コラム
  • 公開日: 2014/7/25
  • 更新日: 2019/3/1

【連載】ナースの転職知恵袋

子供と関われる看護師の職場

子供好きなあなたへ

ぷくぷくのほっぺ、つぶらな瞳、太陽のような笑顔…子供の可愛さは無敵ですね。 ここでは、そんな可愛い子供達と関われる看護師の職場を、5つご紹介します。 接する相手が子供だからこそ難しい部分もありますが、病気を乗り越えて元気になっていく姿や、成長する過程を目の当たりにする中で、確かなやりがいを感じられるはずです。

子供と関われる5つの職場

小児科

小児科での看護師の業務は、他の診療科とほぼ変わらず、点滴・注射・医師の診察の補助などが主です。 ただし、注射を怖がる子供をなだめるといったメンタルケアや、保護者とのコミュニケーションが求められる点は、小児科特有と言えます。また、インフルエンザなどが流行る繁忙期には俄然忙しくなる点も、小児科の特徴です。 小児科には、風邪、アレルギー、ぜんそく、皮膚病など、内科系・外科系を問わず、あらゆる症状を訴える子供が訪れます。そんな彼らを看護する中で、様々な疾患の知識を身に付けられるでしょう。 小児科の給与は、月給20万円台後半~30万円ほどが平均のようです。 クリニックなど夜勤がない職場では、20万円台前半の所も。

NICU

NICUとは、「新生児集中治療室」の略称。その名の通り、早産児、極低出生体重児や、様々な疾患を持って生まれた新生児の治療・管理を、24時間体制で行っています。 看護師の主な業務は、新生児の沐浴や授乳、点滴、吸引、投薬などです。 NICUでのやりがいは、必死に生きよう、成長しようとする新生児を、サポートできること。 また、我が子を心配する保護者のメンタルケアを行いながら、家族の絆を深める過程に携われる喜びは、NICUの醍醐味と言えます。 ほとんどのNICUは夜勤があるため、子供と関われる職場の中では高給与。月給30万を超える場合も。

保育園

病院で働く場合と、保育園で働く場合との最大の違いは、「接する相手が病気ではない」こと。 保育園で働く看護師には、病気を治すこと以上に、病気を予防することが求められます。 そのために、園児の体調の観察や、感染症を予防するための衛生管理を、徹底的に行います。 また、保護者からの相談対応や、健康診断の日程調整、保健だよりの作成も看護師の重要な仕事です。 保育園で働くやりがいは、園児が成長する過程に関われる喜び。特に卒園式は、「ハイハイもできなかった子が、こんなに大きくなって…」と、感極まってしまうのだとか。 保育園は基本的に日勤のみで、土日祝が固定休の職場も多いです。 夜勤がないため給与は20万円前後と低めですが、自分の時間を大切にしながら働けます。

児童福祉施設

児童福祉施設とは、乳児院や知的障害児施設など、児童福祉法に規定されている計14の施設を指します。 児童福祉施設での看護師の主な業務は、病気の予防。施設内の衛生管理や、インフルエンザなどの予防法を伝える保健だよりを発行し、体調悪化を未然に防ぐことが求められます。 また、幼い子供や、障害を持った子供は、意思疎通が難しい場合もありますが、顔色や体調変化を日々観察する中で、些細な異変にも気づける観察力が身に付くでしょう。 児童福祉施設は夜勤がないことが多いため、給与は年収にして400万円前後。 高給与とは言えませんが、ワークライフバランスの良さを考えると、妥当と言えるのかもしれません。

小中学校・高校の保健室

看護師資格・経験を活かして、養護教諭になる道もあります。 小学校~高校の保健室では、健康診断の実施や怪我などへの応急処置、校内の衛生管理などが主な仕事です。いじめや学業などの悩みを抱えている生徒からの、相談に応じることも。 保育園と同じく、日勤のみで、原則土日休みなため、規則正しく働けるのが魅力。 公立学校の養護教諭として働く場合は、公務員としての待遇を受けられます。 ただし、学校保健室で働くには、看護師免許+養護教諭の免許が必要(私立は不要な場合も)な上、採用試験もかなりの高倍率であることは、認識しておきましょう。 こちらでは、看護師から養護教諭になる方法を解説してあります。

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編集 ナース人材バンク
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