• 公開日: 2014/12/20
  • 更新日: 2018/12/13

手術、入院。この経験を、今後の看護に生かしたい

テーマ:立場逆転!ナースが「患者」になった時

患者になり体験した気持ち

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手術のために、系列病院へ入院

9月に半月板の手術の為に自分の病院の同系列の病院に入院した時に、自分の職業を看護師ということが伝わっており、お互いに気を使う面があり、ちょっと気疲れしてしまいました。

普段「看護」をする側なのに、「看護」をされる側に

特に手術前のバルーンをいれてもらったり、点滴をいれてもらう際に、相手の看護師の手技に疑問を抱いたところが沢山ありましたが、看てもらっている立場なので、相手の気を悪くすると入院中に自分が居づらくなるのが怖くて言えなかったり、夜勤などスタッフが少ない時は、自分も夜勤で働いて忙しいのを知っている為に、何か頼みごとをしたくても、今は忙しい時間だろうなと思い、何度もナースコール押すのをためらったので、医療従事者だからと知られてるがゆえに、色々言えずに我慢を強いられました。
看護師だからわかっているだろうと思われていたのか、病棟では説明が足りず不安に思う時もありました。

「変わりないですか?」という問いかけに違和感

そして、日勤で初めての検温の時は、ほとんどの看護師に、「変わりないですか?」と聞いてくるので、痛みがあるけど、昨日の痛みとあまり変わりないと言えば変わりないけど、足の痛みが有るので、言いたかったのですが、言いづらく、その日初めての検温では、「変わりないですか?」ではなく、「痛みの程度はどうですか?」など、具体的な事を聞いて欲しかった。
そしたら、痛みのこと言えたのにと思い、検温時の聞き方で、患者が言うのを我慢してしまうのだと、改めて感じたので、自分は検温での質問の仕方をキチンと考え具体的に聞いてみようと思いました。

たくさんのことに気づかされた

手術室に入って麻酔をかけるの時、麻酔にドキドキしていた私を、頭もとで手術室の看護師がいて、私と世間話したり、手術の進み具合等を説明してくれたり、常に話しかけてくれて、安心させてくれたことが一番嬉しかった思い出となりました。
今回入院してみて、嬉しいこと、嫌だったこと、色んな事に気が付いたので、自分も働くときに気をつけようと勉強になりました。

●執筆●ミニー さん
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