まなび
  • 公開日: 2015/1/16
  • 更新日: 2018/12/13

看護師国家試験アプリ一斉模試問題 1月15日実施分

第104回看護師国家試験に向けての一斉模試を、ナース専科の国家試験対策アプリ上でおこないました。
1月15日の模試問題の一覧を公開します。
次回の模試は1月22日におこないますので、看護学生の方はぜひご参加ください。
アプリ上で模試に参加すると卒業年別の平均点がご覧いただけます。

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1月15日看護師国家試験一斉模試問題

■1日のエネルギー所要量が2,300 kcalの標準体型の40歳の男性。1日の脂肪摂取量で適切なのはどれか。

1.35g
2.55g
3.80g
4.100g

【正解】2
1.(×)日本人の食事摂取基準(2010年版)による脂肪エネルギー比率は30~49歳男性では25%である。2000Kcalでおよそ50gと覚えておくとよい。35gでは13.7%で少ない。
2.(○)成人では20%が下限、25%が上限とされ、55gは21.5%で適切である。
3.(×)80gは31.3%でとりすぎである。
4.(×)100gは39.1%でとりすぎである。


■中脳の姿勢反射を最も刺激する体位はどれか。

1.トレンデレンブルグ体位
2.セミファウラー位
3.背面開放坐位
4.腹臥位

【正解】3
姿勢反射とは、身体の空間的な位置は、前庭器官、頸部、網膜、皮膚などからの信号を脊髄や脳幹が統合して、身体の平衡をすばやく調節する反射をさす。背面開放座位とは、他の体位に比べ基底面積が狭く、平衡を維持するのが難しいことから中脳の姿勢反射を最も刺激する体位といえる。


■クリティカルシンキングで適切でないのはどれか。

1.看護過程のどの段階においても有効である。
2.物事を否定的にみる思考過程である。
3.問題解決的アプローチを可能にする。
4.看護研究に応用できる。

【正解】2
1.(×)クリティカルシンキングは事実と推論の区別やその根拠を吟味することができ、看護過程のどの段階においても有効である。
2.(○)クリティカルシンキングは物事を否定的にみるのではなく、むしろ自分の思考過程を批判的に論理的・多面的に検討することができる。
3.(×)クリティカルシンキングは問題に対する論理的な推論に役立ち、問題解決アプローチを可能にする。
4.(×)クリティカルシンキングは問題や目的、結果の妥当性などを検討するのに役立ち看護研究に応用できる。


■クリニカルパスで誤っているのはどれか。

1.典型的な経過を示す疾患に用いられる
2.医療者用と患者用の両方を作成する。
3.個々の患者の状態に応じて作成する。
4.標準的な治療・ケア計画を示す。

【正解】3
1.(×)典型的な経過をたらない疾患には用いられにくい。
2.(×)クリニカルパスは患者・医療者が同じ目標を持ち、同じ計画に沿って行われるものであり、医療者はもちろん、患者向けのパスを準備する。
3.(○)クリニカルパスは多数の患者に適応できるよう標準化されたものであり、個々の患者の状態に応じて作成するものではない。
4.(×)クリニカルパスは患者・医療者が同じ目標を持ち、同じ計画に沿って行われる標準的な計画である。


■穿刺と体位の組み合わせで正しいのはどれか

1.胸腔穿刺ー腹臥位
2.腹腔穿刺ー半座位
3.腰椎穿刺ー仰臥位
4.骨髄穿刺ー砕石位

【正解】2
1.(×)肋間を広げるように上肢を挙上した姿勢での座位で行う。
2.(○)
3.(×)側臥位で、エビのように背中を丸め、椎間を広げる。
4.(×)胸骨を穿刺する場合は仰臥位、腸骨を穿刺する場合は腹臥位をとる。


■酸素吸入濃度50~98%に最も適した器具はどれか。

1.鼻カニューレ
2.単純酸素マスク
3.ベンチュリーマスク
4.リザーバー付酸素マスク

【正解】4
1.(×)6l/分(酸素濃度約44%)以上の流量は鼻腔への刺激になるため、用いられない。
2.(×)酸素濃度を60%以上にすることは難しい。
3.(×)酸素濃度を設定することができる。酸素濃度24~50%の場合に用いられる。
4.(○)リザーバーシステムとは、呼気時に使われない酸素をリザーバーバッグにため、次の呼気時にそのたまった酸素を吸入する方法である。60%以上の高濃度酸素吸入に使われる。


■医療事故発生時の対応で適切でないのはどれか。

1.患者の安全の確保
2.事故に関わる物品の保全
3.発生状況の記録
4.発生部署内での解決

【正解】4
1.(×)患者の安全確保は、医療の最も基本的な要件の一つである。
2.(×)医療事故の原因および因果関係を明らかにするために、事故に関係する物品の保全は重要である。
3.(×)事故発生時の状況を詳細に時間を追って記録に残すことは必要である。
4.(○)医療事故の状況と背景について十分に調査を行い、再発予防、正しい原因究明を行い情報共有するためには当該部署のみでの解決は危険である。


■食事制限を守れない患者が「食べ過ぎたのは友人が夕食に誘ったからだ」と考える防衛機制はどれか。

1.反動形成
2.置き換え
3.合理化
4.退行

【正解】3
防衛機制とは、苦痛な感情を引き起こすような受け入れがたい出来事を受け流すために、無意識のうちにとる心理過程のことである。


■150kgf/平方センチメートル500L酸素ボンベの内圧計が90kgf/平方センチメートルを示している。この酸素ボンベを用いて2L/分で酸素吸入を行うことになった。使用可能な時間はどれか。

1.30分
2.45分
3.100分
4.150分

【正解】4
150(kgf/平方センチメートル):90(kgf/平方センチメートル)=500(L):X(L)、150X=45000、X=300(L) 300Lの酸素を2L/分で使用すると、使用可能な時間は300/2=150(分)


■500mlの輸液を2時間で行う指示が出された。1ml約20滴の輸液セットを用いた場合の1分当たりの滴下数はどれか。

1.約40滴
2.約60滴
3.約80滴
4.約100滴

【正解】3
1分あたりの滴下数を計算するには、まず用いる輸液セットですべての輸液を滴下した場合の滴下数を計算する。そして次に滴下時間(分)で割ればよい。


■器質的な異常はなく,尿意はあるが排尿できない患者に自然排尿を促す援助で適切でないのはどれか。

1.仙骨部の温湿布をする。
2.リラックスできる状態にする。
3.腹圧をかけられる体位にする。
4.膀胱に充満するまで我慢するように促す。

【正解】4
1.(×)膀胱脊髄中枢(S1~S4)からの知覚神経が支配する仙骨部の皮膚に温罨法を行うと反射的に排尿が起こることがある。
2.(×)膀胱平滑筋は副交感神経の支配を受けているため、リラックスさせて副交感神経を優位にさせることは自然排尿に効果がある。
3.(×)臥床した体位では腹圧をかけずらい。腹圧をかけらえる体位を整えることは重要である。
4.(○)膀胱内容量が600~800mlになると、疼痛を感じるようになり排尿が困難になりやすい。


■死後の処置で適切なのはどれか。

1.処置には家族を参加させない。
2.処置には死亡診断書が必要である。
3.腹部を圧迫して排泄物を排出する。
4.挿入中のチューブ類は束ねてガーゼで覆う。

【正解】3
1.(×)家族が死者と最期の別れをするという意味合いもあるため、希望があれば家族を参加させる。
2.(×)死亡診断書は死後の処置に必要な書類ではない。
3.(○)移動・移送時の排泄物の漏出を防ぐために、下腹部を圧迫して便や尿を排出させたり、心窩部を押して胃液を排出させたりする。
4.(×)挿入しているチューブはすべて抜去し、絆創膏で保護する。痛ましい印象を残さないようにする。


■開胸手術後の胸腔ドレナージの管理で正しいのはどれか。

1.水封室には滅菌精製水を入れる。
2.吸引圧は20cmH20以上とする。
3.水封室水面が動かないことを確認する。
4.排液ボトル内の水面はチュ一ブ挿入部と同じ高さに保つ。

【正解】1
1.(○)水封室は、排気・排液が逆流するのを防ぐために水を通しているので、滅菌精製水が望ましい。
2.(×)吸引圧は、10~15cmH2Oが適当とされているので、吸引圧が高すぎると先端がついて穿孔などにより出血を誘発する。
3.(×)水封室の水面を観察することは、エアーリークの観察にもなるので必要であるが、呼吸状況、体動によっても変動があるので、周囲の状況も含めた観察が必要である。
4.(×)胸腔ドレナージでは、胸腔内圧はわずかに陰圧に保たれていて、排液の水面がドレーン挿入部と同じ高さでは、陰圧が保たれにくくなり、吸引圧が低くなると持続吸引ができずに逆流の可能性も出てくる。


■採血法で適切なのはどれか

1.穿刺部位の約2cm上に駆血帯を締める
2.穿刺部位の外側から中心に向かって消毒する
3.駆血帯を締めてから2分以内に採血する
4.採血針を抜去後に駆血帯を外す。

【正解】3
1.(×)血液中に組織因子が混入するのを避けるため駆血帯は穿刺部位より7~10cm離す。
2.(×)消毒は穿刺部位の内側から外側に向かって行い、よく乾燥させる。
3.(○)静脈血のうっ血を防ぐために駆血後2分以内に採血する。
4.(×)針を抜く前に駆血帯をはずさないと、抜針後の出血量の増加や皮下血腫形成をまねく。


■アナフィラキシーショックに対して最も即効性があるのはどれか。

1.塩化カリウム
2.テオフィリン
3.アドレナリン
4.プレドニゾロン
5.硫酸マグネシウム

【正解】3
アナフィラキシーショックは、アレルゲンにIgEが関与して起こる即時型アレルギー反応のひとつであり、交感神経系の強い機能失調を伴う。末梢動脈が急激に拡張し血圧が低下し、重要臓器への血液が相対的に不足する。アドレナリンを投与して循環障害を防ぐ必要がある。


■成人のディスポーザブル120mlグリセリン浣腸で適切なのはどれか。

1.液の温度を50℃に温める。
2.カテーテルを6cm挿入する。
3.液を10秒かけて注入する。
4.注入後1分待ち排便を促す。

【正解】2
1.(×)直腸に刺激を与えるため、直腸温よりわずかに高い40~41℃に温める。
2.(○)S状結腸に当たらないように6~10cm挿入する。
3.(×)約30秒かけて注入する。
4.(×)3~5分待ち排便を促す。


■上部消化管造影を受ける患者への説明で適切なのはどれか。

1.検査前24時間は絶飲食である
2.発泡剤による蝎ッ気は我慢しない
3.検査後は下剤を服用する
4.検査後の白色の排便は異常である

【正解】3
1.(×)消化管を空にしておくために、検査前12時間を禁飲食とする。
2.(×)消化管造影法では、ガスで膨らませた消化管の粘膜にバリウムを薄く均等に付着させて撮影する(二重造影法)。発泡剤は胃を膨らませるために必要なので蝎ッ気は我慢する。
3.(○)造影剤として使用したバリウムは腸内でかたまり、便秘を起こしやすい。造影後は下剤と多量の水分を摂取してもらい、バリウムの排泄を促す。
4.(×)バリウムが排泄されはじめたら便の色は白色になるので異常ではない。


■成人の正常尿で正しいのはどれか。

1.尿比重が1.025である。
2.排尿直後は無色である。
3.1日尿量は400 mlである。
4.排尿直後にアンモニア臭がある。

【正解】1
1.(○)尿比重は、1.010~1.030である。
2.(×)排尿直後は、淡黄色~無色で無色とは限らない。
3.(×)1日尿量は、1000~1500mlで、一度に膀胱内にためることができる量が300~500mlである。
4.(×)尿成分である尿素が空気中の細菌によりアンモニアに分解されることで発生する。そのため、排尿直後の尿はあまり強くないのが正常である。


■セルフケア行動継続への援助で適切なのはどれか。

1.目標評価は看護師が行い患者に伝える。
2.達成可能な目標を看護師が立て患者に提示する。
3.行動の定着には習慣化が不可欠であることを伝える。
4.それまでの経験は捨て新たな方法で取り組むよう促す。

【正解】3
1.(×)患者自らが自己評価をすることが適切である。
2.(×)目標は患者自らが自己を客観化し安全・安寧・成長のために決断し行う。
3.(○)自己を評価・修正・行動してまた評価するといった取り組みによって継続する。
4.(×)それまでの患者に持っている有能性や強みを生かしていく。


■タッチングで正しいのはどれか。

1.看護者の身体を道具として用いる
2.対象者との非意図的な接触である
3.感情よりも認知に作用しやすい
4.身体的な安楽を図る効果はない

【正解】1
1.(○)タッチングとは手を握る、さする、なでるなどの身体的接触であり、非言語的コミュニケーションのひとつである。
2.(×)タッチングは援助を目的として用いられるものであり、看護の場で広く用いられている。
3.(×)タッチングは、不安や緊張を和らげるなど、感情面への効果が高いといわれる。
4.(×)タッチングは不安や緊張をやわらげ、精神的な安楽をはかるとともに、身体的な緊張を和らげ、安楽をはかることもできる。


■入浴の作用でないのはどれか。

1.温熱作用
2.浮力作用
3.圧反射作用
4.静水圧作用

【正解】3
1.(×)入浴の温熱作用により、血管が拡張し、血行が促進される。
2.(×)水中の浮力作用により、体が軽く、動かしやすくなる。
3.(○)圧反射作用とは、側臥位をとったときに体の上側の動きが促進されたり、上側の腋下温が上昇したりすることである。
4.(×)全身浴や半身浴で体を湯に入れると、湯に沈んだ体の部分が静水圧を受け、心拍数や呼吸数が増加する。


■長期間服用中、急に中止することによってショックをきたす可能性があるのはどれか。

1.消炎鎮痛薬
2.抗アレルギー薬
3.副腎皮質ステロイド
4.ペニシリン系抗菌薬
5.マクロライド系抗菌薬

【正解】3
1.(×)非ステロイド系消炎鎮痛薬が主流であり、急に中止してもショックは起こさない。
2.(×)抗アレルギー薬は伝達物質遊離抑制剤と個々の化学物質に作用する。
3.(○)ステロイドの長期服用によって副腎不全の可能性があり、急に止めるとショックを起こす危険性がある。
4.(×)ペニシリン系抗菌薬は細胞壁の合成を阻害する作用をもつ。耐菌の問題と酸に弱い欠点があり、重篤なアレルギー反応を起こす可能性がある。
5.(×)マクロライド系抗菌薬はグラム陽性菌に対する抗菌が強い。耐性の問題がある。


■経管栄養法における経鼻チューブ挿入で適切なのはどれか。

1.挿入時はファウラー位にする
2.咽頭部よりも先へ挿入する際は頸部後屈位にする
3.嚥下運動よりも速い速度で挿入する
4.胃内への挿入を少量の栄養物を注入して確認する

【正解】1
1.(○)経鼻チューブを挿入するときは、チューブがスムーズに挿入できるように座位またはファウラー位とする。
2.(×)頸部後屈位にすると、チューブが気管に入りやすくなり、危険である。
3.(×)チューブが咽頭部を通過したら、嚥下運動にあわせてチューブを挿入する。
4.(×)胃内へチューブが入ったかどうかを確認するには、気泡音を聴取するか、吸引により胃内容物が逆流するかどうかを確認する。


■運動障害のある患者の看護計画で教育的活動に挙げられるのはどれか

1.排便時にトイレへ車椅子で移送し介助する。
2.床上訓練開始前に関節可動域を測定する。
3.床上運動の方法を介助しながら説明する。
4.日常生活動作の主観的な改善度を聞く。

【正解】3
1.(×)援助活動にあたる。
2.(×)観察活動(情報収集)にあたる。
3.(○)介助が援助活動であり、説明が教育的活動である。
4.(×)観察活動(情報収集)にあたる。


■Aさんは,朝食と昼食が食べられず,夕食に梅干し1個でご飯を茶碗1/2食べた。日中に5%ブドウ糖500mlの点滴静脈内注射を受けた。Aさんのおおよその摂取エネルギーはどれか。

1.140kcal
2.180kcal
3.250kcal
4.330kcal

【正解】2
ご飯を茶碗1/2杯ということから80kcal,5%ブドウ糖を500mlということから100kcal(500×0.05×4kcal)。合計で180kcalとなる。


■看護における人間のとらえ方で適切でないのはどれか。

1.環境と相互作用する。
2.共通性と個別性をもつ。
3.身体と精神は互いに影響しあう。
4.生涯同じ速さで成長・発達する。

【正解】4
1.(×)人間は環境の影響を受ける一方で、環境を変化させている。人間と環境は互いに関わり合っている。
2.(×)人間は生物体として共通する特徴をもっているが、身体的特徴や性格、考え方などは個々に異なっている。
3.(×)精神的ストレスによって胃潰瘍が形成されたり、病気になることで気分が落ち込むように、身体と精神は互いに影響し合っている。
4.(○)人間の成長・発達の速度や段階は臓器によって異なり、急激に成長・発達する時期と緩慢な時期があり、生涯同じ速さで成長・発達することはない。


■傷病者のトリアージで適切なのはどれか

1.トリアージ担当者はトリアージのみに専念する
2.トリアージタッグの判定を示す色区分にしるしをつける。
3.治療を最優先するのは黒色のトリアージタッグである。
4.トリアージタッグは原則として傷病者の左手に装着する

【正解】1
1.(○)トリアージ担当者はトリアージ作業に専念し、原則として治療にはあたらない。
2.(×)トリアージタッグには黒・赤・黄・緑の区分がある。判定後は区分に応じた色が最下位になるようにタッグを切り取る。
3.(×)黒色のタッグは死亡を示す。トリアージは信号を同じように赤(最優先治療群:重症群)→黄(待機的治療群:中等症群)→青(保留群:軽症群)の順である。
4.(×)トリアージタッグは原則として傷病者の右手関節に装着する。


■前脛骨動脈の外出血に対する用手間接圧迫法の止血点で適切なのはどれか。

1.足背動脈
2.外踝動脈
3.後脛骨動脈
4.大腿動脈

【正解】4
1.(×)足背の中央部で受傷部よりも末梢にあり止血点としては不適切である。
2.(×)外踝にあり受傷部よりも末梢にあり止血点としては不適切である。
3.(×)内踝の突起から圧迫するが受傷部よりも末梢にあり止血点としては不適切である。
4.(○)受傷部より中枢の動脈であり適切である。


■心電図モニターの管理で適切なのはどれか。

1.電極はかぶれ予防シールの上に装着する。
2.双極誘導法では電極は3か所に装着する。
3.モニター類は仰臥位を保持する。
4.交流波形が出た時は力を抜くように促す。

【正解】2
1.(×)心電図モニターの電極は、皮膚と密着させ、電気抵抗を防ぐ必要がある。
2.(○)双極誘導法は陽極(+)、陰極(-)、アースの計3か所の電極を装着する。
3.(×)12誘導では、吸盤式の電極を使用するため仰臥位を保持するが、心電図モニターでは貼付式の電極を用いるために、特定の体位をとる必要はない。
4.(×)交流波形は、周辺の電気機器から別の電気が混入している場合にみられる。この場合、アース電極が正しく装着されているか、また他のME機器のアースが確実に設置されているか確認する。


■都道府県ナースセンターの事業はどれか。

1.無料での職業紹介
2.病院等への財政上の助成
3.看護師等確保推進者の設置
4.看護師等就業協力員の委嘱

【正解】1
都道府県ナースセンターは、平成4年に「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき設定され、都道府県の看護協会が都道府県知事の指定を受けて運営している。都道府県ナースセンターでは、ナースバンク事業、訪問看護支援事業等を実施している。


■ブレーデンスケールで評価するのはどれか。

1.褥瘡の深さ
2.褥瘡の広がり
3.褥瘡の好発部位
4.褥瘡発生の危険度

【正解】4
ブレーデンスケールは、褥瘡発生のリスクについて、「知覚の認知、湿潤、活動性、可動性、栄養状態、摩擦とずれ」の6要因から評価するものである。深さ、広がりを評価するものはDESIGN-R分類が使用される。


■入院中の患者が「最近,消灯後に寝付くまで30分くらいかかり,朝の検温で目が覚める。ずっと夢を見ていたような感じで,ぐっすり眠れたと思えない日が続いている」と言う。睡眠状態のアセスメントで適切なのはどれか。

1.入眠障害
2.中途覚醒
3.早期覚醒
4.熟眠障害

【正解】4
1.(×)入眠障害とは寝付くのに2時間以上かかる場合をさす。
2.(×)中途覚醒とは、寝付いた以降も夜中に2回以上目が覚めることである。
3.(×)早朝覚醒とは通常より2時間以上も早く覚醒してしまうことである。
4.(○)熟眠障害とは朝の覚醒時に熟眠を感じないことである。


■組合せで正しいのはどれか。

1.WHO憲章ー健康の定義
2.アルマ・ア夕宣言ー医学研究の倫理
3.ヘルシンキ宣言ーヘルスプロモーション
4.オタワ憲章ープライマリヘルスケア

【正解】1
1.(○)1946年にすべての人民の健康を増進し保護するための憲章である。
2.(×)1978年に行われたプライマリー・ヘルスケアに関する会議である。
3.(×)1975年、ヘルシンキで開催されたCSCE(全欧安保協力会議)の首脳会議で調印された合意文書の通称。ヨーロッパ各国の主権の尊重、経済・科学技術分野での協力、人権と諸自由の尊重などを内容とする。 
4.(×)1986年に第1回健康づくり国際会議において作成された、健康づくりのための提唱である 。


■A君(11歳)は、身長145cm、体重50 kgである。身長145cmの11歳男児の標準体重は38kgとする。A君の肥満度を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下を四捨五入すること。

1.0
2.0
3.0
4.0

【正解】32
肥満度(%)は、(実測体重-標準体重)/標準体重×100  (50-38)/38×100=31.5・・・≒32


■経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉で正しいのはどれか。

1.末梢の循環状態に影響されない。
2.動脈血酸素分圧と等しい値になる。
3.皮膚組織の色が測定値に反映される。
4.動脈血中の酸素不足を早期発見できる。

【正解】4
1.(×)血流が阻害されたり末梢循環が悪くなると正確に測定できない。
2.(×)動脈血酸素分圧とは血液酸素化能力の指標でSpO2は酸素化レベルを表し、等しい値にはならない。
3.(×)マニキュアのような透過光量に影響を与える色素には影響を受ける。
4.(○)酸素飽和度は身体に輸送される酸素量の指標の一つであり、充分な酸素を供給できているかの指標となる。


■健康の説明で適切なのはどれか。

1.地域や文化の影響を受けない。
2.時代を超えて普遍的なものである。
3.健康と疾病との関係は不連続である。
4.障害を持っていてもその人なりの健康がある。

【正解】4
1.(×)居住環境やコミュニティ、貧困の影響を受ける。
2.(×)WHO憲章が出されるまでは身体面が重視されていて、1946年に社会的側面を加えた健康概念が提唱された。
3.(×)厚生労働省の報告によると1998年WHO執行理事会で健康と疾病は別個のものではなく連続したものであるという意味の発言がなされている。
4.(○)WHOでは単に疾病または病弱の存在しないことではないと述べているので適切である。


■呼びかけに反応しない意識障害の患者に、痛み刺激を加えたところ、かろうじて開眼した。ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉による評価はどれか。

1.II-20
2.II-30
3.III-100
4.III-200

【正解】2
1.(×)II-20は、大声で呼びかけたり、強く揺すったりするなどで開眼するレベルである。
2.(○)II-30は、痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けると辛うじて開眼するレベルである。
3.(×)III-100は、痛みに対して払いのけるなどの動作をするレベルである。
4.(×)III-200は、痛み刺激で手足を動かしたり、顔をしかめたりするレベルである。


■結核菌の消毒に効果があるのはどれか。

1.エタノール
2.アクリノール
3.ベンザルコニウム
4.クロルヘキシジン

【正解】1
1.(○)結核菌にアルコールは有効

2.(×)アクリノールは結核菌には無効

3.(×)ベンザルコニウムは結核菌には無効

4.(×)クロルヘキシジンは結核菌には無効


■血圧測定で収縮期血圧が本来の値より高く測定されるのはどれか。

1.血圧計を床頭台に置いて測る。
2.幅の狭いマンシェットを用いる。
3.巻き上げた袖が腕を圧迫している。
4.減圧を10mmHg/秒で行う。

【正解】2
1.(×)血圧計を置く高さによって血圧が変化することはない。
2.(○)マンシェットの幅が狭いと余計に加圧しないと血流を阻止できない。そのため、血圧値が高く示される。
3.(×)袖が腕を圧迫していると前腕がうっ血してしまうため、収縮期血圧が低くなり。拡張期血圧が高く示されてしまう。
4.(×)10mmHg/秒と、速い速度で減圧すると、血圧が低く示される傾向がある。一般的には2mmHg/秒または2mmHg/拍の速さで減圧する。


■死亡後、硬直が始まる時間はどれか。

1.約15分
2.約2時間
3.約5時間
4.約8時間

【正解】2
1.(×)頭部射創による即死など特殊な強硬性死体硬直でみられる。
2.(○)死亡後の硬直は早期死体現象の一つで死後2、3時間で発現し30時間位まで持続してその後寛解する。
3.(×)死亡後の硬直は早期死体現象の一つで死後2、3時間で発現し30時間位まで持続してその後寛解する。
4.(×)死亡後の硬直は早期死体現象の一つで死後2、3時間で発現し30時間位まで持続してその後寛解する。


■身体の計測値とその評価目的の組合せで正しいのはどれか。

1.身長 – 脳の発育
2.体重 – 栄養状態
3.腹囲 – 内臓の発育
4.座高 – 筋肉の機能

【正解】2
1.(×)身長は成長ホルモンが関係していて、内分泌・代謝系の影響を受け筋骨の発育をみる。
2.(○)体重は栄養状態の評価の指標の一つで、それだけで栄養状態を知ることは出来ない。
3.(×)腹囲は国の特定健診では、メタボリックシンドロームの内臓脂肪型の肥満を発見する目的で使用されている。
4.(×)座高は学校保健法で定められているがその目的は明文化されていない。


■米国褥瘡諮問委員会〈NPUAP〉の分類で深達度がII度の褥瘡に対するケアで適切なのはどれか。

1.水疱はつぶす。
2.流水で洗浄する。
3.創面の乾燥を保つ。
4.局所のマッサージをする。

【正解】2
1.(×)深達度II度では、真皮内にとどまる深さで水泡~軽い潰瘍で感染はない。その水泡内には、創底部に存在する基底細胞が増殖、発育し急速に表皮化が進むので、水泡を破壊すると滲出液に含まれる炎症細胞が失われ感染リスクが高くなり表皮化も遅延する。
2.(○)創表面の異物や壊死組織を除去して湿潤環境を保ち治癒を促進させる。
3.(×)上皮化が進んだ皮膚が乾燥することで表皮剥離しやすいため、乾燥予防が必要である。
4.(×)マッサージで皮膚を摩擦したりずれを生じさせる負荷をかけない。


■腕からの採血時の駆血法で適切なのはどれか。

1.3分以上駆血する。
2.駆血してから手を握ってもらう。
3.刺入予定部位より末梢側を駆血する。
4.動脈の拍動が止まる強さで駆血する。

【正解】2
1.(×)1分以上巻いたままにすると血液凝固が起こり血液が組織に浸潤し血腫が形成されることがある。
2.(○)駆血してから拇指を中にして軽く握ってもらうと血管が浮き出しやすい。
3.(×)刺入部位よりも中枢側を駆血する。一般的に肘関節よりも10cm程度中枢側である。
4.(×)効果的な静脈血管怒張をもたらす駆血は、40mmHgと比較的低圧である。


■法的に診療所に入院させることのできる患者数の上限はどれか。

1.9人
2.19人
3.29人
4.39人

【正解】2
1(×)19人以下の患者を入院させるために施設を有しているものを診療所という。 
2(○)19人以下の患者を入院させるために施設を有しているものを診療所という。 
3(×)20人以上の患者を入院させために施設を有しているものを病院という。 
4(×)20人以上の患者を入院させために施設を有しているものを病院という。 


■全身浴と比較して半身浴で循環機能の負担が軽減される理由はどれか。

1.温熱作用
2.浮力作用
3.発汗作用
4.静水圧作用

【正解】4
1.(×)高温浴では入浴直後に一過性の血圧の激しい上昇があるので、循環機能に強い負担を強いることになる。しかし、微温湯であれば、入浴直後の血圧は低下する。

2.(×)水中では浮力によって体が軽くなり動かしやすくなる。浮力が循環機能に及ぼす影響は少ない。

3.(×)長時間の入浴は発汗を促進させ、血流量を減少させる作用があるが、全身浴と半身浴で作用に大きな差はない。

4.(○)静水圧作用とは、静止した水中に働く圧力のことで、水深が増すごとに上昇する。半身浴より全身浴の方が胸郭にかかる静水圧は大きくなり、循環機能への負担が増す。


■皮内注射の実施方法で適切なのはどれか。

1.注射針は23Gを用いる。
2.刺入角度は0度に近くして刺す。
3.針を約10mm刺入する。
4.抜針後その部位をマッサージする。

【正解】2
1.(×)注射針は26~27Gを用いる。
2.(○)注射針と刺入角度をほぼ平行にする。
3.(×)1~3mm刺入する。
4.(×)注射部位をマッサージしたり、強くこすったりしてはならない。


■麻痺すると猿手を生じるのはどれか。

1.総腓骨神経
2.橈骨神経
3.尺骨神経
4.正中神経

【正解】4
1.(×)下垂足になる。

2.(×)下垂手になる。

3.(×)鷲手になる。

4.(○)猿手になる。


■点滴静脈内注射500ml/2時間の指示があった。15滴で約1mlの輸液セットを使用した場合、1分間の滴下数で適切なのはどれか。

1.30
2.60
3.120
4.180

【正解】2
500mlの点滴を1ml15滴の点滴セットで滴下すると総滴下数は500ml×15滴で7、500滴となる。これを2時間(120分)で滴下した場合、1分間の滴下数は7,500滴÷120分で62.5滴となる。


■尿失禁とその原因の組合せで正しいのはどれか。

1.機能性尿失禁ー膀胱容量の減少
2.反射性尿失禁ー脊髄障害
3.切迫性尿失禁ー膀胱の過伸展
4.真性尿失禁 ー内分泌障害

【正解】2
1.(×)機能性尿失禁とは、排尿機能には問題はないが、ADLが低下しているためにトイレに間に合わず失禁してしまうことをいう。
2.(○)反射性尿失禁とは、膀胱に尿がたまると排尿をこらえることができず、反射的に排尿してしまうことをいう。脊髄損傷などでみられる。
3.(×)切迫性尿失禁とは、膀胱が過敏なために、少量の尿の貯留で強い尿意を感じ、失禁してしまうものをいう。
4.(×)真性尿失禁とは、括約筋の損傷などによって膀胱に尿が蓄えられなくなり、尿道から常に尿が漏れ出る状態をさす。


■酸素を3l/分で吸入している患者。移送時に使用する500l酸素ボンベ(14.7MPa)の内圧計は4.4MPaを示している。使用可能時間(分)を求めよ。ただし、小数点以下の「数値が得られた場合には小数点以下第1位を四捨五入すること。

1.0
2.0
3.0
4.0

【正解】50
500:x=14.7:4.4  14.7x=500×4.4  x=2200/14.7≒149.6

149.6/3≒50(分)


■水銀式血圧計を用いた触診法による血圧測定で適切なのはどれか。

1.脈が触知されなくなったら50mmHg加圧する。
2.1秒に20mmHgの速さで減圧を開始する。
3.減圧開始後初めて脈を触知したときの値が収縮期圧である。
4.脈が触知しなくなったときの値が拡張期圧である。

【正解】3
1.(×)通常は脈が触知されなくなったら20mmHgくらいを限度に加圧する。
2.(×)減圧は基本的に1拍動1目盛り(2mmHg)である。
3.(○)収縮期血圧は、心臓の収縮期における最高値であり、減圧後脈を触れ始めた時点をさす。
4.(×)拡張期血圧とは、心臓の拡張期における最低値である。触診法では脈は最後まで触れるので拡張期血圧はわからない。


■個別指導と比較したグループワークを用いた指導の利点はどれか。

1.参加者個々への助言がしやすい。
2.参加者の持つ体験を活用しやすい。
3.参加者との深い関係をつくりやすい。
4.参加者の目標達成度を評価しやすい。

【正解】2
1.(×)グループワークでは全員に共通する助言はしやすいが、個別性のある指導やプライバシーにかかわる個人的な助言はしにくい。
2.(○)グループワークでは参加者が体験を共有しやすく、お互いによい影響を及ぼしやすい一方、傷つけ合うなど望ましくない影響が発生することもある。
3.(×)グループワークでは参加者相互の交流や意見交換が中心に行われるため、看護師が参加者個々と深く関わることは難しい。
4.(×)グループワークは複数の参加者によって行われるため、参加者一人ひとりの目標達成度は評価しにくい。


■HBs抗原陽性の患者の血液が床頭台に付着していた。消毒に適しているのはどれか。

1.ポビドンヨード
2.消毒用エタノール
3.次亜塩素酸ナトリウム
4.クロルヘキシジングルコン酸塩(グルコン酸クロルヘキシジン)

【正解】3
1.(×)ポピドンヨードは消毒効果がない。
2.(×)消毒用エタノールは消毒効果がない。
3.(○)次亜塩素酸ナトリウムには消毒効果がある。ただし、金属の消毒に用いると腐食の危険性があるので注意する。
4.(×)クロルヘキシジングルコン酸に消毒効果はない。


■異常な呼吸音とその原因の組み合わせで正しいのはどれか。

1.連続性副雑音-気道の狭窄
2.断続性副雑音-胸膜での炎症
3.胸膜摩擦音-肺胞の進展性の低下
4.捻髪音-気道での分泌物貯留

【正解】1
1.(○)連続性副雑音(ぐうぐう、ヒューヒュー)は、気管支喘息などの気道狭窄でみられる。
2.(×)断続性副雑音(プツプツ)は、末梢気道や肺胞に水が貯留した時に、吸気時に聞かれる。
3.(×)胸膜摩擦音(ギューギュー)は、胸膜炎などで聞かれる。
4.(×)捻髪音(バリバリ)は、肺線維症などでみられる。


■学習の特徴について誤っているのはどれか。

1.環境の影響を受ける
2.報酬によって強化される
3.永続的な行動の変容である
4.情報の一時的な獲得である

【正解】4
1.(○)環境の影響を受ける。
2.(○)報酬によって強化される。
3.(○)永続的な行動の変容である。
4.(×)経験を伴わない「一時的な」情報の獲得は「学習」とはいわない。


■嚥下障害の患者に食事を再開する場合の開始食で適切なのはどれか。

1.プリン
2.こんにゃく
3.野菜きざみ食
4.コンソメスープ

【正解】1
1.(○)プリンは密度が均一で粘度もよく、口腔や咽頭を通過する際に変形しやすく適切である。
2.(×)こんにゃくは弾力性と固さがあり、口腔内でつぶすことができず気道につまり窒息する恐れもあるので不適切である。
3.(×)キザミ食はバラバラになりやすく開始時には不適切である。
4.(×)コンソメスープは汁物でむせやすいため不適切である。トロミをつけるなど工夫する必要がある。


■看護師の対応で適切なのはどれか。

1.多床室で、ベッド上で排便中の患者からのナースコールに「出ましたか」とインターホン越しに尋ねた
2.患者に病気の診断名について説明をしていた医師に緊急連絡が入り席を立ったので、代わりに説明した。
3.エネルギー摂取制限があるにもかかわらずケーキを食べていた患者から「これ1回だけだから誰にも言わないで」と言われたが、患者の許可を得て担当のスタッフに報告した。
4.高齢患者の家族から「自分で着替えなくなるから寝衣は換えないように」と言われたのでそのとおりにした。

【正解】3
1.(×)直接訪室して対応することが適切である。
2.(×)病気の診断は保健師助産師看護師法の業務にはなく不適切である。
3.(○)患者に必要性を述べて患者の問題として他のスタッフと共有することは適切である。
4.(×)家族に清潔の援助としての更衣の必要性を話し自立へのプランを立て家族の協力を得る。


■看護師が患者に行うタッチングについて適切でないのはどれか。

1.患者の価値観や社会的背景を考慮する。
2.患者の心理的状態で有効性が異なる。
3.看護師と患者の相互作用で成り立つ。
4.無意識に触れることである。

【正解】4
1.(×)患者の価値観や社会的背景を考慮して、タッチングの方法を選択する。
2.(×)患者の心理的状態によって有効だったり無効だったりする。
3.(×)看護師と患者間で情緒の交流が生じることで成り立つ。
4.(○)意識的に意図的に触れることである。


■消毒の際に、次亜塩素酸ナトリウムを用いるのが最も適切なのはどれか。

1.患者の創部
2.排泄後の金属製の便器
3.含嗽後に使用したタオル
4.膀胱留置カテーテルの先端

【正解】3
1.(×)次亜塩素ナトリウムは、生体の消毒には使えない。
2.(×)腐食してしまうので、金属の消毒には適さない。
3.(○)布、ガラス製品、陶器などの消毒に適している。
4.(×)ゴムやプラスチックは変質するおそれがある。


■点滴静脈内注射360MLを3時間で行う。 一般用輸液セット〈20滴/ML〉を使用した場合の滴下数はどれか。

1.18滴/分
2.36滴/分
3.40滴/分
4.60滴/分

【正解】3
3.(○)360(ML)×20(滴/ML)/60(分)×3(時間)=40滴/分


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