まなび
  • 公開日: 2016/1/16
  • 更新日: 2018/12/13

看護師国家試験アプリ一斉模試問題 1月16日実施分

第105回看護師国家試験に向けての一斉模試を、ナース専科の国家試験対策アプリ上でおこないました。2016年1月16日の模試問題の一覧を公開します。
次回の模試は1月23日におこないますので、看護学生の方はぜひご参加ください。
アプリ上で模試に参加すると卒業年別の平均点がご覧いただけます。
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1月16日看護師国家試験1月総仕上げ模試【2】

■我が国の平成24年の65歳以上の者のいる世帯のうち単独世帯(ひとり暮らし)の占める割合はどれか。

1.約5%
2.約20%
3.約35%
4.約50%

【正解】2
1.(×)この数字から根拠となるデータはない。
2.(○)単独世帯の割合は、約20%(23.3%)であり、年々増加傾向にある。 
3.(×)夫婦のみの世帯は、約30%(30.3%)である.
4.(×)65歳以上で女性の単独世帯は40%を超えているが、この数値に根拠となるデータはない。


■要介護認定の申請先はどれか。

1.市町村
2.保健所
3.主治医
4.介護保険施設

【正解】1
1.(○)要介護認定は、要介護認定を受けようとする介護保険被保険者が、市町村(または特別区)に申請をする。
2.(×)保健所は、市町村単位で介護保険についての情報提供・相談や、対象者・家族への支援などのサービスを提供している。
3.(×)主治医は、要介護認定の一次判定のために申請者の心身状況を診察して、市町村へ意見書を提出する。
4.(×)介護保険法に基づき都道府県知事が指定する介護施設であり、「介護老人福祉施設」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」の3種類がある。


■気管吸引の時間が長いと生じやすいのはどれか。

1.低酸素
2.低体温
3.乏尿
4.浮腫

【正解】1
1.(○)日本呼吸療法医学会によると、吸引すると、吸引前より低酸素状態になることが報告されており、1回の吸引時間は10秒以上吸引せず、挿入してから終了まで20秒以内にすることになっている。
2.(×)吸引と低体温は関連性はない。
3.(×)気管内吸引と尿の生成には関連性はない。
4.(×)吸引時間の長さとは直接関係ない。


■抗ウイルス藥はどれか。

1.ペニシリン
2.アシクロビル
3.エリスロマイシン
4.アンホテリシンB

【正解】2
1.(×)ペニシリンは、抗菌薬のひとつである。
2.(○)アシクロビルは、抗ウィルス薬であり、単純ヘルペスウイルス水痘・帯状疱疹ウイルスなどに効果がある。
3.(×)エリスロマイシンは、抗菌薬のひとつである。
4.(×)アンホテリシンBは、抗真菌薬である。


■湯たんぽによる温罨法で適切なのはどれか。

1.湯の温度は90度以上とする。
2.湯を湯たんぽのロまで入れる。
3.ビニール製のカバーを用いる。
4.皮膚面から10cm程度離して使用する。

【正解】4
1.(×)湯たんぽの適正温度は60℃前後であり、90℃以上の湯は危険。

2.(×)いっぱいに入れると、漏れや破裂する可能性があり危険。

3.(×)ビニール製のカバーでは薄すぎるので、ビニールが変形し破れたりするので不適切。厚手のカバーのほうが保温力がよい。

4.(○)湯たんぽを直接あてると、低温やけどなどの危険があるため、少し離して使用する。


■出血性ショックで起こるのはどれか。

1.体温の上昇
2.尿量の増加
3.血圧の低下
4.皮膚の紅潮

【正解】3
1.(×)血流の減少と共に体温も低下する。
2.(×)腎血流量が減少するため尿量も減少する。
3.(○)循環血液量が減少するため血圧は低下する。
4.(×)皮膚への血流量が減少するため、皮膚が蒼白となる。


■脳死の判定基準に含まれないものはどれか

1.深昏睡
2.心停止
3.瞳孔散大
4.自発呼吸の消失

【正解】2
脳死の判定基準は、深昏睡、瞳孔固定(瞳孔径左右とも4mm以上)、脳幹反射の消失、平坦脳波、自発呼吸の消失であり、これら5つの基準が6時間を経過しても確認されないこととされている。


■老年期の身体機能変化で正しいのはどれか。

1.視野は拡大する
2.唾液量は増加する
3.皮膚感覚は低下する
4.聴力は低音域から低下する

【正解】3
1.(×)加齢に伴い、網膜の視神経細胞数が減少したり、眼瞼下垂が起こったりするために視野は狭搾する。
2.(×)加齢に伴い唾液の分泌量が低下する。咀嚼筋の筋力低下も唾液の分泌量低下に影響を及ぼす。
3.(○)加齢に伴い、触覚・痛覚・温覚の受容体や末梢神経繊維が変性・減少する。
4.(×)高齢者の聴覚は高音域から低下する。低音域は比較的保たれる。


■白血球の働きはどれか。

1.生体防御
2.血液凝固
3.酵素の運搬
4.ホルモンの運搬

【正解】1
1.(○)白血球には顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)とリンパ球、単球があり、外部から侵入した異物や病原体から生体を守る働きがある。

2.(×)血液凝固には血小板と凝固因子が関与する。

3.(×)酵素は細胞内にも細胞外にも存在するが、白血球によって運搬されていない。

4.(×)血液のなかの血漿がホルモンを運搬する。


■出血傾向のある患者に禁忌なのはどれか

1.ペニシリン
2.インスリン
3.ワルファリン
4.プレドニゾロン

【正解】3
ワルファリンは血液凝固に必要なビタミンKに作用して血液凝固を阻害する薬物である。そのため出血傾向のある患者に用いてはならない。


■薬物の効果発現が最も速い与薬方法はどれか。

1.皮下注射
2.経口与薬
3.直腸内与薬
4.静脈内注射

【正解】4
1.(×)皮下注射により薬物はリンパ管を経て血中に移行するため吸収速度が遅い。
2.(×)経口投与では、薬物は小腸から吸収され、門脈を介して肝臓に入り、肝臓の代謝を受けてから血中に入る。経口投与法における効果の最大発現時間は1~2時間であり、注射法に比べて遅い。
3.(×)直腸内投与は直腸粘膜の血管から循環血液中に至らせる方法で、皮下注射や経口投与に比べ効果発現が速い。
4.(○)直接静脈内に薬物を注入するので、5~10分で効果が発現する。


■日本における平成24年の合計特殊出生率はどれか。

1.0.41
2.1.41
3.2.41
4.3.41

【正解】2
1.(×)1.41が正解である。
2.(○)合計特殊出生率とは、15歳から49歳の女性の、年齢別出生率を合計した指標。1人の女性が平均して一生の間に何人の子供を産むかを表す(1人の女性が2.07人の子供を生めば人口の水準が保たれると考えられている)。
3.(×)1.41が正解である。
4.(×)1.41が正解である。


■運動習慣が身体機能に与える影響で正しいのはどれか。

1.体脂肪率の増加
2.最大換気量の減少
3.基礎代謝量の増加
4.1回心拍出量の減少

【正解】3
1.(×)運動習慣によって体脂肪率は減少する。
2.(×)運動習慣によって最大換気量は増加する。
3.(○)運動習慣によって脂肪を燃焼する炉の働きをする筋肉が増加し、基礎代謝量が増加する。
4.(×)運動習慣によって1回心拍出量は増加する(心機能が高まる)。


■マズロー,A.H.の基本的欲求階層論で最も高次の欲求はどれか。

1.安全の欲求
2.生理的欲求
3.所属愛の欲求
4.自己実現の欲求

【正解】4
1.(×)安全な場所に身を置きたいとする欲求である。
2.(×)空腹や喉の渇きなどを癒したいとする、生きるための欲求である。
3.(×)誰かと一緒にいたいという欲求である。
4.(○)自分らしく生きたいとする欲求であり、基本的欲求のなかで最も高次の欲求である。


■成人患者に浣腸を行うときに、患者の体位で適切なのはどれか。

1.坐位
2.仰臥位
3.右側臥位
4.左側臥位

【正解】4
1.(×)座位や立位での浣腸は、直腸壁を損傷する危険性がある。
2.(×)仰臥位安静中の患者には、仰臥位で浣腸を行うが、可能であれば左側臥位が最も望ましい。
3.(×)右側臥位では、直腸の走向に逆らって浣腸液が注入されてしまうため、直腸を傷つける危険性がある。
4.(○)左側臥位にすると、患者の直腸の走向に沿って浣腸液を注入できる。


■先天異常はどれか。

1.尋常性白斑
2.急性灰白髄炎
3.重症筋無力症
4.心房中隔欠損症

【正解】4
1.(×)後天性の色素減少症の一つである。
2.(×)ポリオウイルスが脊髄の運動神経細胞を破壊することによって、左右非対称性の麻痺を残す疾患である。
3.(×)アセチルコリンを受け取るレセプターを抗体が破壊することによって、アセチルコリンの指令が筋肉に届かず筋力低下をきたす疾患である。
4.(○)先天異常である。


■平成24年(2012年)国民生活基礎調査で、世帯総数における核家族世帯の割合はどれか。

1.0.2
2.0.4
3.0.6
4.0.8

【正解】3
核家族世帯の割合は60.2%で、増加傾向にある。


■認知症を説明しているのはどれか。

1.知的発達の遅延
2.意識障害の出現
3.全身の筋肉の全身性萎縮
4.一度獲得した知的機能の衰退

【正解】4
1.(×)一度獲得した知的機能が衰退する。
2.(×)意識障害は出現しない。
3.(×)大脳の進行性萎縮が認められる。
4.(○)一度獲得した知的機能が衰退する。


■訪問看護ステーションの管理者となることができるのはどれか。

1.医師
2.看護師
3.薬剤師
4.管理栄養士
5.社会福祉士

【正解】2
2.(○)訪問看護ステーションの管理者になれるのは、保健師か看護師である。


■フィンクの危機モデルの第1段階はどれか。

1.承認
2.適応
3.衝撃
4.防衛的退行

【正解】3
3.(○)衝撃⇒防衛的退行⇒承認⇒適応というプロセスをたどる。


■日本における平成23年(2011年)の5~9歳の子どもの死因で最も多いのはどれか。

1.肺炎
2.心疾患
3.不慮の事故
4.悪性新生物

【正解】3
1.(×)肺炎は上位5位に入っていない

2.(×)心疾患が5位である。

3.(○)不慮の事故が1位である。

4.(×)悪性新生物が2位である。


■成人女性に一次的な導尿を行う際にカテーテルを挿入する長さはどれか。

1.1~3㎝
2.5~7㎝
3.9~11㎝
4.18~20㎝

【正解】2
1.(×)カテーテルが膀胱まで達しない。

2.(○)女性の尿道は4cm。さらに数cm挿入して導尿をはかる。

3.(×)女性の尿道は4cm。9~11cmの挿入では長いため、膀胱壁を刺激する可能性がある。

4.(×)男性の導尿でカテーテルを挿入する長さである。


■無菌操作を必要とするのはどれか。

1.鼻腔吸引
2.気管内吸引
3.口腔内吸引
4.胃内容物の吸引

【正解】2
1.(×)鼻腔内は滅菌環境ではない。

2.(○)呼吸器感染を防ぐため、カテーテルは滅菌したものを滅菌操作で用いる。

3.(×)口腔内は滅菌環境ではない。

4.(×)胃内は滅菌環境ではない。


■介護保険制度における施設サービス費の原則的な利用者負担の割合はどれか。

1.1割
2.2割
3.3割
4.5割

【正解】1
1.(○)介護保険の自己負担率は1割


■末梢血液中の□が低下した状態を貧血という。□に入るのはどれか。

1.血漿量
2.血小板数
3.アルブミン濃度
4.ヘモグロビン濃度

【正解】4
1.(×)血漿量の低下は脱水などでみられる。

2.(×)血小板数の減少は、血小板減少々やDICなどでみられる。

3.(×)アルブミン濃度の低下は、飢餓やネフローゼ症候群などでみられる。

4.(○)ヘモグロビン濃度の低下は、鉄欠乏性貧血の所見である。


■全ての人が差別されることなく同じように生活できるという考え方を示しているのはどれか。

1.ヘルスプロモーション
2.ノーマライゼーション
3.プライマリヘルスケア
4.エンパワメント

【正解】2
1.(×)ヘルスプロモーションとは、「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」
2.(○)ノーマライゼーションとは、障害者が他の市民と同様に社会の一員として種々の分野の活動に参加することができ、すべての人がノーマルな生活が送られる社会にしていこうとする考え方。
3.(×)プライマリヘルスケアとは 人間の基本的な権利である健康の格差解消を目的として医療、予防活動、健康増進の積極的展開をはかること。
4.(×)エンパワメントとは、 個人が自分自身の力で問題や課題を解決していくことができる社会的技術や能力を獲得すること。


■創傷部位の創面の管理について正しいのはどれか。

1.洗浄する
2.加圧する
3.乾燥させる
4.マッサージする

【正解】1
1.(○)創傷は清潔な湿潤環境を保つことが治癒促進につながる。
2.(×)加圧により循環障害が生じ、治癒を妨げる。
3.(×)乾燥は創傷の治癒を妨げる。
4.(×)マッサージは治癒しつつある組織を破壊してしまう。


■死の三徴候に含まれるのはどれか。

1.呼名反応の消失
2.対光反射の消失
3.肛門緊張の消失
4.深部腱反射の消失

【正解】2
1.(×)
2.(○)死の三徴候とは、「心停止」「呼吸停止」「対光反射の消失」である。
3.(×)
4.(×)


■思春期に特徴的にみられるのはどれか。

1.愛着行動
2.分離不安
3.自己同一性の確立
4.基本的信頼関係の確立

【正解】3
1.(×)乳幼児期に特徴的である。
2.(×)乳幼児期に特徴的である。
3.(○)自己同一性の確立とは、これまで生きてきた自己、これから生きていこうとする自己を統合・確立することであり、思春期に特徴的である。
4.(×)乳幼児期に特徴的である。


■メタボリックシンドロームの診断に必須の診断基準項目はどれか。

1.腹囲
2.脂質
3.血圧
4.血糖

【正解】1
1.(○)
2.(×)
3.(×)
4.(×)メタボリックシンドロームは、腹囲が内蔵脂肪の蓄積を示す値だったときに、脂質・血圧・血糖の3項目のうち2項目以上に異常がみられたときに判定される。


■認知症患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

1.幼児が使う言葉で話す。
2.患者の話に作話があるときは内容を訂正する。
3.患者に伝えたいことが伝わらない場合は言いかえる。
4.患者が同じ内容を繰り返す場合は会話をすぐに打ち切る。

【正解】3
1.(×)患者を尊重した言葉づかいで話す。
2.(×)作話があっても、患者の話に合わせる。
3.(○)わかりやすい言い方に言い換えるなどの工夫をする。
4.(×)患者の話を受け入れながら、徐々に話をおわりにする。


■健康保険法に基づく療養の給付に含まれるのはどれか。

1.薬剤の支給
2.病院への移送
3.妊婦健康診査
4.入院時の食事

【正解】1
1.(○)療養の給付には、診察、薬剤又は治療材料の支給、処置・手術その他の治療、居宅における療養上の管理及びその療養に伴う世話その他の看護、病院又は診療所への入院及びその療養に伴う世話その他の看護が含まれる。
2.(×)病院への移送にかかる費用は給付の対象ではない。
3.(×)妊婦健康診査は給付の対象ではない。
4.(×)入院時の食事は給付の対象ではない。


■保健師助産師看護師法に基づく看護師免許の付与における欠格事由はどれか。

1.20歳未満の者
2.素行が著しく不良である者
3.伝染性の疾病にかかっている者
4.麻薬、大麻またはあへんの中毒者

【正解】4
1.(×)欠格事由に含まれない。
2.(×)欠格事由に含まれない。
3.(×)欠格事由に含まれない。
4.(○)欠格事由に含まれる。


■モルヒネによる急性中毒の症状・徴候はどれか。

1.散瞳
2.胸痛
3.低血糖
4.呼吸抑制

【正解】4
1.(×)モルヒネ中毒により縮瞳がみられる。
2.(×)痛みは感じず、安楽になる。
3.(×)血糖への影響はない。
4.(○)呼吸中枢が抑制され、呼吸数が減少する。


■女性の陰部洗浄方法で最も適切なのはどれか。

1.滅菌手袋を装着する。
2.43℃の温湯をかける。
3.外尿道口から肛門に向かって洗う。
4.ドライヤーで乾燥させる。

【正解】3
1.(×)ディスポーザブルの手袋でよい。
2.(×)38℃程度の微温湯を用いる。
3.(○)外尿道口から肛門に向かって洗う。
4.(×)洗浄水を十分にふき取るが、ドライヤーで乾燥させない。


■関節可動域<ROM>の単位はどれか。

1.回
2.度
3.kg
4.cm

【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■シーツ交換時にシーツを引っ張る動作でボディメカニクスを応用した姿勢はどれか。

1.両足を前後に開き、両膝を伸ばす。
2.両足を前後に開き、両膝を曲げる。
3.両足をそろえ、両膝を伸ばす。
4.両足をそろえ、両膝を曲げる。

【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■生理食塩水の塩化ナトリウム濃度はどれか。

1.0.009
2.0.05
3.0.09
4.0.15

【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■警察庁の「平成24年(2012年)中における自殺の状況」の自殺者の原因・動機のうち最も多いのはどれか。

1.学校問題
2.家庭問題
3.勤務問題
4.健康問題

【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■乳幼児で人見知りが始まる時期はどれか。

1.生後1~2か月
2.生後6~8か月
3.生後18~24か月
4.生後36~42か月

【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■平成24年(2012年)の国民生活基礎調査で、世帝総数における核家族世帯の割合に最も近いのはどれか。

1.0.3
2.0.45
3.0.6
4.0.75

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■チアノーゼが出現するのはどれか。

1.血清鉄の増加
2.血中酸素分圧の上昇
3.血中二酸化炭素分圧の上昇
4.血中還元ヘモグロビン量の増加

【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■貼付剤として用いられる薬剤はどれか。

1.フェンタニル
2.リン酸コデイン
3.モルヒネ塩酸塩
4.オキシコドン塩酸塩

【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■成人の安静時における所見で異常なのはどれか。

1.体温 36.2℃
2.呼吸数 12/分
3.脈拍 116/分
4.血圧 128/84 mmHg

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■最も高い照度を必要とするのはどれか。

1.病室
2.手術野
3.外来の廊下
4.ナースステーション

【正解】2
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■成人の鼻孔とから噴門までの長さで適切なのはどれか。

1.5~15 cm
2.25~35cm
3.45~55cm
4.65~75cm

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■輸液ポンプに設定する項目はどれか。

1.流量
2.開始時刻
3.薬剤の濃度
4.薬剤の処方内容

【正解】1
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■国民健康保険加入者の医療費に対する40歳本人自己負担はどれか。

1.なし
2.1割
3.2割
4.3割
5.10割

【正解】4
1(×)自己負担はある。 2(×)高齢者の場合、収入によって1割負担がある。(後期高齢者医療制度) 3(×)小児の場合、市町村によって2割負担がある。 4(○)国民健康保険加入で40歳本人であれば自己負担割合は3割である。 5(×)国民健康保険に加入していれば医療費の実費はない。


■介護認定を行うのはどれか。

1.国
2.都道府県
3.市町村
4.地域によって異なる。

【正解】3
1?4.介護認定は市町村の介護認定審査会で行われる。地方分権制度の考えから行政はできる限り市町村が行うことが多い。市町村の介護認定に対し不服があるときは、都道府県の介護保険審査会で行われる。


■小児の定期予防接種の対象になっている疾患はどれか。二つ選べ。

1.インフルエンザ
2.麻疹
3.流行性耳下腺炎
4.結核
5.伝染性紅斑

【正解】2,4
1(×)インフルエンザは予防接種が推奨されているが小児の定期予防接種には含まれていない。 2(○)麻疹は風疹同様定期予防接種に含まれる。現在は麻疹風疹の混合ワクチンが良く使われるが麻疹単独のワクチンもある。 3(×)流行性耳下腺炎はおたふくのことで定期予防接種には含まれていない。 4(○)結核は含まれておりBCGを接種する。三か月以降に一回行う。 5(×)伝染性紅斑は含まれていない。伝染性紅斑とはりんご病とも呼ばれる。


■産前産後の休暇を規定しているものはどれか。

1.労働安全衛生法
2.男女雇用機会均等法
3.労働基準法
4.母子保健法
5.母体保護法

【正解】3
1(×)労働安全衛生法では健康診断や産業医の選任などが定められている。 2(×)男女雇用機会均等法では妊婦の時差出勤などが定められている。 3(○)労働基準法で産前は6週、産後は8週を取得できると決められている。 4(×)母子保健法では妊娠の届出や母子健康手帳などについて決められている。 5(×)母体保護法では不妊治療や受胎調節の実施指導などが決められている。


■肺気腫で見られやすい病態はどれか。

1.呼吸性アシドーシス
2.呼吸性アルカローシス
3.代謝性アシドーシス
4.代謝性アルカローシス

【正解】1
1(○)肺気腫では残気量が増えPaCO2が上昇して見られやすい。 2(×)過換気症候群や喘息の初期などに見られやすい。 3(×)飢餓やⅠ型糖尿病で見られやすい。 4(×)利尿薬の乱用や低カリウムで見られやすい。


■チアノーゼを最も認めやすい部位はどれか。

1.毛髪
2.頚静脈
3.眼球結膜
4.口唇

【正解】4
1(×)抗がん剤の副作用では脱毛がある。 2(×)右心不全では怒張しやすい。 3(×)黄疸では眼球結膜が観察しやすい。 4(○) 口唇ではチアノーゼを認めやすい。チアノーゼは末梢性と中心性とあるが特に中心性チアノーゼは口唇に認めやすい。


■気管内分泌物の吸引時におこりやすい合併症はどれか。

1.吃逆
2.頻脈
3.低酸素血症
4.鼻出血
5.反回神経麻痺

【正解】3
1(×)吃逆は横隔膜のけいれんによって起こる。気管内吸引によって誘発される可能性は低い。 2(×)気管粘膜の知覚神経が迷走神経由来であるため、吸引による刺激により迷走神経反射として徐脈や血圧低下などが起きることがある。 3(○)吸引により気道にある酸素を必要以上に吸引するおそれがある。1回の吸引時間は10?15秒とする。また、吸引後は深呼吸や酸素投与を行う。 4(×)一般に口腔から行うため鼻出血は見られないが、吸引圧を200mmHg 以上にすると気管壁の線毛上皮を剥離し、気道出血のおそれがある。 5(×)反回神経麻痺は甲状腺や食道癌の手術後合併症で見られることがあり。


■抗癌剤の副作用で最も見られやすいのはどれか。

1.肺塞栓症
2.呼吸抑制
3.骨髄抑制
4.食欲亢進
5.便秘

【正解】3
1(×)骨髄抑制から血小板減少となり出血が見られやすい。血栓症は一般的でない。 2(×)モルヒネなど麻薬性鎮痛薬に見られやすい。 3(○)骨髄抑制から貧血、感染、出血が見られやすい。 4(×)ステロイドの副作用で見られやすい。 5(×)下痢は製剤によって見られやすいが便秘は少ない。便秘はモルヒネ投与時に注意する。


■月経周期の黄体期において基礎体温上昇作用のあるホルモンはどれか。

1.エストロゲン
2.プロゲステロン
3.プロラクチン
4.副腎アンドロゲン
5.テストステロン

【正解】2
1(×)エストロゲンは乳腺発達や初経発来など。 2(○)排卵後の基礎体温を上昇させる作用がある。他に乳腺発達など。 3(×)乳汁分泌と母性行動がある。 4(×)女性において陰毛発生作用がある。 5(×)男性ホルモンの1つである。


■正常な月経周期の時、最終月経の初日を0日とするとその時の分娩予定日はどれか。

1.30週
2.35週
3.40週
4.45週

【正解】3
1?4.最終月経初日とは出血があった日でこの日が月経周期の初日となる。月経周期において出血があった日は客観的データとなるのでこの日を基準にしていることが多い。


■うつ病と最も関連が深いと考えられているものはどれか。

1.ドパミン
2.γ-アミノ酪酸
3.アセチルコリン
4.セロトニン

【正解】4
1(×)ドパミンの減少でパーキンソン病、ドパミンの変化で統合失調症の原因と考えられている。 2(×)神経伝達物質の1つで別名GABAともいい抑制系の作用がある。 3(×)脳内アセチルコリンの変化からアルツハイマー型認知症と関連があると考えられている。 4(○)うつ病の原因にセロトニンやノルアドレナリン減少が考えられている。近年セロトニンの作用を増強させるSSRIが使用されている。


■グリセリン浣腸施行時に最も適当な体位はどれか。

1.左側臥位
2.右側臥位
3.シムス位
4.立位

【正解】1
1(○)左側にはS字結腸があるため左側臥位にして浣腸液をなじませる。 2(×)禁忌ではないがすることは少ない。 3(×)シムス位は妊婦の安楽な体位で用いられる。 4(×)立位における浣腸は腸管穿孔の実例があるため禁忌である。


■ステロイド吸入を行う喘息患者に対する、使用後の服薬指導で正しいものはどれか.

1.消毒薬による手洗いをする。
2.入浴を禁止する。
3.塩分制限を行う。
4.うがいをする。
5.筋力トレーニングをする。

【正解】4
1(×)禁忌ではないが特に必要はない。 2(×)発熱している時入浴は禁忌となるが、ステロイド吸入の治療中は可能である。 3(×)浮腫がある場合は塩分制限を行うが、ステロイド吸入とは無関係である。 4(○)ステロイド吸入において口腔内カンジダの原因になるので使用後は嗽(うがい)をするように服薬指導する。 5(×)特に必要はない。骨粗鬆症の患者には必要である。


■脱水で低下するのはどれか。

1.中心静脈圧
2.レニン分泌量
3.血清総蛋白量
4.ヘモグロビン濃度

【正解】1
1.(○)中心静脈圧は右心房圧と右心房に流入する静脈圧を反映する。脱水により循環血液量が減少すると中心静脈圧は低下する。
2.(×)レニンは腎血流量の減少に刺激されて腎臓の傍糸球体装置から分泌され、レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系を発動させる。その結果、血圧が上昇し、循環血液量が増加する。脱水は腎血流量を減少させ、レニン分泌を上昇させる。
3.(×)脱水になると血液が濃縮され、血清総蛋白量は相対的に増加する。
4.(×)脱水になると血液が濃縮され、ヘモグロビン濃度は相対的に増加する。


■脂肪分解の過剰で血中に増加するのはどれか。

1.尿素窒素
2.ケトン体
3.アルブミン
4.アンモニア

【正解】2
1.(×)尿素窒素は血液中の尿素に含まれる窒素成分で、蛋白質が利用された後にできる。
2.(○)ケトン体は脂肪の分解により肝臓でできる。
3.(×)アルブミンはタンパク成分で、肝臓でつくられ分解される。
4.(×)アンモニアは蛋白質や尿素が分解され、腸で生成され肝臓などで処理される。


■抗利尿ホルモン(ADH)について正しいのはどれか。

1.尿細管における水分の再吸収を抑制する
2.血漿浸透圧によって分泌が調節される
3.飲酒によって分泌が増加する
4.下垂体前葉から分泌される

【正解】2
1.(×)尿細管における水分の再吸収を促進する。
2.(○)血漿浸透圧によって分泌が調節される。 
3.(×)血漿浸透圧の上昇によって分泌が増加する。
4.(×)下垂体後葉から分泌される。


■貪食を行う細胞はどれか。2つ選べ。

1.単球
2.赤血球
3.好中球
4.Tリンパ球
5.Bリンパ球

【正解】1,3
1.(○)血管から出るとマクロファージ(大食細胞)と呼ばれ貪食を行う。
2.(×)赤血球は酸素を運搬する働きがある。
3.(○)好中球は貪食作用の50~70%を担っているといわれている。
4.(×)Tリンパ球は細胞免疫を担う。
5.(×)Bリンパ球は液性免疫を担う。形質細胞へと分化し抗体を産生する。好中球による食作用を活性化させる。


■中耳にあるのはどれか。

1.前庭
2.蝸牛
3.半規管
4.耳小骨

【正解】4
1.(×)前庭は内耳にあり、頭の傾きを感知する。

2.(×)蝸牛は内耳にあり、音を感知する。

3.(×)半規管は内耳にあり、頭の回転を感知する。

4.(○)耳小骨は中耳にあり、鼓膜の振動を内耳に伝える。


■代謝性アルカローシスになるのはどれか。

1.嘔吐
2.下痢
3.腎不全
4.飢餓

【正解】1
1.(○)嘔吐では胃液中に含まれる酸が大量に失われるため、代謝性アルカローシスになる。
2.(×)下痢では腸液とともに重炭酸塩などの塩基が失われるため、代謝性アシドーシスとなる。
3.(×)腎不全では、老廃物としての酸化化合物や水素イオンが尿として排泄されず血液中に蓄積し、代謝性アシドーシスとなる。
4.(×)飢餓では体内の脂肪組織が分解・消費されるため、体内に脂肪酸が蓄積し、代謝性アシドーシスとなる。


■イレウスと原因の組合せで正しいのはどれか。

1.絞扼性イレウス-粘液水腫
2.単純性イレウス-腸捻転症
3.麻痺性イレウス-脊髄損傷
4.けいれん性イレウス-モルヒネの内服

【正解】3
1.(×)粘液水腫では、麻痺性イレウスを起こすことがある。
2.(×)腸捻転症は、腸がねじれてしまう疾患であり、絞扼性イレウスを生じる。
3.(○)脊髄損傷では、自律神経機能が失われ、麻痺性イレウスが生じる。
4.(×)モルヒネの服用では、麻痺性イレウスが生じる。


■脾機能亢進症でみられる所見はどれか。

1.貧血
2.低血糖
3.発汗過多
4.血小板数の増加
5.低カリウム血症

【正解】1
1.(○)脾臓は古くなった血球を破壊するため、機能亢進によって貧血が起こる。
2.(×)血糖値への影響はない。
3.(×)発汗への影響はない。
4.(×)古くなった血小板が破壊されるため、血小板数は減少する。
5.(×)赤血球の破壊によって赤血球内のカリウムが遊離し、高カリウム血症になる。


■原発緑内障について正しいのはどれか。2つ選べ。

1.眼球が突出する
2.眼圧が上昇する
3.瞳孔が縮小する
4.視神経が委縮する
5.眼底に出血がみられる

【正解】2,4
1.(×)眼球突出はバセドウ病の特徴である。

2.(○)隅角の閉塞で眼房水の排泄が妨げられると眼圧が上昇する。

3.(×)瞳孔に異常はない。

4.(○)視神経が眼圧によって圧迫され萎縮する。

5.(×)眼底出血はみられない。


■うつ病に最も関連が強い神経伝達物質はどれか。

1.ドパミン
2.セロトニン
3.グルタミン酸
4.アセチルコリン
5.γ-アミノ酪酸

【正解】2
1.(×)
2.(○)うつ病は気分や身体活動を活性化させるセロトニンやノルアドレナリンといった脳内神経伝達物質の減少によって引き起こされると考えられている。
3.(×)
4.(×)
5.(×)


■個別指導と比較したグループワークを用いた指導の利点はどれか。

1.参加者個々への助言がしやすい。
2.参加者の持つ体験を活用しやすい。
3.参加者との深い関係をつくりやすい。
4.参加者の目標達成度を評価しやすい。

【正解】2
1.(×)グループワークでは全員に共通する助言はしやすいが、個別性のある指導やプライバシーにかかわる個人的な助言はしにくい。
2.(○)グループワークでは参加者が体験を共有しやすく、お互いによい影響を及ぼしやすい一方、傷つけ合うなど望ましくない影響が発生することもある。
3.(×)グループワークでは参加者相互の交流や意見交換が中心に行われるため、看護師が参加者個々と深く関わることは難しい。
4.(×)グループワークは複数の参加者によって行われるため、参加者一人ひとりの目標達成度は評価しにくい。


■水銀式血圧計を用いた触診法による血圧測定で適切なのはどれか。

1.脈が触知されなくなったら50mmHg加圧する。
2.1秒に20mmHgの速さで減圧を開始する。
3.減圧開始後初めて脈を触知したときの値が収縮期圧である。
4.脈が触知しなくなったときの値が拡張期圧である。

【正解】3
1.(×)通常は脈が触知されなくなったら20mmHgくらいを限度に加圧する。
2.(×)減圧は基本的に1拍動1目盛り(2mmHg)である。
3.(○)収縮期血圧は、心臓の収縮期における最高値であり、減圧後脈を触れ始めた時点をさす。
4.(×)拡張期血圧とは、心臓の拡張期における最低値である。触診法では脈は最後まで触れるので拡張期血圧はわからない。


■尿失禁とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1.機能性尿失禁ー膀胱容量の減少
2.反射性尿失禁ー脊髄障害
3.切迫性尿失禁ー膀胱の過伸展
4.真性尿失禁 ー内分泌障害

【正解】2
1.(×)機能性尿失禁とは、排尿機能には問題はないが、ADLが低下しているためにトイレに間に合わず失禁してしまうことをいう。
2.(○)反射性尿失禁とは、膀胱に尿がたまると排尿をこらえることができず、反射的に排尿してしまうことをいう。脊髄損傷などでみられる。
3.(×)切迫性尿失禁とは、膀胱が過敏なために、少量の尿の貯留で強い尿意を感じ、失禁してしまうものをいう。
4.(×)真性尿失禁とは、括約筋の損傷などによって膀胱に尿が蓄えられなくなり、尿道から常に尿が漏れ出る状態をさす。


■麻痺すると猿手を生じるのはどれか。

1.総腓骨神経
2.橈骨神経
3.尺骨神経
4.正中神経

【正解】4
1.(×)下垂足になる。

2.(×)下垂手になる。

3.(×)鷲手になる。

4.(○)猿手になる。


■酸素を3l/分で吸入している患者。移送時に使用する500l酸素ボンベ(14.7MPa)の内圧計は4.4MPaを示している。使用可能時間(分)を求めよ。ただし、小数点以下の「数値が得られた場合には小数点以下第1位を四捨五入すること。

1.0
2.0
3.0
4.0

【正解】50
500:x=14.7:4.4  14.7x=500×4.4  x=2200/14.7≒149.6

149.6/3≒50(分)


■Aさん(68歳、女性)は70歳の夫と2人で暮らしている。6年前にパーキンソン病と診断された。現在、レボドパを1日3回内服している。ヤールの重症度分類ステージⅢで、要介護1である。夫が付き添い、神経難病専門クリニックに杖を使って通院している。特定疾患医療受給者証を持っているが、在宅におけるサービスは利用していない。

Aさんは足がすくんで転びやすくなったため受診したところ、レボドパの処方が増量になった。Aさんは「主治医から薬を1日4回飲むことになると説明を受けました。今までは何もなかったけど薬の副作用にはどんなものがありますか」と外来看護師に相談した。副作用の説明で正しいのはどれか。

1.難聴になることがあります
2.体が勝手に動くことがあります
3.低血糖を起こすことがあります
4.呼吸が苦しくなることがあります

【正解】2
2.(○)レボドパの副作用に、不随意運動がある。その他に嘔気、嘔吐、食欲不振・便秘、めまい、立ちくらみといった副作用もある。


■Aさん(68歳、女性)は70歳の夫と2人で暮らしている。6年前にパーキンソン病と診断された。現在、レボドパを1日3回内服している。ヤールの重症度分類ステージⅢで、要介護1である。夫が付き添い、神経難病専門クリニックに杖を使って通院している。特定疾患医療受給者証を持っているが、在宅におけるサービスは利用していない。

3ヶ月後。Aさんは入浴中に夫が見ている前で転倒したが外傷はなかった。その話を聞いた主治医から安全な入浴ができるように訪問看護師に依頼があった。訪問看護師が訪問時にアセスメントする項目で最も優先するのはどれか。

1.浴室の室温
2.ADLの日内変動
3.夫の入浴介助の様子
4.居室から浴室までの距離

【正解】2
1.(×)浴室の室温に関する情報は優先順位が低い。

2.(○)レボドパには薬理効果がみられる時間とみられない時間のムラがある。ADLの日内変動からそれを知り、体が動く時間帯に入浴する。

3.(×)夫の入浴介助方法も優先順位が高いが、まずは薬効(ADLへの効果)を知ることが大切である。

4.(×)居室から浴室までの距離に関する情報は優先順位が低い。


■Aさん(68歳、女性)は70歳の夫と2人で暮らしている。6年前にパーキンソン病と診断された。現在、レボドパを1日3回内服している。ヤールの重症度分類ステージⅢで、要介護1である。夫が付き添い、神経難病専門クリニックに杖を使って通院している。特定疾患医療受給者証を持っているが、在宅におけるサービスは利用していない。

Aさんは「家事は夫がしてくれて感謝しています。介護支援専門員とも相談しながら自宅で暮らしていきたいと思っています」と訪問看護師に話した。Aさんへの提案で最も適切なのはどれか。

1.訪問介護の利用
2.短期入所の利用
3.車椅子での室内移動
4.訪問リハビリテーションの利用

【正解】4
1.(×)夫が介護できているため、訪問介護は必要ない。

2.(×)夫が介護できており、本人も自宅で暮らしたいと話しているため、短期入所の必要はない。

3.(×)転倒に気をつけながら歩行を継続していく。

4.(○)足がすくんだり、転倒しやすくなっているため、訪問リハビリテーションを利用する。


■在宅医療が必要な患者の退院調整について適切なのはどれか。

1.医師が退院調整の決定権を持つ
2.退院調整は入院時から開始する
3.退院時に診療録を訪問看護師に渡す
4.退院前の訪問指導は診療報酬の評価の対象ではない

【正解】2
1.(×)患者・家族の希望を中心に、医療・福祉専門家がそれぞれの立場で意見を述べ合い、調整する。
2.(○)退院調整は、入院時から退院を見据えて開始される。
3.(×)退院前から訪問看護師との連絡調整を行う。
4.(×)退院前の訪問指導は診療報酬の対象となる。


■Aさん(75歳男性)は脳梗塞後遺症による右半身不全麻痺がある。妻と2人で暮らしている。Aさんは要介護3で、訪問介護と通所介護のサービスを利用している。今回、Aさんは誤嚥性肺炎で入院し、退院後に訪問看護が導入された。訪問看護師と介護支援専門員が連携して行う内容で優先度が高いのはどれか。

1.住宅改修の検討
2.Aさんの妻の介護負担の把握
3.肺炎予防に必要なケアの提供
4.訪問介護による生活援助内容の確認

【正解】3
1.(×)住宅改修に関しては、介護支援専門員と福祉住環境コーディネーターらが連携するのが適切である。
2.(×)妻の介護負担の把握は介護支援専門員が中心となって行う。
3.(○)肺炎予防には医療的な判断が必要になるので訪問看護師と介護支援専門員が連携して対応する。
4.(×)訪問介護による生活援助内容は介護支援専門員が中心となって確認する。


■嚥下障害を評価する水飲みテストで正しいのはどれか。

1.嚥下第3期を評価する
2.100mlの白湯を飲みほすのに要する時間を測定する
3.むせずに飲水できた場合には誤嚥はない
4.口角からの流出の有無を観察する

【正解】4
1.(×)水飲みテストは嚥下運動のうち、第1期(口腔期)と第2期(咽頭期)の機能を評価するものであり、第3期の食道期は評価の対象にはなっていない。
2.(×)水飲みテストでは、冷水3mlを嚥下する際の嚥下の有無、むせ、呼吸状態を評価する方法である。
3.(×)むせずに飲水できたとしても、誤嚥がないとは断定できない。
4.(○)嚥下運動のうち第1期を評価するために口角からの流出を確認することは適切である。


■右大腿動脈からの肝動脈塞栓術施行後の対応で適切なのはどれか。

1.右足背動脈を触知し拍動を確認する。
2.施行後24時間は絶対安静とする。
3.施行当日の発熱には抗菌薬が投与される。
4.鎮痛薬は肝臓への負担があるため使用できない。

【正解】1
1.(○)右大腿動脈の圧迫が循環障害を起こしていないか確認するために、右足背動脈を触知し拍動を確認する。
2.(×)施行後は止血が確認されるまで穿刺した右大腿の安静が必要だが、24時間の絶対安静は不要である。
3.(×)感染を予防するために抗菌薬は当日だけでなく数日投与する。
4.(×)鎮痛薬の使用は、肝機能に応じて判断される。


■1型糖尿病で正しいのはどれか。

1.経口血糖降下薬で治療する
2.やせ型よりも肥満型に多い
3.2型糖尿病よりも有病率が高い
4.高度のインスリン分泌障害がある

【正解】4
1.(×)1型糖尿病では、注射によるインスリンの補充が必要である。
2.(×)やせ型が多い。
3.(×)有病率は2型糖尿病患者が全糖尿病患者の95%を占めるのに対して、1型は5%程度である。
4.(○)ランゲルハンス島β細胞からのインスリン分泌は、枯渇してるかごく少量である。


■糖尿病末梢神経障害のため感覚障害のある患者へ足病変予防法で適切なのはどれか。

1.熱めの湯をかけて洗う。
2.なるべく素足で過ごす。
3.靴ずれしない靴を選ぶ。
4.爪は足しの先端よりも短く切る

【正解】3
1.(×)温度に対する感覚が低下しているため、熱めのお湯に気づかず、火傷を負う危険性がある。
2.(×)素足では足を傷つける危険性があるため、足を守り、異常を早期に発見するため綿製の白い靴下をはく。
3.(○)靴ずれなど小さな傷から感染症が拡大する危険性がある。
4.(×)足指を守るために爪は足指の先端の位置でまっすぐに切りそろえる。


■55歳の男性。痛風で加療中である。仕事上の付き合いで飲酒を伴う外食の機会が多い。指導で適切なのはどれか。

1.アルコールの摂取制限をする
2.短時間の激しい運動を奨励する
3.尿量の目標は1l/日以下とする
4.発作時は尿酸生成抑制薬の服用を促す

【正解】1
1.(○)アルコールには尿酸が含まれ、肝臓でのプリン体生成を促進する。
2.(×)激しい運動は血中の尿酸を増やすので気をつける必要がある。
3.(×)腎障害や尿路結石を予防するために、尿量を1日2l以上に保ち、尿の酸化防止のためにアルカリ性化薬を服用する。
4.(×)発作時にはインドメタシンなどの非ステロイド性消炎鎮痛剤を用いる。


■Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬入された。Aさんは顔面蒼白で、冷汗をかき、腹部を押さえている。一緒に来た妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけにはうなずきで答えている。

Aさんに直ちに行うべき処置はどれか。

1.導尿
2.摘便
3.膀胱瘻の造設
4.利尿薬の投与

【正解】1
1.(○)「普段から尿が出にくいにも関わらず、昨夜は排尿していない」ことから、尿閉が考えられる。ただちに導尿を行う必要がある。
2.(×)「便秘はしていない」という情報から、摘便の必要はない。
3.(×)膀胱瘻は、膀胱留置カテーテルを用いても排尿機能が維持できない場合に適用される。現段階でAさんに行う処置ではない。
4.(×)「尿が作られにくい」場合に利尿剤を投与するが、Aさんの問題は「尿が出にくい」ことにある。


■Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬入された。Aさんは顔面蒼白で、冷汗をかき、腹部を押さえている。一緒に来た妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけにはうなずきで答えている。

Aさんは、治療後、自力排尿が可能となったが、トイレまで間に合わずに少量の尿失禁を繰り返している。Aさんはトイレで排尿することを強く希望している。Aさんへの看護師の対応として最も適切なのはどれか。

1.トイレに近い病室に移動する。
2.水分の摂取を控えるよう説明する。
3.できるだけ尿意を我慢するように言う。
4.尿意はなくても、4時間ごとにトイレに行くよう勧める。

【正解】1
1.(○)トイレまで間に合うように、トイレに近い病室に移動する。
2.(×)水分摂取を制限すると、尿路感染や脱水の原因になる。
3.(×)ぎりぎりまで尿意を我慢すれば、ますますトイレまで間に合わなくなってしまう。
4.(×)Aさんは自然排尿が可能になっているので、尿意に応じてトイレに行くのが自然である。


■Aさん(74歳、男性)は、強い下腹部痛のため救急車で搬入された。Aさんは顔面蒼白で、冷汗をかき、腹部を押さえている。一緒に来た妻は、「夫はいつも尿が出にくい。夜は、3回はトイレに行くのに、昨夜は行かなかった。今朝もポタポタとしか出なかった。便秘はしていない」と話した。Aさんは4年前に脳梗塞になり、重い構音障害があるが理解力に問題はなく、身の回りのことは全部自分でできている。搬入時のAさんは、看護師と視線を合わせることができ、問いかけにはうなずきで答えている。

処置を終えたAさんは、治療のため入院した。Aさんとコミュニケーションをとるうえで適切なのはどれか。2つ選べ。

1.筆談用の文房具を準備する。
2.理解を助ける絵カードを準備する。
3.構音の間違いを直して練習させる。
4.補聴器や眼鏡の使用状況を妻に確認する。
5.問いかけはopen-ended question(開かれた質問)にする。

【正解】1,4
1.(○)構音障害があることから、筆談は適切である。
2.(×)Aさんは理解力には問題がない。
3.(×)構音障害を治そうとしても限界があり、Aさんにとってストレスとなる。
4.(○)74歳という年齢から、聴覚や視力を補うための方法を用いているかを確認する。
5.(×)構音障害があることから、「はい」「いいえ」で解答できる「閉じられた質問」を主体とする。


■人口の高齢化に関連した指標の説明で正しいのはどれか。

1.60歳以上の人口割合を高齢化率という
2.老年人口が35%を超えると超高齢社会である
3.高齢化社会から超高齢社会への所要期間を倍加年数という
4.生産年齢人口に対する老年人口の比を老年人口指数という

【正解】4
1.(×)65歳以上の人口割合を高齢化率という。
2.(×)超高齢社会とは、65歳以上の高齢者が占める割合(高齢化率)が21%を超えた社会のことである。
3.(×)倍加年数とは、高齢化率が7%を超えてからその倍の14%に達するまで の所要年数のことである。
4.(○)生産年齢人口に対する老年人口の比を老年人口指数という。 


■高齢者の看護に活用できる理論とその説明の組合せで正しいのはどれか。

1.離脱理論-高齢者の活動の権利を擁護する
2.生涯発達理論-高齢者が生産活動に関与することで老化に適応する
3.ストレングスモデル-高齢者の強みを援助者が見出す
4.マズローのニード論-高齢者が人生を振り返り意味を発見する

【正解】3
1.(×)離脱理論とは、老化に伴う社会からの離脱が自然な流れであると受容することが、良いことであるとする考え方をいう。
2.(×)生涯発達理論とは、人間は生涯発達し続けることを示した理論である。
3.(○)ストレングスモデルとは、できないことではなく、できることに注目して高齢者の支援を組み立てる方法をさす。
4.(×)マズローのニード論は、人間の欲求が生理的欲求から自己実現の欲求まで階層性であることを示している。


■Aちゃん(10歳、女児)は、両親と3人で暮らしている。発熱と顔色不良とを主訴に受診し入院した。血液検査データは、Hb7.5g/dL、白血球75,000/μL、血小板4万/μLであった。骨髄検査の結果、急性リンパ性白血病と診断された。医師が両親とAちゃんに対し、病名と今後の抗癌薬治療および入院期間について説明した。両親はショックを受けていたが現実を受け止め、今後の治療や入院生活について質問し、経済的な不安を訴えた。
両親に情報提供する社会資源として最も適切なのはどれか。

1.養育医療
2.自立支援医療
3.児童扶養手当
4.高額療養費制度
5.小児慢性特定疾病の医療費助成

【正解】5
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■Aちゃん(10歳、女児)は、両親と3人で暮らしている。発熱と顔色不良とを主訴に受診し入院した。血液検査データは、Hb7.5g/dL、白血球75,000/μL、血小板4万/μLであった。骨髄検査の結果、急性リンパ性白血病と診断された。医師が両親とAちゃんに対し、病名と今後の抗癌薬治療および入院期間について説明した。両親はショックを受けていたが現実を受け止め、今後の治療や入院生活について質問し、経済的な不安を訴えた。
Aちゃんは中心静脈カテーテルが挿入され、寛解導入療法が開始された。抗癌薬が投与された後、維持液が100mL/時間で持続点滴されている。Aちゃんは「点滴が始まってから何回もおしっこが出ている。点滴を止めてほしい」と話している。Aちゃんの訴えを受け止めた後のAちゃんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。

1.「体の中の水分が足りないから必要だよ」
2.「白血病細胞をやっつけるために必要だよ」
3.「ご飯があまり食べられないからご飯の代わりに必要だよ」
4.「やっつけた白血病細胞のせいで腎臓を悪くしないために必要だよ」

【正解】4
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■Aちゃん(10歳、女児)は、両親と3人で暮らしている。発熱と顔色不良とを主訴に受診し入院した。血液検査データは、Hb7.5g/dL、白血球75,000/μL、血小板4万/μLであった。骨髄検査の結果、急性リンパ性白血病と診断された。医師が両親とAちゃんに対し、病名と今後の抗癌薬治療および入院期間について説明した。
入院後4か月。Aちゃんは治療が順調に進み、退院して外来で維持療法を行うことになった。
今後、学校に通学する際のAちゃんと母親に対する説明で適切なのはどれか。

1.「体育は見学してください」
2.「授業中はお母さんが付き添いましょう」
3.「給食はみんなと同じものを食べてよいです」
4.「日焼めクリームを塗って登校してください」
5.「体育館での全校集会は参加しない方がよいです」

【正解】3
1.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
2.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。
3.(○)6か月の乳児が自分で頸部をぶつけるのは考えにくく、虐待が疑われる。
4.(×)乳児を心配する発言であり、虐待は疑われない。


■9歳の男児。全身の倦怠感を訴え来院。2か月前から口渇、多飲および多尿があった。受診時の検査では血糖388mg/d?(食後3時間経過)、HbA1c9.3%。動脈血液ガス分析は、pH 7.32、動脈血炭酸ガス分圧〈PaCO2〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO2〉85 Torr、HCO3? 12.0 mEq/Lであった。このときのアセスメントで適切なのはどれか。

1.急性糸球体腎炎
2.ケトアシドーシス
3.ネフローゼ症候群
4.喘息

【正解】2
1(×)急性糸球体腎炎では高血糖は見られにくい。 2(○)年齢は若年性で高血糖状態と重炭酸減少からⅠ型糖尿病の代謝性アシドーシスのケトアシドーシスが最も考えられる。 3(×)ネフローゼ症候群は蛋白尿と低蛋白血症、高度の浮腫や高コレステロールが診断基準になる。 4(×)喘息ではPaO2の低下がみられやすい。


■染色体異常と症状との組合せで正しいのはどれか。

1.ターナー症候群-高身長
2.クラインフェルター症候群-低身長
3.猫なき症候群?手指屈曲
4.ダウン症候群?筋緊張低下
5.18トリソミー症候群?蒙古様顔貌

【正解】4
1(×)ターナー症候群は23個の性染色体がXのみで、表現系は女性だが、女性生殖器が未熟である。身長は低身長で、高身長はクラインフェルター症候群である。 2(×)クラインフェルター症候群は23個目の性染色体がXXYで、表現系は男性だが、男性生殖器が未熟である。高身長が多い。 3(×)猫なき症候群は第五染色体の部分欠損であり、症状は猫に似た泣き声、発育不全、知的障害など。手指屈曲は18トリソミーでみられる。 4(○)ダウン症候群は筋緊張低下、心奇形、猿線、肉眼角贅皮などが見られる。 5(×)18トリソミーは心臓の奇形、特徴的な手指屈曲における外表奇形がみられる。蒙古様顔貌はダウン症候群でみられる。


■マタニティブルーズで正しいのはどれか。

1.出産後10日以内にみられる。
2.症状の消失には1か月以上を要する。
3.日本における発症頻度は約50パーセントである。
4.症状を認めた場合には母子を分離したケアが基本となる。

【正解】1
1.(○)出産後数日以内に涙もろさ、抑うつなどあり、2週間以内に消失する一時的な反応である。
2.(×)症状は数週間で改善する。1か月以上続くようであれば産後うつ病を考える 。
3.(×)欧米と比較し、発症は低く10%である 。
4.(×)疲労が強いときは一時的な母子分離も考えるが、基本的には、母子関係を促進させるために母児同室である。


■我が国における家族計画の意義で適切なのはどれか。

1.人口を抑制する。
2.母体の健康を守る。
3.性感染症を予防する。
4.避妊の知識を普及させる。

【正解】2
1.(×)人工抑制のために家族計画を実施している国もあるが、我が国の場合にはあてはまらない。
2.(○)妊娠・出産は母体への負担が大きいことから、母体の健康を守るために家族計画を実施することも含まれる。
3.(×)家族計画はカップル間で生殖家族をどのようにつくっていくかを考えることであり、性感染症の予防は含まれない。
4.(×)避妊の知識の普及は含まれない。


■骨粗鬆症で正しいのはどれか。

1.罹患率に男女差はない。
2.喫煙習慣はリスク因子である。
3.アルコール摂取とは無関係である。
4.プロラクチン分泌の低下で骨形成が抑制される。

【正解】2
1.(×)女性の罹患率の方が圧倒的に高い。
2.(○)喫煙習慣はリスク因子である。
3.(×)アルコール摂取、過激なダイエット、リンの過剰摂取などもリスク因子として指摘されている。
4.(×)女性ホルモンであるエストロゲンが、破骨細胞による骨破壊を抑制している。そのため閉経によってエストロゲンが減少すると、破骨細胞の活動が活発になり、骨粗鬆症の罹患率が高まる。


■女性の喫煙で正しいのはどれか。

1.ニコチンは胎盤を通過しない。
2.女性ホルモンの分泌を促進する。
3.20歳代の喫煙率は減少している。
4.妊娠中の喫煙で低出生体重児の出生率が上昇する。

【正解】4
1.(×)ニコチンは分子が小さいため胎盤を通過する。
2.(×)喫煙によって女性ホルモンの分泌が抑制され、月経不順や不妊、早期閉経などの率が高くなる。
3.(×)平成24年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、20歳代女性の喫煙率は12.3%で、年代別では40歳代が最も高い。
4.(○)妊娠中の喫煙で、低出生体重児、子宮内発育遅延、流早産、周産期死亡、常位胎盤早期剥離などが発生しやすくなっている。


■産褥期の生理的変化で正しいのはどれか。

1.胎盤娩出後にプロゲステロンが血中に増加し乳汁分泌が始まる。
2.初乳は成乳に比べ免疫グロブリンの濃度が高い。
3.子宮が非妊時の大きさに戻るのは分娩後約2週である。
4.月経の発来は授乳女性で分娩後平均8週である。

【正解】2
1.(×)胎盤娩出後にプロラクチンが増加し、乳汁分泌が始まる。
2.(○)初乳は成乳に比べ免疫グロブリン(特にIgG)が多く、新生児の細菌やウイルスに対する抵抗力を高めている。
3.(×)子宮が非妊時の大きさに戻るのに約10日かかる。
4.(×)分娩後8週で月経が発来するのは、授乳しない女性の場合である。授乳女性は乳汁分泌ホルモンであるプロラクチンがエストロゲン、プロゲステロンを抑制するため、月経の発来は分娩後平均12週と遅くなる。


■精神疾患の患者に対する心理教育について正しいのはどれか。

1.精神分析を実施する
2.家族関係が疾患の原因であることを説明する
3.症状が悪化するときのサインに気づけるよう指導する
4.状態に合わせて服薬量を自分で増減する方法を説明する

【正解】3
1.(×)療養生活を主体的に営むための技術を修得させる。

2.(×)心理教育の目的のひとつに家族の心理的安定がある。

3.(○)心理教育の目的のひとつとして再発の防止がある。

4.(×)心理教育の目的のひとつとして再発の防止がある。


■精神看護に関連する理論と理論化の組み合わせで正しいのはどれか。

1.現存在分析-フロイト,S
2.ストレス理論-シュナイダー,K
3.精神発達理論-オレム,D
4.患者看護師関係-ペプロウ,E

【正解】4
1.(×)フロイトは精神分析を創始した。

2.(×)ストレス理論はセリエによる。シュナイダーは統合失調症の一級症状を提唱した。

3.(×)精神発達理論はエリクソンによる。オレムはセルフケア理論。

4.(○)ペプロウは「人間関係論」を著した。


■Aさん(23歳、女性)は、大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。母親はAさんについて「中学時代までは成績優秀で手のかからないおとなしい子どもだった」と言っている。両親と妹との4人で暮らしている。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起きだして手を洗い、手の皮がむけてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、強迫性障害と診断された。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから本人の同意を得てその日のうちに任意入院となった。

入院後、Aさんとの話し合いで1日の手洗いの回数を決めたが毎日その回数を超えて手洗いを続けており、看護師が確認するといつも洗面所にいる。Aさんが回数を超えて洗面所で手洗いを続けているときの看護師の対応で適切なのはどれか。

1.決めた手洗い回数を増やす
2.回数制限を守れない理由を問う
3.洗面所から離れるよう誘導する
4.病棟は清潔であることを説明する

【正解】3
1.(×)強迫行為を促進させてしまう。

2.(×)理由は本人にも説明できない。

3.(○)さりげなく誘導して洗面所から離れるようにする。

4.(×)清潔だと分かっていても強迫行為が繰り返される。


■Aさん(23歳、女性)は、大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。母親はAさんについて「中学時代までは成績優秀で手のかからないおとなしい子どもだった」と言っている。両親と妹との4人で暮らしている。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起きだして手を洗い、手の皮がむけてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、強迫性障害と診断された。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから本人の同意を得てその日のうちに任意入院となった。

Aさんは、食事の時間以外は他の患者との接触を避け、病室で1人で過ごしている。妹が大学受験を控えていることもあり母親は毎日面会に来ることはできない。母親が来ない日には、Aさんとの関わりに心身ともに疲れ果てた母親が看護師に相談してきた。母親への対応として適切なのはどれか。

1.毎日の面会を勧める
2.Aさんの苦悩を代弁する
3.Aさんからの自宅への電話を制限することを約束する
4.看護師が同席してAさんと母親とが話し合うことを提案する

【正解】4
1.2.(×)Aさんの希望のみを尊重した関わりである。

3.(×)母親の希望のみを尊重した関わりである。

4.(○)Aさんと母親が落ち着いて話し合い、妥協点を見つけ出せるように援助する。


■Aさん(23歳、女性)は、大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。母親はAさんについて「中学時代までは成績優秀で手のかからないおとなしい子どもだった」と言っている。両親と妹との4人で暮らしている。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起きだして手を洗い、手の皮がむけてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、強迫性障害と診断された。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから本人の同意を得てその日のうちに任意入院となった。

入院後1ヶ月が経過した。Aさんはカーテンを閉め切って1人で過ごしていることが多いが薬物療法や認知行動療法による効果が認められ、手洗い行為はほとんどみられなくなった。主治医、Aさん及び家族で話し合った結果、1ヶ月後の退院を目指すことになった。退院するまでの期間に参加を勧めるプログラムとして適切なのはどれか2つ選べ。

1.回想法
2.森田療法
3.就労移行支援
4.家族心理教育
5.生活技能訓練(SST)

【正解】4,5
1.(×)回想法とは、高齢者に人生を振り返ってもらい、心理的安定や記憶力の改善をはかる治療法である。

2.(×)森田療法は、指示的な精神療法として強迫性障害の治療にも用いられるが、退院に向けたプログラムではない。

3.(×)就労はまだ早いと判断する。

4.(○)家族心理教育は、家族が患者が抱える問題にどうつきあい、どう対処したらいいかを教育するプログラムである。

5.(○)退院に向けた日常生活の技能訓練を行う。


■予防接種で正しいのはどれか。

1.小学1年生ではツベルクリン反応検査が行われる。
2.インフルエンザに使用されるのは生ワクチンである。
3.麻疹および風疹の予防接種には混合ワクチンが含まれる。
4.ポリオ〈急性灰白髄炎〉の予防接種は経口接種で行われる。

【正解】3
1.(×)平成18年度の法改正で結核予防法が廃止され、ツベルクリン反応検査は行われなくなってきている。BCGは予防接種法に移行され、生後1歳までにツベルクリン反応を確認せずに行う。
2.(×)インフルエンザワクチンは不活化ワクチンで勧奨接種である。
3.(○)麻疹と風疹は混合ワクチンで、接種機会も1期が生後12~24ヶ月、2期が5~7歳の2回あった。平成20年4月から平成24年までの5年計画で3期が中学1年生相当、4期が高校3年生相当も対象となっている。
4.(×)ポリオを予防するワクチンは、経口投与の生ワクチンと皮下注射の不活化ワクチンの2種類がある。2012年9月から皮下注射の不活化ポリオワクチンに切り替わった。


■ソーシャルサポートネットワークで正しいのはどれか。

1.個人の対人関係調整力
2.障害者の社会復帰訓練
3.社会福祉職の専門業務
4.社会的なつながりによる援助

【正解】4
1.(×)ソーシャルスキルのことである。
2.(×)リハビリテーションのことである。
3.(×)ソーシャルサポートのことである。
4.(○)ソーシャルサポートネットワークをさす。組織的に社会的に人々の生活を支援するシステムのことである。


■環境基本法で環境基準が規定されているのはどれか。

1.大気
2.振動
3.悪臭
4.照明

【正解】1
1.(○)大気、水、土壌、騒音について環境基準が規定されている。


■法律によって医療費の公費負担が認められる疾患はどれか。

1.クロイツフェルト・ヤコブ病
2.サルコイドーシス
3.劇症肝炎
4.肺結核

【正解】4
1.2.3.(×)特定疾患(難病)のひとつであり、医療費の補助制度が適用される。「制度」であり、「法律」ではない。

4.(○)感染症法によって結核医療費が公費負担されている。


■社会福祉に関係する職種とその業務についての組み合わせで正しいのはどれか。

1.精神保健福祉士-精神障害者保健福祉手帳の発行
2.介護支援専門員-居宅サービス計画の作成
3.介護福祉士-生活保護の認定
4.社会福祉士-要介護度の認定

【正解】2
1.(×)精神保健福祉士は、精神障害者の社会復帰に関する相談に応じたり、日常生活を送る上で必要な訓練その他の援助を行ったりする。
2.(○)介護支援専門員は、 要介護者・要支援者が適切なサービスを利用できるよう、市町村や居宅 サービス事業者などと連絡調整を行う。
3.(×)介護福祉士は、日常生活援助を必要とする人に介護を行ったり、その介護者に指導を行ったりする。
4.(×)社会福祉士は高齢者・障害者・児童などすべての領域を対象とした相談援助の福祉専門である。


■病院における医療安全管理体制で正しいのはどれか。

1.特定機能病院の医療安全管理者は兼任でよい
2.医療安全管理のために必要な研修を3年に1度行う
3.医療安全管理のための指針を整備しなければならない
4.医療品安全管理責任者の配置は義務付けられていない

【正解】3
1.(×)専任あるいは専従の医療安全管理者を配置する。
2.(×)対象やテーマに応じた研修を年複数回開催する。
3.(○)医療安全管理のための指針を整備しなければならない
4.(×)医療品安全管理責任者の配置が義務付けられている。


■午前6時30分、A県立病院の看護師は勤務中に突然、立っていられないほどの大きな揺れを感じた。病院の電源は自家発電に切り替わりA県北部を震源とするマグニチュード7の地震が発生したと院内放送があった。病棟看護師が発災直後に取る行動で最も優先するのはどれか。

1.病棟内の患者の安全確認
2.病院外への患者の避難誘導
3.水道・ガスの被害状況の確認
4.患者への病棟内は安全という通知

【正解】1
1.(○)何よりも患者の安全確認が優先される。
2.(×)
3.(×)
4.(×)


■午前6時30分、A県立病院の看護師は勤務中に突然、立っていられないほどの大きな揺れを感じた。病院の電源は自家発電に切り替わりA県北部を震源とするマグニチュード7の地震が発生したと院内放送があった。多くの疾病者が病院に運ばれてきた。医師の指示により看護師がトリアージを行った。誤っているのはどれか。

1.歩行できているか確認する
2.呼吸をしているか確認する
3.血圧を測定する
4.従命反応を見る

【正解】3
1.(○)トリアージは、歩行可能かどうか、呼吸数は、意識はあるかの3段階で判定する。
2.(○)トリアージは、歩行可能かどうか、呼吸数は、意識はあるかの3段階で判定する。
3.(×)血圧は判定に用いられない。
4.(○)トリアージは、歩行可能かどうか、呼吸数は、意識はあるかの3段階で判定する。


■午前6時30分、A県立病院の看護師は勤務中に突然、立っていられないほどの大きな揺れを感じた。病院の電源は自家発電に切り替わりA県北部を震源とするマグニチュード7の地震が発生したと院内放送があった。看護師はトリアージを待っている被災者の1人が床に倒れているのを発見した。看護師が最初に行う対応で適切なのはどれか。

1.自動体外式除細動器を装着する
2.呼びかけに対する反応を確認する
3.胸骨圧迫を開始する
4.大声で人を呼ぶ

【正解】2
1.(×)心停止が確認されればAEDを用いる。
2.(○)まず意識レベルの確認を行う。
3.(×)心停止が確認された場合、AEDを待たずにただちに行う。
4.(×)必要な情報収集・処置を行いながら大声で呼ぶ。


■政府開発援助〈ODA〉の説明で正しいのはどれか。

1.先進国の政府同士が援助しあう。
2.日本の政府の発展に関して他国から支援を受ける。
3.非政府組織〈NGO〉によって開発途上国を支援する。
4.政府または政府の実施機関によって開発途上国を支援する。

【正解】4
1.(×)
2.(×)
3.(×)
4.(○)ODAとは、政府または政府の実施機関によって開発途上国または国際機関に供与されるもので、開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立つために行う資金・技術提供による協力のことである。


■呼吸を促進させるのは次のどれか。

1.動脈血酸素分圧の上昇
2.動脈血pHの上昇
3.動脈血pH+濃度の上昇
4.動脈血二酸化炭素分圧の低下

【正解】3
1.(×)呼吸を抑制する。
2.(×)呼吸を抑制する。
3.(○)アシドーシスであるため、呼吸を促進させて、血液をアルカリ性にしようとする。
4.(×)呼吸を抑制する。


■肝硬変の門脈圧亢進による症状はどれか。2つ選べ。

1.羽ばたき振戦
2.黄疸
3.腹水
4.メズサの頭
5.クモ状血管腫

【正解】3
1.(×)肝機能の低下で体内のアンモニアを解毒できないために起こる、肝性脳症の症状のひとつである。
2.(×)肝機能の低下によりビリルビン代謝が阻害されて起こる。
3.(○)門脈圧が亢進し。血管からしみ出た漏出液によって腹水が生じる。
4.(○)門脈圧が亢進し、門脈内の静脈血が側副血行路のひとつである腹壁静脈に流れ込んで生じる。
5.(×)肝機能の低下により、エストロゲンの代謝が障害されて出現する。


■白血球数を増やすために用いられるのは次のどれか。

1.インターフェロン
2.コロニー刺激因子
3.エリスロポエチン
4.トロンボポエチン

【正解】2
1.(×)抗ウイルス性の蛋白質である。
2.(○)サイトカインの一つで、白血球の増殖、分化を調節する。
3.(×)赤血球の産生を促進するホルモンである。
4.(×)血小板の前駆細胞の増殖・分化に関与する。


■40歳以上、64歳以下の在宅療養者で、介護保険のサービスが利用できる疾患は次のどれか。

1.関節リウマチ
2.重症筋無力症
3.多発性硬化症
4.慢性心不全

【正解】1
1.(○)第2号被保険者(40歳~64歳)で、介護認定の対象となる、特定疾患に該当する。
2.(×)特定疾患に該当しない
3.(×)特定疾患に該当しない
4.(×)特定疾患に該当しない


■精神保健福祉法において、都道府県知事の命令が必要な入院形態は次のうちどれか。

1.措置入院
2.応急入院
3.医療保護入院
4.任意入院

【正解】1
1.(○)精神保健指定医2名が入院が必要と判断し、都道府県知事の命令があって入院が可能となる。
2.(×)指定医1人が入院が必要と判断し、本人・保護者の同意がなくても72時間に限り入院させられる。知事の命令は必要ない。
3.(×)指定医が入院が必要と判断し、保護者の同意も得られた場合に入院させられる。知事の命令は必要ない。
4.(×)患者自身の同意に基づく入院。


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