ラウンジ

帰って来ても困る・・・

2014年05月24日

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とある老健で働いています。

原則としては入所期間は半年迄とはなっているのですが、1~2年入所している人はザラで、中にはそれ以上入所している人も居ます。どういう裏ワザを使っているのかは不明ですが。。。

まぁ一応「家族枠」的なものがあるので、職員の家族も何人かは入所していますが…。

入所している方々は当然ながら高齢者、しかも80代以上の方が9割近く占めています(これはどこも変わらないかと思いますが)

さて本来ならば、リハビリをして在宅に復帰する為の施設なんですが、いざ在宅へという話を相談員が家族へすると
「まだ自宅の改装が済んでいない」
「子供が小さいので面倒看れない」
「全員働きに出ているので面倒看れない」etc...と、家族もなんだかんだ理由をつけて、あからさまに拒否反応を示します。

要するに、家族の考えとしては「死なない程度に生きていてさえくれればいい」「でも、帰って来てもらっても困る」という本音がありありとしています。

施設に入所していて体調が悪化してくると、最低限の治療は行いますが、施設で出来る事には限界がありますし、酸素投与や点滴は病院に行くまでの間の最低限しか行えません(酸素は酸素ボンベではなくHOTの機械でMAX2~3リットル迄、点滴もソルデム1本~2本を単味でするくらいです。当然ながら、採血やレントゲンなどは、すれば施設の持ち出しになるので、行いません)

そこで、入院しますよと連絡しますが、家族は病気の心配よりも「病院は直ぐに出されるから、また、そちらに入所させてもらえますか?」という返事が返ってきます。

こちらとしても「いや、そればかりはその時の入所者数や待機している人の兼ね合いもあるので、何とも言えません。不明な点は相談員に相談して下さい」と答えますが、「いや、ここに入所してたんだから、退院したら、直ぐに入れてくださいよ」と、まるで、ババ抜きのババを押し付けあうが如くです。決して家で面倒を看るという発想は微塵もありません。

この掲示板を利用されている方々の中には、急性期や救急外来で昼夜を問わず、働かれている方、働かれていた方々が多数いらっしゃると思います。

でも、こういった家族の思いを知ってしまうと、病院に連れて行って皆様方に看護をして頂いているのが、本当に申し訳ないなぁと思ってしまいます。

皆様が一生懸命看護をなさっても、家族にしてみれば、いっそのこと、そのまま入院しててくれないかな、あるいは、また、施設に入ってくれないかなくらいにしか思っていない家族が多い現実に、何とも言えなくなってしまいます。

これって、私の働いている施設だけでなく、どこの施設(老健・特養など)でも同じなのでしょうか?






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桃の缶詰さんは純粋な方ですね。
私も長いこと老健に勤めています。
帰ってきては困る…
では、なぜなのか?
その言葉の奥にはどんな意味が隠れているのでしょうか?

例えば。
国は在宅へ…と動いていますが、現実はどうでしょう。
超高齢社会です。80歳以上の方のご子息も定年後の方々です。
その方々も、もしかしたら要介護者の可能性は高いです。
そして、そのまたご子息は?
そのような年代の方々をご両親や祖父母に持ち施設でも在宅でもお世話しながらご自身の家族である子供さんやお孫さんの面倒もしていることがほとんどです。
身辺の世話だけでなく金銭面も関わってきます。

そして、核家族の多い現実。
住居の問題だけではありません。
消費税だけでなく、今後上がっていく税金、医療費の一部負担額は今後もじわじわ上がっていくと思われます。
年末調整なんて戻りはなくなっていっています。
扶養控除も減額かなくなる方向のようです。
金銭面でも、10年、20年前より負担は大きくなってきています。

その現実を抱えた方々が多いのではないでしょうか?

何がそのご家族にとってより良い選択なのか?
私は老健はそのお手伝いをしているのも役割のひとつだと思っています。
老健は治療の場ではないので、できる処置も限られていますが、受診では画像診断は介護保険でできます。
自費でも必要なら採血もしていただきます。
入院もその方に必要だからする。

そして、一人籍が空けば入所の予約待ちの方もいらっしゃるし、入院した方が施設に帰ってくることができるかと言う心配も事実。
一定期間は籍があり再入所可能です。

私たちは看護や介護のプロです。
あらゆる生活背景があるご家族が、そのプロのチカラを借りている。
それだけの事。
でなきゃ、ご家族が倒れたり崩壊していたりするかもしれません。
もしかしたら、その今の距離間が必要なご家族もいると思います。
その環境だからこそ良い関係のご家族もいるでしょう。

切ない事実もありますが、見方を変えればそれも事実。
決して悪い面ばかりではありません。

物事、一方から見るのではなくて、多面体で捉えてみると、いろんなことが見えてきますよ。
Best
2014年05月26日

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