脳下垂体前葉から分泌される。
4.(×) レニンは、血圧低下が分泌刺激となり、腎臓から分泌される。


■ナトリウムイオンが再吸収される主な部位はどれか。

1.近位尿細管
2.Henle〈ヘンレ〉のループ〈係蹄〉下行脚
3.Henle〈ヘンレ〉のループ〈係蹄〉上行脚
4.遠位尿細管
5.集合管

【正解】1
1.(○)約60%が再吸収される。

2.3.(×)ヘンレループ全体で25~30%再吸収される。

4.(×)5~8%が再吸収される。

5.(×)ナトリウムイオンの最後の吸収の場。残りの数%が再吸収される。


■ヒトの精子細胞における染色体の数はどれか。

1.22本
2.23本
3.44本
4.46本

【正解】2
2.(○)ヒトの精子細胞の染色体は、22本の常染色体と1本の性染色体からなる。


■副交感神経の作用はどれか2つ選べ。

1.瞳孔の散大
2.発汗の促進
3.心拍数の低下
4.気管支の拡張
5.消化液の分泌亢進

【正解】3,5
1.(×)交感神経の作用である。

2.(×)交感神経の作用である。

3.(○)副交感神経の作用である。

4.(×)交感神経の作用である。

5.(○)副交感神経の作用である。


■脳神経とその機能の組み合わせで正しいのはどれか。

1.顔面神経-顔の感覚
2.舌下神経-舌の運動
3.動眼神経-眼球の外転
4.三叉神経-額のしわ寄せ

【正解】2
1.(×)顔面神経は表情筋の運動と舌前半の味覚を支配する。
2.(○)舌下神経は舌の運動を支配する。
3.(×)動眼神経は眼球の外転を除く運動を支配する。
4.(×)三叉神経は、顔面の知覚と咀嚼運動を支配する。


■閉眼に関与する神経はどれか。

1.動眼神経
2.滑車神経
3.三叉神経
4.外転神経
5.顔面神経

【正解】5
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■蛋白質で正しいのはどれか。

1.アミノ酸で構成される。
2.唾液により分解される。
3.摂取するとそのままの形で体内に吸収される。
4.生体を構成する成分で最も多くの重量を占める。

【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■下肢静脈血栓によって塞栓が起こる可能性があるのはどれか。

1.腎動脈
2.肺動脈
3.大腿動脈
4.椎骨動脈
5.中大脳動脈

【正解】2
2.(○)下肢で形成された血栓が、右心房・右心室に戻ったあとに肺動脈に流れ込み、塞栓が起こる危険性がある。
1.3.4.5.(×)肺動脈で塞栓が起こる。


■血圧を上げる作用を持つのはどれか2つ選べ。

1.レニン
2.インスリン
3.カルシトニン
4.ソマトスタチン
5.ノルアドレナリン

【正解】1,5
1.(○)レニンは、レニン・アンギオテンシン系を発動させ、血圧を上昇させる。
2.(×)インスリンは血糖の細胞での利用を促し、血糖を下げる。
3.(×)カルシトニンは骨へのカルシウムの取り込みを促進させる。
4.(×)ソマトスタチンは、ランゲルハンス島からのインスリンやグルカゴンなどのホルモンの分泌の制御をしたり、成長ホルモンの分泌を制御したりする。
5.(○)ノルアドレナリンは末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる。


■関節リウマチで起こる主な炎症はどれか。

1.滑膜炎
2.骨髄炎
3.骨軟骨炎
4.関節周囲炎

【正解】1
1.(○)関節リウマチでは、滑膜に炎症が起こり、滑膜の細胞が増殖して、次第に軟骨や骨を破壊する。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■血液検査で抗凝固剤が入っている採血管を使用するのはどれか。

1.血球数
2.電解質
3.中性脂肪
4.梅毒抗体
5.交差適合試験

【正解】1
1.(○)血液凝固が起こると赤血球数を測定できなくなる。
2.(×)血液凝固部分以外の血清成分を用いて測定する。
3.(×)血液凝固部分以外の血清成分を用いて測定する。
4.(×)血液凝固部分以外の血清成分を用いて測定する。
5.(×)血清と血球を分離させる必要がある。


■腎機能障害のある患者にみられる浮腫の原因はどれか。

1.リンパ管閉塞
2.カリウム貯留
3.血管透過性亢進
4.血漿膠質浸透圧低下

【正解】4
1.(×)リンパ管閉塞によって局所的な浮腫が生じる。腎機能障害ではリンパ管閉塞は起こらない。
2.(×)腎機能障害ではナトリウム貯留による浮腫が生じる。
3.(×)炎症によって血管の穴が広がり、水分が漏出することを血管透過性亢進と言うが、腎機能障害ではみられない。
4.(○)腎機能障害では糸球体の濾過機能が傷害され、血漿タンパク成分のアルブミンが尿中へ排出されることで低タンパク血症を起こす。低タンパク血症による血漿膠質浸透圧の低下で浮腫が生じる。


■一次予防はどれか。

1.社会復帰への支援
2.疾病の早期発見と治療
3.健全な生活習慣づくり
4.低下した生活能力への援助

【正解】3
1.(×)社会復帰への支援は、健康問題が起きたあとの回復過程における支援であり、三次予防である。
2.(×)疾病の早期発見と早期治療は二次予防である。
3.(○)健全な生活習慣づくりは健康の維持増進、疾病予防につながる一次予防である。
4.(×)健康問題によって低下した生活能力への援助は三次予防である。


■看護計画の目標達成の評価で適切なのはどれか。

1.評価指標を用いて達成度を判定する。
2.受け持ち看護師の満足度で評価する。
3.最初に設定した評価日は変更しない。
4.数値化できないものは評価に用いない。

【正解】1
1.(○)患者の具体的な反応や行動を評価指標として達成度を判定する。
2.(×)患者の反応や行動から判断すべきであり、看護師の満足度を指標とするのは適切でない。
3.(×)最初に設定した評価日は、患者の状態に応じて修正されることもある。
4.(×)患者の言動や表情、満足度など数字で表しにくいものも評価指標となりうる。


■創傷の治癒過程で正しいのはどれか。

1.炎症期、増殖期、退行期に分けられる。
2.創の局所を圧迫すると、治癒が促進される。
3.一次治癒とは、創を開放したままにすることをいう。
4.良好な肉芽の形成には、清潔な湿潤環境が必要である。

【正解】4
1.(×)滲出期、細胞浸潤期、治癒期に分けられる。
2.(×)局所の圧迫によって血流が悪くなり、治癒が遅延する。
3.(×)一次治癒とは、手術などで切った傷が1週間ほどで1本の線の傷が残った状態で治癒することである。
4.(○)良好な肉芽の形成には、乾燥は禁忌である。


■クリニカルパスのバリアンスはどれか。

1.医師による治療計画の変更
2.予測できなかった現象
3.患者からの苦情
4.ケア計画の不備

【正解】2
1.(×)バリアンスとは、目標(アウトカム)通りに行かない状態をさす。医師による治療計画の変更は、バリアンスを発生させる要因のひとつであり、バリアンスそのものではない。
2.(○)バリアンスとは、目標(アウトカム)通り行かない状態のことをさす。その要因には、患者・家族要因、スタッフ要因、システム要因などがある。
3.(×)「クレーム」の説明である。
4.(×)バリアンスとは、目標(アウトカム)通りに行かない状態をさす。ケア計画の不備は、バリアンスを発生させる要因のひとつであり、バリアンスそのものではない。


■平成22年(2010年)の日本の看護師の就業場所で2番目に多いのはどれか。

1.病院
2.診療所
3.介護保険施設
4.訪問看護ステーション

【正解】2
1.(×)
2.(○)病院、診療所、介護施設、訪問看護ステーションの順である。
3.(×)
4.(×)


■34歳の男性。独身。身長178cm、体重70kg。仕事で疲労が重なり、性器ヘルペスが発症したため受診し、本人の希望でHIV検査を行った結果、HIV抗体陽性であり、1週間後にHIV血漿ウィルス量等の結果が出るので再受するように説明された。性器ヘルペスには抗ウィルス薬が処方された。

その後、全身倦怠感が改善し、多剤抗HIV薬の1日2回の内服が検討された。「仕事が不規則で1日2回、薬を飲めるか心配です」と看護師に話した。対応で適切なのはどれか。

1.「つらい時は内服を休んでもよいです」
2.「飲み忘れたときは翌日に3回内服しましょう」
3.「時間を気にせず1日2回内服できればいでしょう」
4.「確実に12時間おきに内服できる時間を考えてみましょう」
5.「まず内服を開始してみて良い方法を考えてみましょう」

【正解】4
抗HIV薬は指示通りに正確に服用することが重要である。患者が長期間の服薬を継続できるよう、ライフスタイルに合わせた服薬方法を患者とともに検討していく必要がある。


■34歳の男性。独身。身長178cm、体重70kg。仕事で疲労が重なり、性器ヘルペスが発症したため受診し、本人の希望でHIV検査を行った結果、HIV抗体陽性であり、1週間後にHIV血漿ウィルス量等の結果が出るので再受するように説明された。性器ヘルペスには抗ウィルス薬が処方された。

1年が経過し、多剤抗HIV薬の内服も順調で健康状態はよい。交際中のパートナーと結婚を考えていると看護師に相談があった。パートナーには患者からHIV陽性である事実ははなしており、パートナーにHIVやその他の性感染症は認められない。パートナーの二次感染予防方について患者への説明で正しいのはどれか。

1.「性交渉はできません」
2.「性交渉のときはコンドームを正しく装着してください」
3.「パートナーに予防的に抗HIV薬を内服してもらいましょう」
4.「あなたのウィルス量が減ればパートナーへの感染の危険性はなくなります」

【正解】2
薬物療法によってHIVウィルスが減少したとしても、患者の感染のリスクは依然としてあるため、性交渉のときはコンドームを正しく使用する必要がある。パートナーに抗HIV薬を使用してもHIV感染の予防にはならない。


■48歳の男性。職場の健康診断で大腸癌が疑われ来院した。検査の結果、下部直腸に腫瘍があり、低位前方切除術が施行された。術前に自覚症状はなく、入院や手術は初めての経験であった。

後順調に経過し翌日には離床が可能となった。歩行訓練を促したが、患者は創部の痛みを訴え拒否している。術後の痛みに対しては、硬膜外チューブから持続的に鎮痛剤が投与されている。対応で適切なのはどれか。

1.痛みがある間は歩行できないと説明する
2.歩行訓練を1日延期することを提案する
3.痛みを気にしないで歩くように説明する
4.鎮痛剤を追加使用して歩行を促す

【正解】4
1.2.(×)痛みを伴っても、呼吸器・消化器合併症を予防するために早期離床を開始することが必要である。
3.(×)疼痛は術後24時間がピークであり、気にしないで歩くことは難しい。鎮痛剤による鎮痛が必要である。
4.(○)痛みによって離床が遅れることは術後回復にとって有効ではない。十分な鎮痛をはかり、離床を進ませることが重要である。


■48歳の男性。職場の健康診断で大腸癌が疑われ来院した。検査の結果、下部直腸に腫瘍があり、低位前方切除術が施行された。術前に自覚症状はなく、入院や手術は初めての経験であった。

腔内に留置している閉鎖式ドレーンから褐色で悪臭のある排液が認められた。考えられる状態はどれか。

1.腸炎
2.腸閉塞
3.縫合不全
4.術後出血

【正解】3
1.(×)腸炎では腹痛や下痢がみられる。
2.(×)腸閉塞では、排ガスの停止、腹痛や腹部膨満がみられる。
3.(○)閉鎖式ドレーンから褐色で悪臭のある排液が認められたということから感染が考えられる。
4.(×)術後出血は術後24時間以内と、縫合不全に伴い術後5日目頃に発症する場合があるが、一般に悪臭は伴わない。


■48歳の男性。職場の健康診断で大腸癌が疑われ来院した。検査の結果、下部直腸に腫瘍があり、低位前方切除術が施行された。術前に自覚症状はなく、入院や手術は初めての経験であった。

その後状態は安定し退院が予定された。説明内容で適切なのはどれか。

1.便秘は浣腸で対処する
2.退院後1年は低残渣食とする
3.腹部膨満が持続する場合は受診する
4.排便回数は術後1、2か月で落ち着く

【正解】3
1.(×)浣腸は手術部位に負担をかけるため禁忌である。
2.(×)便秘をしないように食物繊維をとることが勧められる。低残渣食である必要はない。
3.(○)腹部膨満の原因として、腸閉塞や癌の再発による腸管の通過障害などが考えられるため、専門家の判断を求めるようにする。
4.(×)直腸での便を貯留させる機能が失われているため、1~2か月は頻便傾向となる。以後徐々に回数や便性状が落ち着いてくる。


■高齢者に多い弛緩性便秘の原因で正しいのはどれか。

1.長期臥床
2.便意の我慢
3.腸管内の炎症
4.下行結腸の嬬動充進

【正解】1
1.(○)腹筋の筋力低下、腸蠕動運動の低下が原因。

2.(×)排便反射が鈍くなり、直腸性便秘となる。

3.(×)腸管内の炎症は下痢の原因となる。

4.(×)下行結腸の蠕動亢進は、下痢の原因となる。


■介護保険施設においてノロウイルス感染症が発生した。感染を拡大させないための対応として適切なのはどれか。

1.感染者の居室はアルコールで拭く
2.感染者の吐物は乾燥してから処理する
3.感染者が使用したリネンは60℃の加熱処理を行う
4.感染者が使用した食器は次亜塩素酸ナトリウムで消毒する

【正解】4
1.(×)ノロウィルスはアルコールでは消毒できない。

2.(×)乾燥した吐物は空気中を浮遊して空気感染する。

3.(×)リネンは水洗いの後、次亜塩素酸ナトリウムに漬ける。

4.(○)ノロウィルスに汚染された環境の消毒に、次亜塩素酸ナトリウムは有効である。


■大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術の術後1週以内における看護で適切なのはどれか。

1.手術当日に全身清拭は行わない
2.術後初めての食事は全介助で行う
3.患肢の他動運動は術後3日から行う
4.臥床時は患肢を外転中間位に保持する

【正解】4
1.(×)手術当日の全身清拭は行ってよい。

2.(×)軽度ベッドアップをして自力で摂取できる。

3.(×)手術の翌日から徐々に他動運動を開始する。

4.(○)股関節の脱臼を予防するため、外転中間位を保持する。


■認知症対応型共同生活介護(グループホーム)について正しいのはどれか。

1.20人の生活単位を基本とする
2.看護職員の配置が義務づけられている
3.介護保険制度における地域密着型サービスである
4.連続して利用できる期間は原則3か月以内である

【正解】3
1.(×)認知症の高齢者9人以下を基本とする。

2.(×)介護施設であるため、看護職員の配置は義務づけられていない。

3.(○)介護保険制度における地域密着型サービスである。

4.(×)心身の状態がグループホームでの共同生活に支障がない 限り継続して入居できる。


■介護老人福祉施設に入居中の高齢者。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅳ、四肢の麻痺はない。衣類の選択について最も適切なのはどれか。

1.材質選びは本人に任せる
2.ボタンでとめる上着を選ぶ
3.夜間就寝時には寝衣に着替える
4.皮膚の掻痒感があればつなぎ服を着用させる

【正解】3
1.(×)患者自身が材質を判断するのは難しいと思われる。

2.(×)生活自立度Ⅳでは、ボタンの掛け外しは難しいと思われる。

3.(○)昼夜のメリハリをつけるために、昼用、夜用の衣服に着替えるのがよい。

4.(×)皮膚を掻きこわさないように爪を短く切るなどの処置を施す。


■Aちゃん(生後3か月)は、体重2,850gで出生した。Aちゃんは出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。入院時、Aちゃんは体重5,050g、体温37.6℃、呼吸数52/分、発汗が著明である。チアノーゼはみられない。ミルクは約100mL/回を1日6、7回哺乳している。Aちゃんの血行動態で正しいのはどれか。

1.肺血流量の増加
2.右心室から左心室への短絡
3.大動脈から肺動脈への短絡
4.大静脈から還流する血液量の増加

【正解】1
1.(○)左心室から右心室への短絡があるため、右心室の血流量が増加し、肺血流量が増加する。 
2.(×)左心室から右心室への短絡がある。
3.(×)左心室から右心室への短絡がある。
4.(×)大静脈から還流する血液量は増加しない。


■Aちゃん(生後3か月)は、体重2,850gで出生した。Aちゃんは出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。入院時、Aちゃんは体重5,050g、体温37.6℃、呼吸数52/分、発汗が著明である。チアノーゼはみられない。ミルクは約100mL/回を1日6、7回哺乳している。Aちゃんの看護計画で適切なのはどれか。

1.1日2回沐浴する。
2.毎朝授乳前に体重測定をする。
3.啼泣時はミルクを追加して与える。
4.フォローアップミルクを飲ませる。

【正解】2
1.(×)沐浴は心臓への負担が大きいので、短時間で済ませるようにする。
2.(○)心不全による浮腫は体重増加として現れるため、体重測定は重要である。
3.(×)体重増加、哺乳量ともに許容範囲なので、ミルクを追加する必要はない。
4.(×)フォローアップミルクは離乳食で不足する栄養補給を目的として与える。


■Aちゃん(生後3か月)は、体重2,850gで出生した。Aちゃんは出生直後から心雑音を認め、中等度の心室中隔欠損症と診断された。強心薬と利尿薬との内服で経過観察していた。昨日から喘鳴と哺乳力低下とがみられるようになり、心不全の治療のため入院となった。
入院後5日の朝、看護師が病室に行くと母親は疲れた顔をしてAちゃんを抱いていた。母親は「この子は泣いたら泣き止まないんです。オムツを替えても抱っこしてもだめなんです。この子は私を責めているんです。私は母親失格です」と涙を浮かべて話した。母親の話を傾聴した後の対応で最も適切なのはどれか。

1.精神科の受診を勧める。
2.親がしっかりしなければと励ます。
3.泣き止むまで泣かせて良いと伝える。
4.母親の対応が悪いのではないと伝える。

【正解】4
1.(×)看護師としての対応を放棄するような対応である。
2.(×)疲労している母親に、さらに鞭を打つような対応である。
3.(×)泣かせることは心臓への負担につながる。泣きやむ方法を一緒に考える。
4.(○)母親のもつ罪悪感を和らげる対応である。 


■子どもの成長・発達における臨界期について正しいのはどれか。

1.諸機能の獲得・成熟を決定づける時期
2.遺伝的因子による影響が発現しやすい時期
3.成長・発達のスピードが緩やかになる時期
4.発達検査において通過率が90%となる時期

【正解】1
1.(○)臨界期とは、諸機能の獲得・成熟を決定づける時期のことである。


■2歳6か月の幼児で正常な発達と判断されるのはどれか。

1.前後上下の空間認識ができる
2.手掌全体で2cm角の積み木をつかむ
3.2~3か月前から2語文を話している
4.半年前から手を引かなくても歩けるようになった

【正解】3
1.(×)4歳頃に発達する。
2.(×)7~8か月くらいで発達する。
3.(○)「ワンワン、キタヨ」「マンマ、タベル」などが二語文である。
4.(×)1歳から1歳4か月くらいで発達する。


■Aさん(32歳、経産婦)は、身長160cmで、非妊時体重は52kgであった。妊娠33週2日の妊婦健康診査では、体重59kg、血圧110/76mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫+、子宮底長は28cmである。胎児心拍の最良聴取部位は左臍棘線中央にあり、「最近、動くとおなかが頻繁に張ります。便秘がひどくなっているせいかもしれません」と言う。Aさんへの保健指導で適切なのはどれか。

1.骨盤位体操を勧める。
2.市販の下剤を服用することを勧める。
3.水分の摂取量を減らすことを勧める。
4.外出を控え自宅で過ごすことを勧める。

【正解】4
1.(×)胎児心音が左臍棘線中央から聴取されることから、児は頭位と判断できる。そのため骨盤位体操は必要ない。
2.(×)便秘がひどい場合は食物繊維の摂取や下剤の検討が必要になる。しかし、下剤については安易に市販薬を紹介せず、必ず医師に相談する。
3.(×)便秘の改善のためには水分摂取は重要である。
4.(○)「おなかが頻繁にはる」ことから、早産につながる危険性も考慮して、無理をせず自宅で過ごすことを勧める。


■Aさん(32歳、経産婦)は、身長160cmで、非妊時体重は52kgであった。妊娠33週2日の妊婦健康診査では、体重59kg、血圧110/76mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫+、子宮底長は28cmである。胎児心拍の最良聴取部位は左臍棘線中央にあり、「最近、動くとおなかが頻繁に張ります。便秘がひどくなっているせいかもしれません」と言う。妊娠36週0日の午前10時、Aさんは、子宮収縮が強くなったため入院した。Aさんは、午前3時に体温37.3℃、脈拍86/分、血圧128/80mmHgであった。Aさんに分娩監視装置を装着した結果、陣痛周期4分、胎児心拍基線は150bpm、基細線変動があり、一過性徐脈はなかった。子宮口6cm開大で、「陣痛のときに、いきみたい感じがでてきました」と言う。この時点のアセスメントで適切なのはどれか。

1.分娩第2期である。
2.胎児心拍は正常である。
3.母体に感染の徴候がみられる。
4.努責を行うための指導が必要である。

【正解】2
1.(×)分娩第1期(規則的陣痛開始から子宮口全開大まで)である。
2.(○)胎児心拍数の正常値は120~160bpmである。
3.(×)体温は37.3℃だが、白血球やCRPなど感染を裏付けるデータはない。
4.(×)子宮口が全開大に達していないので、怒責は我慢するように指導する。


■Aさん(32歳、経産婦)は、身長160cmで、非妊時体重は52kgであった。妊娠33週2日の妊婦健康診査では、体重59kg、血圧110/76mmHg、尿蛋白(-)、尿糖(-)、浮腫+、子宮底長は28cmである。胎児心拍の最良聴取部位は左臍棘線中央にあり、「最近、動くとおなかが頻繁に張ります。便秘がひどくなっているせいかもしれません」と言う。2時間後にAさんは、2,650gの児を娩出した。児のアプガースコアは1分後、5分後ともに9点であり、羊水混濁はなかった。出生3時間後の児の状態は、体温36.8℃、心拍数145/分、呼吸数65/分で、四肢に軽度のチアノーゼがみられる。児の状態で考えられるのはどれか。

1.無呼吸発作
2.呼吸窮迫症候群(RDS)
3.胎便吸引症候群(MAS)
4.新生児一過性多呼吸(TTN)

【正解】4
1.(×)児の呼吸数は65/分で無呼吸発作はない。
2.(×)呼吸窮迫症候群は、32週未満で出生した児に起こりやすい呼吸障害で、陥没呼吸や顔面のチアノーゼなどがみられる。肺胞を膨らませるサーファクタントの不足が原因である。
3.(×)羊水は混濁していなかったことから、胎便を吸引して呼吸困難に陥ることは考えにくい。
4.(○)胎児の頃に肺の中にあった羊水が、出生後も数時間は残っているために、一時的に呼吸数が早くなる状態をいう。経過観察で軽快する。


■労働基準法で規定されている育児時間について正しいのはどれか。

1.父親も取得できる
2.1日当たり4回まで取得できる。
3.1回の時間は1時間以内である。
4.児が満1歳になるまでの期間に取得できる。

【正解】4
1.(×)女性労働者のみ取得できる。
2.(×)1日2回、1回につき少なくとも30分以上取得できる。
3.(×)1日の時間は少なくとも1時間である。
4.(○)児が満1歳になるまでの期間に取得できる。 


■妊娠24週の妊婦健康診査で経過は順調であると診断された妊婦が、次回に受診する時期として適切なのはどれか。

1.1週後
2.2週後
3.3週後
4.4週後

【正解】2
2.(○)24~35週までの健診頻度は、2週間に1回である。 


■歩道を歩いている途中で立ち止まってしまったAさん。「ブロックの継ぎ目を踏んではいけないという考えが、頭のなかで繰り返され動けない」という。Aさんの症状はどれか。

1.連合弛緩
2.観念奔逸
3.思考途絶
4.強迫観念

【正解】4
1.(×)連合弛緩とは、話のテーマが脈絡なく次々に変わって、支離滅裂な内容の表現になってしまうことをいう。
2.(×)観念奔走とは、思考の流れが速く、目的から離れた観念が表面的な結びつきで次々と現れることをいう。
3.(×)思考途絶とは、思考の障害で思考の進行が、突然途中で止まってしまうことをいう。
4.(○)強迫観念とは、不合理だと分かっているのに、ある観念が湧いてきて取り除けず、自分の行動が支配されてしまうことをいう。


■せん妄で正しいのはどれか。

1.意識障害である。
2.内因性精神障害である。
3.見当識障害は伴わない。
4.身体疾患と関連がない。

【正解】1
1.(○)せん妄は一過性の意識障害と認知の障害であり、意識清明度の低下、集中困難、見当識障害、幻覚などがみられる。
2.(×)加齢による認知機能の低下や身体疾患などが重なって発症するといわれる。
3.(×)見当識障害は高頻度にみられる。
4.(×)身体疾患との関係が深く、身体的苦痛や安静のための隔離、感覚遮断などが影響するといわれる。


■集団精神療法の効果が最も期待できるのはどれか。

1.過眠症
2.自閉症
3.躁状態
4.薬物依存症

【正解】4
1.(×)過眠症は集団精神療法を必要としない。
2.(×)自閉症は、対人関係やコミュニケーションが苦手であるため、集団精神療法は適さない。
3.(×)躁状態では興奮しやすく、易怒的であると他者が感情に巻き込まれやすくなるため、集団精神療法は適さない。
4.(○)薬物依存症における集団精神療法では、孤独の解消、仲間意識の醸成、自己洞察と行動変容などが期待できる。


■29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。内科を受診したところ、精神科の受診も勧められた。精神科では抗不安薬と睡眠薬とが処方された。内科で上部消化管内視鏡検査の予約をして帰宅したが、3日後「症状がよくならない、どうしたらよいかわからない。考えると息が苦しくなって座り込んでしまう」と訴えて再受診し、精神科病院の開放病棟に任意入院した。

患者は心配そうな表情で「どうしたらいいんだろう」と看護師に訴えた。患者の訴えで最も強い苦痛はどれか。

1.腹痛
2.不安
3.不眠
4.拒食

【正解】2
「どうしたらいいんだろう」という、将来に対する漠然とした心配は、不安の表れである。


■29歳の男性。会社員。自宅で両親と同居。家族関係は良い。3か月前に業務が変わり、残業が増えた。1か月前から「仕事がつらい」と言うようになった。その頃から、胃部不快、食欲不振、全身倦怠感、不眠が出現した。内科を受診したところ、精神科の受診も勧められた。精神科では抗不安薬と睡眠薬とが処方された。内科で上部消化管内視鏡検査の予約をして帰宅したが、3日後「症状がよくならない、どうしたらよいかわからない。考えると息が苦しくなって座り込んでしまう」と訴えて再受診し、精神科病院の開放病棟に任意入院した。

入院5日、患者は「だいぶ調子が良くなりました。退院したら生活変えなくちゃいけませんよね。何を変えたらいいでしょう」と看護師に質問した。最も適切な対応はどれか。

1.「寝具について考えましょう」
2.「転居について考えましょう」
3.「適度な仕事量について考えましょう」
4.「食事量を増やすことを考えましょう」

【正解】3
1.(×)入院前に睡眠障害があったので、睡眠についてケアすることはよいが、「寝具」について考えるのは唐突である。
2.(×)両親と同居し、家族関係はよいので転居の必要性はない。
3.(○)仕事量が増えたことが今回の入院の大きな要因と考えられるので、仕事量の調整について考えることが優先される。
4.(×)食欲が低下していたので、食についてケアすることは大切だが、まずは食事の量を増やすのではなく、適切な食事内容を考えることが大切である。


■ダイオキシンで正しいのはどれか。

1.毒性は弱い
2.水に溶けやすい
3.規制する法律はない
4.廃棄物の焼却で発生する

【正解】4
1.(×)強い毒性をもつほか、発癌性や催奇形性が疑われている。
2.(×)脂溶性で水には溶けにくい 。
3.(×)「ダイオキシン規制法」によって、ダイオキシンの排出を削減するための廃棄物処理法が規定されている。
4.(○)ダイオキシンの約9割が、身の回りのごみや産業廃棄物を焼却するときに出ると言われている。


■医療機関から廃棄される血液の付着したガーゼが該当するのはどれか。

1.一般廃棄物
2.産業廃棄物
3.放射性廃棄物
4.感染性一般廃棄物

【正解】4
医療機関から出る注射針・チューブなど医療器具をはじめとする廃棄物を医療廃棄物という。医療廃棄物は特別な管理を必要とするために、「特別管理一般廃棄物」と規定される。血液の付着したガーゼは「特別管理一般廃棄物」のうちの「感染性一般廃棄物」に規定されている。


■光化学オキシダントで正しいのはどれか。

1.都市部の夜間照明と関係がある。
2.二酸化炭素が主体である。
3.消化器への影響が強い。
4.注意報が発令される。

【正解】4
1.(×)太陽の紫外線と関係がある。
2.(×)大気中の窒素酸化物と炭化水素が太陽の紫外線を受けて光化学反応を起こし、生成される。
3.(×)眼やのどの痛みにはじまり、重症例では呼吸困難などが生じる。
4.(○)大気汚染防止法が光化学 オキシダントの注意報・警報の発令を規定している。


■同じ問題や悩みを抱えた人々が助け合う活動はどれか。

1.ケースワーク
2.ピアサポート
3.コミュニティワーク
4.コンサルテーション

【正解】2
1.(×)ケースワークとは、精神的・肉体的・ 社会的な生活上の問題をかかえる個人や家族に個別的に接し、問題を解決できるように 援助すること。

2.(○)ピアとは仲間という意味である。

3.(×)コミュニティーワークとは、地域住民が、自ら主体的に問題解決するように福祉活動への参加を働きかける援助技術をいう。

4.(×)コンサルテーションとは、異なる専門職が、対象の問題状況について検討し、よりよい援助の在り方について話し合うことをさす。


■日本の平成21年(2009年)の人口動態統計における悪性新生物に関する記述で正しいのはどれか。

1.死因別順位は第2位である
2.年間死亡者数は約80万人である
3.部位別にみた年齢調整死亡率は男性では胃が最も高い
4.部位別にみた死亡者数は気管、気管支および肺が最も多い

【正解】4
1.(×)死亡別順位は第1位である。

2.(×)年間死亡者数は約30万人である。

3.(×)部位別にみた年齢調整死亡率は、男性では肺が最も高い。

4.(○)部位別にみた死亡者数は、気管、気管支および肺が最も多い。


■大規模災害時のトリアージで緊急度が最も高いと判断されるのはどれか。

1.下腿に創傷があるが補助があれば歩行できる
2.自発呼吸はあるが橈骨動脈は触知できない
3.気道確保しても自発呼吸がない
4.開眼・閉眼の指示に応じる

【正解】2
1.(×)局所の損傷で歩行できるため、トリアージタグは緑。
2.(○)直ちに救命処置が必要。トリアージタグは赤。
3.(×)救命不能な絶望的状態。トリアージタグ黒。
4.(×)2~4時間以内に治療を要する。トリアージタグ黄。


■国際連合児童基金(UNICEF)の報告(2006年)による5歳未満児の死亡率が最も高い地域はどれか。

1.アフリカ
2.東南アジア
3.北アメリカ
4.東ヨーロッパ

【正解】1
1.(○)アフリカにおける死亡率が最も多く、死因の上位は肺炎、下痢、マラリアなどが占める。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■看護師の行うケアにエビデンスを用いる主な目的で最も適切なのはどれか。

1.医療費の抑制
2.ケアの質の保証
3.医療事故の予防
4.看護研究の推進

【正解】2
1.(×)質の高いケアを行うのが目的である。
2.(○)根拠のある看護によってケアの質を保証する。
3.(×)医療事故の予防を目的とするのはリスクマネジメントである。
4.(×)エビデンスを明らかにする方法のひとつとして看護研究がある。


■情報の管理について適切なのはどれか。

1.頻繁にお見舞いに来る患者の友人から病状を聞かれたので説明した。
2.個人情報を記載した勉強会資料の下書きはシュレッダーで処分した。
3.勉強会の資料を作成するために個人情報の入ったUSBメモリを自宅に持ち帰った。
4.診療録と看護記録の記載が異なっていたので、診療録に合わせて看護記録を修正した。

【正解】2
1.(×)相手が顔みしりでも、患者の許可なくして第三者に個人情報を漏らしてはならない。
2.(○)下書きやメモであっても個人情報の扱いには気をつける。
3.(×)個人情報の入ったUSBメモリを自宅に持ち帰ってはならない。
4.(×)診療録と看護記録の内容が異なる場合は、記載者に確認したり、事実と照合したりする。


■災害急性期における精神障害者への看護師の対応で最も適切なのはどれか。

1.名札の着用を指示する。
2.災害の状況については説明しない。
3.不眠が続いても一時的な変化と判断する。
4.服薬している薬剤を中断しないように支援する。

【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■リザーバー付き酸素マスクでの酸素療法が適している病態は次のうちどれか。

1.過換気症候群
2.肺気腫
3.気管支喘息
4.一酸化炭素中毒

【正解】4
1.(×)過剰に酸素を取り入れているため、酸素療法は必要ない。
2.(×)慢性閉塞性肺疾患である。酸素不足の状態に慣れているため、リザーバー付き酸素マスクによる高濃度酸素によってCO2ナルコーシスに陥る危険性がある。
3.(×)慢性閉塞性肺疾患である。酸素不足の状態に慣れているため、リザーバー付き酸素マスクによる高濃度酸素によってCO2ナルコーシスに陥る危険性がある。
4.(○)高濃度酸素の供給ができるため、一酸化炭素中毒患者の酸素療法に適している。


■長期に副腎皮質ステロイド剤を使用したときの副作用はどれか。2つ選べ。

1.血圧低下
2.低血糖
3.骨粗鬆症
4.徐脈
5.消化管潰瘍

【正解】3
1.(×)高血圧がみられる。
2.(×)高血糖がみられる。
3.(○)骨粗鬆症がみられる。
4.(×)頻脈がみられる。
5.(○)消化性潰瘍がみられる。


■排卵を誘発するホルモンは次のどれか。

1.FSH(卵胞刺激ホルモン)
2.エストロゲン(卵胞ホルモン)
3.LH(黄体形成ホルモン)
4.プロゲステロン(黄体ホルモン)

【正解】3
1.(×)卵胞の発育を促進させる
2.(×)子宮内膜を増殖させる。
3.(○)排卵を誘発し、排卵後の卵胞に作用して黄体を形成させる。
4.(×)子宮内膜を着床しやすい状態にする。排卵後の基礎体温を上昇させる。


■平成24年の国民生活基礎調査において、全世帯に占める高齢者世帯の割合は次のどれか。

1.約10%
2.約20%
3.約30%
4.約40%

【正解】2
1.(×)21.3%
2.(○)21.3%
3.(×)21.3%
4.(×)21.3%


■「平成24年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果」によると、擁護者による虐待で最も多いのは次のうちどれか。

1.身体的虐待
2.介護等放棄
3.心理的虐待
4.性的虐待
5.経済的虐待

【正解】1
1.(○)65.0%を占めた。
2.(×)23.4%で第4位であった。
3.(×)40.4%で第2位であった。
4.(×)0.5%で第5位であった。
5.(×)23.5%で第3位であった。


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