コラム
  • 公開日: 2015/4/7
  • 更新日: 2019/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

急性期病棟で培われるものとは?

実際はイメージと少し違う世界

急性期病棟と聞いて思い浮かぶのは、めまぐるしく変わる状況と、緊急度の高さからくる緊張感で大変そうというイメージがあるのではないでしょうか。 そんな過酷な世界で、患者さんの救急搬入や、急変に対する対応など、緊急対応が続く現場、急性期病棟。しかし、実際はそのイメージとは少し違う世界なのが、急性期病棟です。 そんな急性期病棟で培われるものといったら、計り知れません。

緊急度の高い患者さんに対応する急性期

日々、発症後間もない患者さんや、病状が不安定な患者さんがやってくる急性期病棟。救急搬入や急変対応など、急性期病棟の一日は忙しく過ぎていきます。そんな病棟で働く看護師は若手が多く、体力も時間も存分に業務に費やすことのできる人が多いのも特徴だといわれています。 そんな中、やはり緊急度の高い患者さんが多いこともあり、ちょっとした判断ミスや遅れが命取りに。疑問が生まれたら、その都度素早く確認して問題解決していく能力も問われる現場です。

急性期病棟で培われるものとは?

急性期病棟で働くことで、まず患者さんへの対応能力が培われるといわれています。 中には、意思疎通がうまくできない患者さんもいることから、言葉で伝えられない患者さんに対してどのように対処していくかが問われます。患者さんの顔色などを見て、少しの変化も見逃さない細かい洞察力が鍛えられることでしょう。 オペの件数も週に30~40件ほどもある職場もあるようで、立ち合う機会も必然的に増えます。オペに対する経験も大いに培うことができるでしょう。もちろん責任感も醸成されます。

情熱を注ぐ価値のある急性期病棟

とにかくスキルアップができ、短期間で多くの症例に触れられることから、経験を積むことができるのが急性期病棟の特徴です。肉体的にだけでなく、責任の大きさや緊張感、プレッシャーなどでハードな職場ですが、それだけにやりがいが大きいというメリットも。 一方、残業や夜勤が多く、急変対応などで忙しい傾向があるのはどうしても否めません。 それでも急性期病棟で働きたい理由は「ありがとう」という感謝の言葉が、何度言われても嬉しさとやりがいにつながるから。 特に急性期病棟にいる患者さんたちは制限が多いもの。そんな患者さんに、なぜその制限が必要なのかの理由を説明してあげるのが看護師の大事な役割です。きちんと説明して、患者さんに納得してもらえたら、それほど嬉しいことはないものです。

ハードだからこそ福利厚生が充実している場合も

急性期病棟はハードな職場ですが、小さい子どもがいるママナースでも働いている人は多くいます。院内保育所など、子育て支援サポートが充実している病院も。急性期病棟への転職も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

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編集 ナース人材バンク
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